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【新刊】『言葉にできない想いは、どうしたら伝えられるだろう。——悩める大人に贈る万葉集』三宅香帆

¥1,980 税込

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四六判/256ページ

1300年前、奈良時代の人々は、誰かに伝えたい想いを、自由な発想とひらめきを詰め込んで歌にした。そこには、現代を生きる私たちと変わらない「悩み」や「喜び」があった——京都大学の博士課程で万葉集を研究していた人気作家が、和歌に詰まった言葉の技術を縦横無尽に解き明かす。古典が苦手な人も一気読み! スリリングな読書体験を届ける「新しい古典のバイブル」。

◉装丁家・原条令子さんによるレインボー箔押しの豪華特装版!
(商品の見え方は、見本画像と実物で異なる場合がございます。)
(本書は『妄想とツッコミでよむ万葉集』[だいわ文庫、2019年]に書き下ろしを加え、加筆修正・再編集を行い、単行本化したものです。)

[目次]

はじめに
序章
♦︎いまなぜ千三百年前の歌を学ぶのか
♢万葉集には人生が詰まっている

第一章 日常の歌
♦︎ふらふらする娘を心配する母の歌
♢キラキラネームの起源は万葉集にある?
♦︎天皇のナンパと女性の作法
♢ざぶとん一枚あげたいだじゃれ歌
♦︎暴言もユーモラスにひと工夫
♢脇毛と鼻で笑いあう
♦︎賢者たちのとにかくお酒LOVEな歌
♢蟹のふりして詠んだ歌

第二章 たのしい恋の歌
♦︎万葉集の恋歌が輝いているワケ
♢プロポーズを引き出した巧みな歌
♦︎許されぬ恋の歌という美しき誤解
♢リズムもノリノリなラテン系のろけ歌
♦︎白髪とユーモア——中年の恋愛歌
♢中国の古典を詰め込んだ美少女の歌

第三章 「大人」の歌
♦︎神女伝説から生まれた男子の妄想?
♢下着のひもがほどけたら……
♦︎浮気男に対する恨みつらみの送り方
♢年下男子をひっかけるお姉さんの歌

第四章 映える歌
♦︎メタファーで作る感情のタイムカプセル
♢酔いも眠気も覚める怖い歌
♦︎四季を「作った」歌
♢露を真珠にインスタ的な歌
♦︎星の林に月の船を浮かべて
♢雪のように舞う梅の花びら

第五章 心の歌
♦︎滅びゆくものは歌になる
♢悲しみが生まれるとき
♦︎妻を亡くしたつらさを詠んだ芸術の輝き
♢梅を見るたび涙する
♦︎春の光のなかの悲しみ

押さえておきたい歌人たち
① 深みのある歌を詠む泥酔系教養人 大伴旅人
② 乙女な心を持つ万葉集最大の歌  大伴家持
③ 少女漫画的な和歌を詠むヒロイン 額田王
④ 謎に満ちた歌の神 柿本人麻呂

Column
1 万葉集は一つではない?
2 改元の の謎が が解けました
3 カテゴリ分けされるようなされないような
4 巻ごとにテーマを総ざらい

あとがき
寄稿 相澤いくえ「星をみている」
解説 宮田愛萌

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