100年残る本と本屋をめざして。
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【新刊】『中くらいの友だち』Vol.1
¥1,100
【新刊】『中くらいの友だち』Vol.1 サイズ:A5、ソフトカバー 韓国を語らい・味わい・楽しむ雑誌、創刊号。
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【新刊】『カメラを止めて書きます』ヤン ヨンヒ
¥2,200
【新刊】『カメラを止めて書きます』ヤン ヨンヒ サイズ:四六変型判、 256ページ 価格:2000円+税 <概要> 家族を撮り続けることは 自分への問いかけ ドキュメンタリー映画『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』『スープとイデオロギー』の監督ヤン・ヨンヒによる書き下ろしエッセイ 人々はヤン ヨンヒについて「自分の家族の話をいつまで煮詰めているのだ。まだ搾り取るつもりか」と後ろ指をさすかもしれません。 しかし私ならヤン ヨンヒにこう言います。「これからもさらに煮詰め、搾り取ってください」と。 ヤン ヨンヒは引き続き煮詰め搾り出し、私たちはこれからも噛み締めなければなりません。 ――映画監督 パク・チャヌク (『JSA』『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』『お嬢さん』) ............. 「父の娘であること、兄たちの妹であること、女であること、在日コリアンであること、そのすべてから解放されたかった。家族にカメラを向けているのも、逃げずに向き合い、そして解放されたかったからである。(…)いくつもの手枷足枷でがんじがらめになっている自分が自由になるためには、自分にまとわりついているモノの正体を知る必要があった。知ってこそ、それらを脱ぎ捨てられるような気がしていた」 (本書より) 家族を撮ること――それは自分のバックグラウンドと広く深く向かい合うことだった。 映画監督ヤン ヨンヒが、自らの家族にカメラを向けた<家族ドキュメンタリー映画3部作>のビハインドストーリーや、撮り続けるなかで感じる想いを、率直な語り口で綴ったエッセイ。 ヤン一家の話を通して、日本と朝鮮半島が歩んできた道、<家族>、そして<わたし>という存在を、見つめるきっかけになる一冊。 「日本と朝鮮半島の歴史と現状を全身に浴びながら生きてきた私の作品が、人々の中で語り合いが生まれる触媒になってほしい。そして私自身も触媒でありたい。生きている限り、伝え合うことを諦めたくないから」 (本書より) 目次 はじめに 1.普通の人たち 猪飼野の女たち アメリカ人、日本人、朝鮮人 「親しかでけへんで」 食卓を挟んで 最後の家族旅行 「大きな写真機」を持って 「おばあちゃん、おじいちゃん、ありがとうございます」 父の古希祝い 残酷な質問 ウリ ヨンヒ チャッカジ 2.カメラを切って ソナの微笑み 小川の水、くねくねとどこへ行く 「この人は私のコモです」 ギターを弾く新しい母 必死の電話 最後の挨拶 毎日ちゃんと食べて、少しでも笑う 父の隣に添い寝して 3.すべての行為は祈り 記憶の糸を手繰り寄せるように 細胞に染み込んだ歌 母、二〇歳 もう一人の主人公 鶏スープを分けて食べる コノ兄の死 母の証言 忠誠の歌 七〇年ぶりの済州島 肖像画を下ろした日 送れない手紙 祈るオモニ
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<新刊>『韓国の「街の本屋」の生存探究』 ハン・ミファ(著/文)・渡辺麻土香(翻訳)
¥2,200
