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双子のライオン堂 書店

記憶:過去と向き合う | 双子のライオン堂 書店

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  • 【新刊】『タソガレ』かとうひろみ/佐々木未来(絵)

    ¥2,400

    B6判 /100p かとうひろみさんの小説作品。 ー人生で一番大切な瞬間を保存する。 その作業には終わりがない。 何度も何度も、繰り返す。ー (本文より) カラー挿画13点は、佐々木未来さんの作品。

  • 【新刊】『作家と本屋』

    ¥2,200

    四六判型/280ページ 本を買う愉しみ、幼い頃に通った本屋、古本屋めぐりの喜び……作家や書店主らによるエッセイ、漫画など47篇を紹介。大好評の「作家と〇〇」シリーズ第10弾。 【収録作品(掲載順)】 1 今日も、本を買う 千日前 川上弘美 「画家」改め「買書家」宣言 横尾忠則 本の話だとすぐ古本屋歩きのことになる 植草甚一 田端日記より 芥川龍之介 書を愛して書を持たずより 小川未明 本のない本屋 吉行淳之介 押入れの中の夢 山川直人 丸善と三越より 寺田寅彦 2 子どもの頃、あの本屋で 本屋さんさえあれば… 恩田陸 大いなる勘違い 千早茜 書棚の空きスペース 長野まゆみ 小さな島の本屋さん 湊かなえ 本屋さんの冒険 みうらじゅん 極上の迷宮 松岡正剛 薄暗い店で見たあざやかな赤い表紙 矢川澄子 3 古本の愉しみ 本場・大阪で出会えた大興奮の一冊 三浦しをん 古書音羽館 滝口悠生 古本屋さんとデモの関係 嶽本野ばら 古本屋の作法指南 岡崎武志 古本泣き笑い日記より 山本善行 古本のたのしみ 遠藤周作 古本屋の話 澁澤龍? ブンブン堂のグレちゃん 大阪古本屋バイト日記より グレゴリ青山 古本屋 上林暁 耽奇日録より 内堀弘 4 書店主との攻防 「不良少年入門」より この本を盗め 寺山修司 無口な書店さすらい人 荒俣宏 本屋のみつくろい 堀田善衞 赤本描きの思い出 手?治虫 ウットリ堂書店1 サイン会はしません 長嶋有 5 旅先の本屋にて ザ・ワールド・イズ・マイ・ブックストア 4 山崎まどか 書物の森を旅して 皆川博子 子どもの本屋さん 石井桃子 旅先での本屋 立原正秋 出会い─ジル・ドゥルーズ 大岡昇平 巴里の本屋 獅子文六 外国の書店さん 安野光雅 チェコ語知らずの古本屋巡り 南陀楼綾繁 6 本屋は居場所 書店は私も大好きだ 山崎ナオコーラ 混乱書店 穂村弘 あの頃のようには本を愛せなくなってしまった 又吉直樹 蟹ブ店番日記より pha 本屋さん 増田れい子 ある書店への感謝 池澤夏樹 丸善のおもいで 佐多稲子 されく 田尻久子 啓文堂書店桜上水店 島田潤一郎 著者略歴・出典