<新刊>『韓国の「街の本屋」の生存探究』 ハン・ミファ(著/文)・渡辺麻土香(翻訳) 四六判 284ページ 並製 価格:2,000円+税 <概要> 本屋が息づくと、その街が息づく── 韓国各地に個性的な街の本屋が誕生し「本屋巡り」が定着するほど注目を集める一方で、日々どこかで本屋が店を閉じている。 長年にわたり韓国の出版業界を見つめてきた著者が、奮闘する街の本屋の姿を中心に「本の生態系」を描き話題となったノンフィクション。 日本語版には出版ジャーナリスト石橋毅史を「案内人」に迎え、解説やオリジナルエピソードも収録。 夏葉社代表 島田潤一郎による寄稿も巻末に収録。 <店主コメ> 「こういう本屋本、読みたかった」
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<新刊>「ニューヨーク製菓店」 著者:キム・ヨンス(刊行:クオン)
¥1,320
SOLD OUT
<新刊>「ニューヨーク製菓店」 著者:キム・ヨンス(刊行:クオン) 価格:1200円 サイズ:12 x 0.9 x 16.8 <概要> 「私はこの小説だけは鉛筆で書くことにした。 どうしてそうしたのかはわからない。 ただそうしなければならないように思えた」 韓国金泉市のパン屋「ニューヨーク製菓店」の末っ子として生まれ育った、キム・ヨンスの自伝的小説。 お店を切り盛りする母、作家を目指す息子を見守る父、グローバル化の波が押し寄せる中で何度となく転機を迎えるニューヨーク製菓店…… この世から姿を消しても心の中を照らし続ける“灯り”に思いを馳せる、静かで温かな余韻の残る短編を、韓国語原文と邦訳を一冊にしてお届けします。
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<新刊>「ある夜」 著者:ユン・ソンヒ(刊行:クオン)
¥1,320
<新刊>「ある夜」 著者:ユン・ソンヒ(刊行:クオン) 価格:1200円 サイズ:12 x 0.9 x 16.8 <概要> 夜ごと「私」はキックボードで走る 不意の転倒で路上に身を横たえ 古希近い人生を想う 不慮の事故に遭った「ある夜」の出来事と、道端に横たわり助けを待ちながら回想した彼女の半生のエピソードを重ね合わせつつ、一人の女性の人生と心の機微を描き、金承鈺文学賞に輝いた短編。
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<新刊>「ハナコはいない」 著者:チェ・ユン(刊行:クオン)
¥1,320
<新刊>「ハナコはいない」 著者:チェ・ユン(刊行:クオン) 価格:1200円 サイズ:12 x 0.9 x 16.8 <概要> 迷路のようなベネチアの街を歩き ハナコの影を追う彼は 彼女の何を知っていたのか 出張先ベネチアで、かつて親しかった女友達の記憶を辿る二日間。 突如姿を消した「ハナコ」は、「彼」が作り出した幻想の女性像なのか、「彼」は果たして彼女自身を見ようとしていたのか――。 李箱文学賞受賞者作。
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<新刊>「うさぎと潜水艦」 著者:朴 範信(刊行:クオン)
¥1,320
<新刊>「うさぎと潜水艦」 著者:朴 範信(刊行:クオン) 価格:1200円 サイズ:12 x 0.9 x 16.8 <概要> かつて潜水艦には内部の酸素濃度を見極めるために、うさぎを乗船させていた。 うさぎが喘ぎ始めて6時間後には乗員たちの身も危ないことを察知するために…。 1978年に刊行された、朴範信の短編集の表題作。 軍事政権下のソウルを舞台に、車道を横断した罪で検挙された「私」をはじめ、軽犯罪者たちが裁判所へと連行されるバスの中での出来事が、当時の社会への批判精神を伴ってアイロニカルに描かれる。
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<新刊>「ダニー」 著者:ユン イヒョン(刊行:クオン)
¥1,320
<新刊>「ダニー」 著者:ユン イヒョン(刊行:クオン) 価格:1200円 サイズ:12 x 0.9 x 16.8 <概要> 孫の世話に明け暮れる68歳の「私」は公園で出会ったアンドロイド・ベビーシッターの青年ダニーから思いもかけない言葉を掛けられた。 ――「きれいですね。本当に」。 「李箱文学賞」「若い作家賞」をはじめ数々の文学賞を受賞した作家ユン・イヒョンが、近未来を舞台に「美しい愛になれなかった感情」を繊細に描いた短編。
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<新刊>「サパにて」 著者:パン ヒョンソク(刊行:クオン)
¥1,320
<新刊>「サパにて」 著者:パン ヒョンソク(刊行:クオン) 価格:1200円 サイズ:12 x 0.9 x 16.8 <概要> 一年に一度、タブーを超えた愛が許されるベトナムのラブマーケットを舞台に描かれる、愛の行く末。
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<新刊>「私たち皆のチョン・グィボ」 著者:イ ジャンウク(刊行:クオン)
¥1,320
<新刊>「私たち皆のチョン・グィボ」 著者:イ ジャンウク(刊行:クオン) 価格:1200円 サイズ:12 x 0.9 x 16.8 <概要> 死後にその名を知られるようになった伝説の画家、チョン・グィボ。 美術専門出版社の依頼で彼の評伝執筆に取りかかった「私」は、その足跡をたどって取材を重ねるうちに不思議な世界に迷い込む…… 原題<우리 모두의 정귀보>
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<新刊>「私の生のアリバイ」 著者: コン ソノク(刊行:クオン)
¥1,320
<新刊>「私の生のアリバイ」 著者: コン ソノク(刊行:クオン) 価格:1200円 サイズ:12 x 0.9 x 16.8 <概要> 「私は知らない。本当に、私がテリムについて知っていることはそれほど多くない。そして、私はテリムを知っている」 80年代の光州をともに過ごした旧友をめぐる4つの陳述。 社会から疎外された人々の姿と貧困の問題を見つめ続けたコン・ソノクが描く、様々なかたちの「愛」の有無。 原題<내 생의 알리바이>
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<新刊>「静かな事件」 著者: 李 聖和(刊行:クオン)
¥1,320
<新刊>「静かな事件」 著者: 李 聖和(刊行:クオン) 価格:1200円 サイズ:12 x 0.9 x 16.8 <概要> あれが私の人生の決定的な場面だったのではないだろうか――。 ソウルの再開発地区で過ごした少女時代を回想しつつ、忘れかけていた出来事や当時は気付けなかった感情をそっと取り出し、静かに見守る繊細な物語。
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<新刊>「宣陵散策」 著者:チョン ヨンジュン(刊行:クオン)
¥1,320
<新刊>「宣陵散策」 著者:チョン ヨンジュン(刊行:クオン) 価格:1200円 サイズ:12 x 0.9 x 16.8 <概要> 先輩から頼まれたアルバイトとして、自閉症の青年ハン・ドゥウンの世話を一日引き受けることになった主人公。 ハン・ドゥウンの行動に戸惑いながらも一緒に宣陵公園を散策していくうちに、二人の関係にも少しずつ変化が見られ……。 シンプルな文体ながら静かで深い余韻を残す短編を、韓国語の原文と邦訳の両方で楽しむことができる一冊。
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<新刊>「原州通信」 著者:イ ギホ(刊行:クオン)
¥1,320
<新刊>「原州通信」 著者:イ ギホ(刊行:クオン) 価格:1200円 サイズ:12 x 0.9 x 16.8 <概要> 国民的作家と、 大人になりきれず人生を彷徨う男との アイロニカルでユーモラスな邂逅。 ぼくの家の近くに作家の朴景利先生が引っ越してきた。 先生との関係を大げさに言いふらしたことがきっかけで、思わぬ役回りがぼくのもとに――。 文学界の異端児イ・ギホによる、ユーモアとウィットにあふれる作品。