  • 【新刊】『渋谷陽一評論集 メディアとしてのロックン・ロール』セット

    ¥4,400

    渋谷陽一評論集 メディアとしてのロックン・ロール 1972-1996 渋谷陽一評論集 メディアとしてのロックン・ロール 1997-2025 1972年、20歳で洋楽誌「rockin'on」を創刊した渋谷陽一。以降も、邦楽誌「ROCKIN' ON JAPAN」「bridge」、カルチャー誌「CUT」「H」、総合誌「SIGHT」、美術誌「SIGHT ART」などの雑誌を次々と創刊し、洋楽ロックを中心に多様な分野において鋭い評論を展開。また文筆業の他にも、NHK FM「若いこだま」「ヤングジョッキー」「サウンドストリート」「ワールドロックナウ」等でのラジオDJ活動や、日本最大の音楽フェスティバル「ROCK IN JAPAN FETIVAL」「COUNTDOWN JAPAN」「JAPAN JAM」の立ち上げ・プロデュースなど多岐に渡る活動で日本の音楽業界に影響を与えてきました。 本誌では、様々な活動の中でも渋谷の根幹であり続けた「評論」にフォーカスを当て、洋楽誌「rockin’on」創刊の1972年から2025年に生涯を閉じるまでの53年の評論家人生の中から厳選した全280本の原稿を掲載。音楽、映画、政治、美術評論、さらにはロック・フェス主催者としてのメッセージまで、上下巻・1000ページに渡るそのテキストからは、独自の視点で時代を見続けてきた渋谷陽一の思想が溢れんばかりに伝わるはずです。 また本書のあとがきには、渋谷とともにロック黎明期を駆け抜けてきた音楽評論家・大貫憲章氏と伊藤政則氏の対談を前後編にわたって掲載。評論原稿の中には現れてこない渋谷陽一の人柄や、「あの頃」の時代の空気を感じられる内容となっています。 帯には渋谷と親交の深かったサザンオールスターズ・桑田佳祐氏からのコメントを掲載。日本の音楽評論の礎を築き、最期まで現役であり続けた渋谷陽一の、上下巻、1000ページに渡る入魂のテキストをぜひお楽しみください。

  • 【新刊】『未知なる冒険の書 自然に学び、地球で遊ぶ 336の知恵』名もなき冒険家

    ¥2,420

    大判型/192ページ “この本は知識の宝庫だ" ——WWF(世界自然保護基金) 12カ国以上で翻訳出版! 自然の中で生き抜くための知識にあふれた冒険の書。 「ノートには、ぼくが一生をかけて学んできたことが書いてある。このノートを、君たちにたくそう。ここには、シェルターの作り方、いかだの作り方、自然の中でのキャンプ、いろんな場所を冒険したときの話が書いてある。このノートをじっくり読んでみてほしい。君たちがいつか、自分の足で冒険の旅に出かけるとき、きっと役に立つだろう——」 アマゾンの奥地で発見されたスケッチブック。そこには“名もなき冒険家"が世界中を旅したときのメモや、探検のアドバイスやヒントが色鮮やかなイラストとともに書き記されていたのです。 ジャングルで一晩を過ごすには? 暗闇で大きな動物に出会ったときの対処法は? 身の回りのもので火を起こすには? 川を下るさまざまないかだの作り方や自然の材料を使ったシェルターの組み方、命を救ういざという時の対処法…。 冒険家が見てきた野生の美しく神秘的な体験から、長年の経験から得た自然の中で生きるための具体的な方法まで、あらゆる知識がページの隅々に散りばめられています。 これまでに見たこともない、自然を愛する人にとって宝物のような一冊です。