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<新刊>「あの夏の修辞法」 著者:ハ ソンナン(刊行:クオン)
¥1,320
<新刊>「あの夏の修辞法」 著者:ハ ソンナン(刊行:クオン) 価格:1200円 サイズ:12 x 0.9 x 16.8 <概要> 経済発展が進みゆく70年代初頭の韓国の情景と、 貧しくも濃密だったあの頃の人間模様。 非情な現代都市に生きる人間の日常の裏面を、冷徹な観察者の目線で細密に描写するハ・ソンナンが、本格的な都市化へと向かう70年代初頭の韓国の姿を、自らの分身とも思える少女の目を通して描き出した作品。
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<新刊>「遠足」 著者:チョン ソンテ(刊行:クオン)
¥1,320
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<新刊>「遠足」 著者:チョン ソンテ(刊行:クオン) 価格:1200円 サイズ:12 x 0.9 x 16.8 <概要> 幸せそのものに映るある休日の風景。 何気ない日常のなかに密やかにひそむ家族の不安。 生意気盛りの息子とおしゃまな娘。海外出張に忙しい夫としっかり者の妻、そして妻の母。 一見満ち足りてみえつつ、日々のいらだちや明日への不安と静かに戦う日常。 何気ない日常の一片に眼差しをむけたホームドラマ。
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<新刊>「風船を買った」 著者:呉 永雅(刊行:クオン)
¥1,320
SOLD OUT
<新刊>「風船を買った」 著者:呉 永雅(刊行:クオン) 価格:1200円 サイズ:12 x 0.9 x 16.8 <概要> 不安と怖れに向き合う男と女。 深い喪失や苦しみから見えてきたたしかな希望。 哲学研究者であるものの現実に馴染めない「わたし」とパニック障害を抱える青年J。 不安や苦しみを抱きかかえたまま他者や自分自身との和解に至る過程を描き、共感を呼び起こす作品。
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<新刊>「夜よ、ひらけ」 著者:チョン ミギョン(刊行:クオン)
¥1,320
<新刊>「夜よ、ひらけ」 著者:チョン ミギョン(刊行:クオン) 価格:1200円 サイズ:12 x 0.9 x 16.8 <概要> 失敗を知らない孤高の天才が抱えた歪んだ欲望と不安、 やがて迫りくる人生の破局。 成功した映画監督の「僕」が、ノルウェーに住んでいる旧友Pを約十年ぶりに訪ねて行く三日間を通し、人間の歪んだ欲望と不安、突然迫ってくる人生の破局を描き出した、チョン・ミギョンの代表作。 原題<밤이여, 나뉘어라>
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<新刊>「オルガンのあった場所」 著者:シン・ギョンスク(申京淑)(刊行:クオン)
¥2,750
<新刊>「オルガンのあった場所」 著者:シン・ギョンスク(申京淑)(刊行:クオン) 価格:2500円 サイズ:四六判 <概要> 悲しみではなく美しさを、拘束ではなく自由であることを 冷笑ではなく憐れみであることを、倒れることではなく起き上がることを 恋人との逃避行を前に故郷の村に帰った「私」が、幼い頃家族に起きた出来事や揺れる思いを彼に綴った書簡形式の表題作をはじめ、百編余りの短編からシン・ギョンスク自身が「胸の内をすべて見せるように」選んだ七編を収録。 ここに登場するのは、さまざまな傷を負い、あるいは困難な状況に直面する人たちだ。 彼らの悲しみ、苦しみに寄り添い、人を愛することの切なさを情感豊かに描く美しい物語が静かに、熱く、胸を打つ。
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〈新刊〉『茶をうたう』(クオン)
¥6,380
〈新刊〉『茶をうたう』(クオン) サイズ:ハードカバー 頁: 価格:5800円+税 〈概要〉 『韓国茶文化千年』に収録された名詩文48編、初邦訳! 韓国における茶関連文献を、漢文古典に精通した専門家らが整理編纂した『韓国茶文化千年』(全7巻・韓国トルベゲ社刊)。時代や身分を超えて茶とその文化を詩にした文人の精神世界を通して、昔の韓国人が持っていた茶の文化を現代に伝えています。 本書『茶をうたう』は『韓国茶文化千年』から48編の漢詩や伝統の歌を抜き出し、五つのテーマに分けて整理、翻訳しました。高麗時代から近代まで、朝鮮の文人たちが残した歌の数々を辿ることで、連綿と愛されてきた茶の世界が鮮やかに蘇ります。 詳細な訳注・解説と美しいモノクローム写真の数々を多数収録しており、研究資料としてはもちろん、一般愛好家の方が韓国の茶文化を深く味わうのにもぴったりの一冊です。 目 次 序 韓国における伝統茶の文化との出会い/朴光賢(東国大学教授) 一 茶を説く 二 茶を吟ず 三 茶を愛す 四 東アジア往来 五 散文・民謡 あとがき 朝鮮の茶の文化とその精神/中沢けい(作家) 序「韓国における伝統茶の文化との出会い」より 「茶は単なる喉の渇きを癒すための飲料ではなく、観賞し、精神修養などを求めるための媒体だった。(…)昔の韓国人は茶を通じて愛と友情などあらゆる喜怒哀楽を交わし合いながらそれを詩文で表現した。喫茶は詩となり、詩作は喫茶を誘った。茶を賞美し茶を分かち合うことで思考と感情を分かち合えた。その時代を貫通する韓国人の心がこの本に紹介された詩文の中には溶けこんでいる。この本によって、日本の読者が少しでもその心を観賞する機会に出会いうることを期待する次第である」 (版元サイトより引用)
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〈新刊〉『たそがれ』ファン・ソギョン(クオン・新しい韓国の文学シリーズ22)
¥2,750
〈新刊〉『死の自叙伝』キム・へスン(クオン) サイズ:四十六版、ソフトカバー 頁: 価格:2500+税 〈概要〉 「わたしたちはいったい 何を間違えてしまったのでしょう」 取り返しのつかない過去を思いつつさまよう人々の叫びと祈りの物語 1960年代以降、大学進学によって貧しさから脱け出し、軍事政権による開発経済の恩恵を受け、建築家として成功した初老の男性。 急速な発展の結果として拡大した現在の格差の中で、多くをあきらめながら苦しい生活を送る劇作家の若き女性。 持てる者が失わなければならなかったものは何か。 持たざる者がなお手放さないものは何か――。 韓国文学を代表する作家 黄晳暎が 現代社会に生きる人間の魂の痛みを静かに描き出し、 2019年国際ブッカー賞の候補作にも選ばれた中編小説。 著者:黄晳暎〔ファン・ソギョン〕 1943年満州長春生まれ。東国大学哲学科を卒業。 高校在学中に『思想界』新人文学賞を受賞。 短編小説「塔」が1970年朝鮮日報新春文芸に当選し、本格的な作家活動をはじめた。 世界各地で多くの作品が翻訳、出版されており 日本ではこれまでに『懐かしの庭』(2002年)、『客人』(2004)、 『パリデギ─ 脱北少女の物語』(2008年、以上岩波書店)、 『モレ村の子どもたち』(2019年、新幹社)『囚人 黄晳暎自伝』(2020年、明石書店)などが刊行されている。 翻訳:姜信子 1961年、神奈川県生まれ。著書に『棄郷ノート』(作品社)、 『ノレ・ノスタルギーヤ』『ナミイ!』『イリオモテ』(以上岩波書店)、 『生きとし生ける空白の物語』(港の人)、『平成山椒太夫』(せりか書房)、 『現代説経集』(ぷねうま舎)など多数。 訳書に、カニー・カン『遥かなる静けき朝の国』(青山出版社)、 李清俊『あなたたちの天国』(みすず書房)、 ピョン・ヘヨン『モンスーン』(白水社)、鄭靖和『長江日記』(明石書店)。 共訳にホ・ヨンソン『海女たち』(新泉社)、ソ・ミョンスク『オルレ』(クオン)など。 編著に『死ぬふりだけでやめとけや 谺雄二詩文集』(みすず書房)、 『金石範評論集I』(明石書店)など。 2017 年、『声 千年先に届くほどに』(ぷねうま舎)で鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞。 翻訳:趙倫子 1975 年、大阪府大東市生まれ。韓国語講師。パンソリの鼓手および脚本家。 創作パンソリに「四月の物語」「ノルボの憂鬱」「海女たちのおしゃべり」。 共訳にホ・ヨンソン『海女たち』(新泉社)。 (版元サイトより引用) *おまけ* 店主竹田とライター田中による読書会の模様もあります。 https://note.com/cuon_cuon/m/m5fbb7f819184
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〈新刊〉『死の自叙伝』キム・へスン(クオン・新しい韓国の文学シリーズ21)
¥2,420
SOLD OUT
〈新刊〉『死の自叙伝』キム・へスン(クオン) サイズ:四十六版、ソフトカバー 頁: 価格:2200+税 〈概要〉 韓国フェミニズム詩の旗手・ 金恵順 (キム・ヘスン )が<詩壇のノーベル賞>と称されるカナダのグリフィン詩賞をアジア人女性として初めて受賞した詩集『 死の自叙伝 』 。 光州民主化抗争やセウォル号事件など権力の暴力や怠慢によってもたらされた死、そしてすべての無念な死に捧げた 49 篇には、奇抜なイメージ、スピード感、時にグロテスクですらある力強さが存分に発揮されている。 本作と響き合う長詩「リズムの顔」も巻末に収録。 【著者:金惠順(キム・へスン)】 1955年慶尚南道蔚珍生まれ。詩人、評論家、ソウル芸術大学文芸創作科教授。文学博士。 1979年に詩人として出発して以来、韓国フェミニズム詩人の代表走者として活躍。これまでに十数冊の詩集 と 詩論集が刊行されており、日本でも文芸誌で作品が紹介されてきた。 金洙暎文学賞、素月詩文学賞、未堂文学賞、大山文学賞を受賞し、『死の自叙伝』英語版によって2019 年グリフィン詩文学賞(The Griffin Poetry Prize)を受賞した。 【訳者:吉川凪】 仁荷大学国文科大学院で韓国近代文学専攻。文学博士。 著書に『朝鮮最初のモダニスト鄭芝溶』、『京城のダダ、東京のダダ─高漢容と仲間たち』、訳書として『申庚林詩選集 ラクダに乗って』、呉圭原詩選集『私の頭の中まで入ってきた泥棒』、チョン・ソヨン『となりのヨンヒさん』、朴景利『完全版 土地』、崔仁勲『広場』、李清俊『うわさの壁』などがある。 キム・ヨンハ『殺人者の記憶法』で第四回日本翻訳大賞受賞。 (版元サイトより引用) *おまけ* 店主竹田とライター田中による読書会の模様もあります。 https://note.com/cuon_cuon/m/m5fbb7f819184
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〈新刊〉『黒山』キム・フン(クオン・新しい韓国の文学シリーズ20)
¥2,970
〈新刊〉『黒山』キム・フン(クオン) サイズ:四十六版、ソフトカバー 頁: 価格:2700+税 〈概要〉 100年もの間続いた、朝鮮の天主教迫害。 その時代に生きた人々の欲望と絶望、そして希望 1800年代、天災による飢餓や疫病が蔓延していた頃、朝鮮王朝による天主教(ローマ・カトリック)信徒への迫害は凄惨を極めていた。 拷問で殺された三兄弟の生き残りで黒山(フクサン)島に流刑となった学者、無学ながら教えに惹かれる馬子、汁飯屋の寡婦、元宮女、船頭、黒島の少年、背教者…… 埋もれていた史実にこだわり、膨大な資料をもとに虚構を織り交ぜながら、人間たちの切実な生の営みを描く。 韓国を代表する作家、金薫による歴史小説の真骨頂。 【著者:金薫(キム・フン)】 1948年ソウル生まれ。 高麗大学政治外交学科に入学後、英文学科に転科。その後中退し、韓国日報に入社。 以降、数々のメディアで記者として長く活動した。『文学紀行』(朴来富との共著)などの初期のエッセイ作品に続き1995年に発表された『櫛目文土器の思い出』から小説に軸を移し始める。 韓国で百万部を超えるヒットとなった『狐将』(新潮社、2005年)をはじめ歴史を小説の題材にすることが多く、独特の筆致と重厚な世界観で読者を魅了している。 他の代表作に短編「化粧」(2001年、李箱文学賞受賞作)、長編『南漢山城』(2007年、映画「天命の城」原作)、エッセイ集『鉛筆で書く』など。 【訳者:戸田郁子】 韓国仁川在住の作家、翻訳家。 1983年に韓国に留学し近代史を学ぶ。 中国ハルビンに留学後、中国朝鮮族を取材。 著書に『80年前の修学旅行』(韓国・土香)、『中国朝鮮族を生きる 旧満州の記憶』(岩波書店)、『ふだん着のソウル案内』(晶文社)など。 仁川の旧日本疎開に「仁川官洞ギャラリー」を開いた。 (版元サイトより引用) *おまけ* 店主竹田とライター田中による読書会の模様もあります。 https://note.com/cuon_cuon/m/m5fbb7f819184
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〈新刊〉『ショウコの微笑』チェ・ウニョン(クオン・新しい韓国文学シリーズ19)
¥2,750
〈新刊〉『ショウコの微笑』チェ・ウニョン(クオン) サイズ:四十六版、ソフトカバー 頁: 価格:2500+税 〈概要〉 今注目の作家チェ・ウニョンの短編集第1作、待望の邦訳! 高校の文化交流で日本から韓国へやってきたショウコは、私の家に1週間滞在した。帰国後に送り続けられた彼女の手紙は、高校卒業間近にぷっつり途絶えてしまう。 約十年を経てショウコと再会した私は、彼女がつらい日々を過ごしていたと知る。 表題作のほか時代背景も舞台も異なる多彩な作品を収録。 いずれの作品の登場人物も哀しみ、苦しみを抱えながら他者と対話し、かかわることで、自らの人生に向き合おうとする。 時と場を越えて寄り添う7つの物語。 作者=チェ・ウニョン〔崔恩栄〕 198 4年、京畿道生まれ。高麗大学国文科卒。 2013年に「ショウコの微笑」で『作家世界』新人賞を受賞し、デビュー。 翌年には同作で第5回若い作家賞を受賞。 2016年に許筠文学作家賞、 2017年に「その夏」で第8回若い作家賞をそれぞれ受賞している。 「その夏」も収録した短編集第2作『私にとって無害な人』は、2018年に第5 1 回韓国日報文学賞を受賞した。 静かで端正な文体でつづられた作品は、長く濃い余韻をもって読者の心を動かすと支持されており、今後の作品に期待が高まる注目の若手作家の一人である。 監修 吉川凪 仁荷大学に留学、博士課程修了。文学博士。 著書『朝鮮最初のモダニスト鄭芝溶』、『京城のダダ、東京のダダ』、 訳書『申庚林詩選集 ラクダに乗って』、『都市は何によってできているのか』、 『アンダー、サンダー、テンダー』『完全版 土地』(1、3、4、6 巻)など。 キム・ヨンハ『殺人者の記憶法』で第四回日本翻訳大賞受賞。 翻訳 牧野美加 大阪生まれ。看護師として、海外ボランティアも含め医療に長く従事。 2008年より韓国在住。釜慶大学言語教育院で韓国語を学んだ後、新聞記事や広報誌の翻訳に携わる。 第1回「日本語で読みたい韓国の本翻訳コンクール」最優秀賞受賞。 横本麻矢 東京生まれ。大学にて外国語(英語・フランス語・韓国語)を専攻。 報道機関での記事翻訳、一般企業でのインハウス翻訳者を経て、フリーランスとして産業翻訳に従事。 第1回「日本語で読みたい韓国の本翻訳コンクール」優秀賞受賞。 小林由紀 北海道生まれ。法律関連の仕事に携わる傍ら、 韓国映画の魅力を知って韓国語を学び始め、現在は映像字幕翻訳の (版元サイトより引用) *おまけ* 店主竹田とライター田中による読書会の模様もあります。 https://note.com/cuon_cuon/m/m5fbb7f819184