  • 【新刊】『「能力」の生きづらさをほぐす』勅使川原真衣

    ¥2,200

    四六判型/264ページ 生きる力、リーダーシップ力、コミュ力… ◯◯力が、私たちを苦しめる。 組織の専門家が命をかけて探究した、他者と生きる知恵。 前職では「使えない」私が、現職では「優秀」に。 それって、本当に私の「能力」なの? 移ろいがちな他人の評価が、生きづらさを生み出す能力社会。 ガン闘病中の著者が、そのカラクリを教育社会学と組織開発の視点でときほぐし、 他者とより良く生きるあり方を模索する。 ―朝日新聞「タイパ社会」特集ほかメディアで話題!――――― 「能力論の新しい地平をひらいた、学術的にみても優れた本だと思います」 大学時代の師 苅谷剛彦さん(オックスフォード大学教授) 「『能力』にすがってしまうのは、 不確定な人生を少しでも確かだと思いたい、 私たち人間の弱さゆえなのでしょう」 執筆伴走 磯野真穂さん(人類学者) 「俺にケンカ売ってんの? 君いい度胸してるな」 ケンカするほど仲のいい先輩 山口周さん(独立研究者・著作家) 「自己否定しないで前に進んでいくことを大切にしてほしい」 女優・作家・歌手 中江有里さん(NHKラジオ第1「マイあさ!」より) 「人間の能力と適性は多様であり、それを数値化して比較すること自体が、一つの物語に過ぎない」 作家 佐藤優さん(毎日新聞2023年3月11日付読書面より) 「本書のメッセージが伝わったその先には、きっと今とは少し違う、もっと生きやすい社会が広がっていくはずだ」 代官山 蔦屋書店 人文コンシェルジュ 宮台由美子さん(集英社「yoi」より) 「『能力』は正当性をまとう。能力が足りないのは自己責任、必要な能力を獲得すべく精進しなくては……と追い立てられる日々に待ったをかけるのが本書だ」 日本経済新聞書評(2023年2月18日付朝刊読書面より)

  • 【新刊】『小説家のトリ説 初級編』吉川トリコ

    ¥1,500

    A5/ページ 過去最高に親切な「小説家になるための解説書」です! 誰にも聞けない創作のお悩み、新人賞応募の疑問にキャリア19年の人気作家が答えます。新人作家、作家志望者の間で話題を呼んだ匿名質問サービス・マシュマロでのQ&Aを書籍化。実用的な構成の学び方から参考になる関連書、モチベーションの保ち方までお役立ち情報をたっぷり紹介します。あなたの創作ライフがぐっと豊かに楽しくなる一冊です。 ☆こんな人にオススメ! 「書いていても自信が持てない」 「一次選考も通らなくて心が折れそう」 「そもそもの書き方が分からない」 「文章が上手くなりたい」 「仕事が忙しくてなかなか書き進められない」 「ペンネームの付け方を知りたい」 「小説教室で批判されて辛い」 etc.

  • 【新刊】『本棚の記憶: みなか先生の読書人生と「みなか食堂」の自炊爛漫 (本と人生)』三中信宏

    ¥2,530

    四六判型/312ページ 「食べることと読むことは“根”はひとつである気がしてしかたがない。どちらもあるひとりの人間が経験してきた自分だけの“生まれ”と“育ち”の反映といえるからである」 (P.161 自分だけの読書空間を確保する より) 「読書」と「自炊」というふたつのテーマを織り交ぜてつづる自伝的エッセイ。 本を読むこと、料理をつくることを生きがいにする研究者のユーモアも交えた人生譚であり、読書案内でもあり、自炊レシピでもある前代未聞の本です。 忘れがたいあの味の記憶に誰かを思い出したり、ある人生の断片から一冊の本につながったり、「食と本」の記憶に付随するような思い出が立ちあがってくることはありませんか。 「蒐集癖」を患った幼少期、たまごサンドからつながる母という最強の京女に震えあがった日々の追憶。学校にはほとんど通わず、孤独に生きた高校時代。東大駒場寮、谷根千の生活と自炊への開眼。古書店店主の「神業」を体感したあの日、難航した約6000冊の「蔵書じまい」プロジェクト。研究を生業にしながら、読書と自炊に明け暮れる著者の原風景を描きます。 本書のなかで咲き乱れる、著者の読書遍歴とこだわりの自炊レパートリーをとおして、 料理をすることや食べること、そして本を読むことが人生にとって大きな糧となることを感じさせる1冊です。 「食」も「本」も「人」も、みな一期一会。まだ自分しか知らないその味やあの本、その「唯一性」に人生の価値がある。孤独耐性、「外れ値」としてのわたし。そして、自分の居場所となる「サードプレイス」という存在。刻まれた過去を振り返ることは、個人が何を想い生きてきたかを知ることでもある。 人それぞれの胸の内に眠っている「食と本の記憶の断片」を呼び起こしてくれそうです。 「あの本、この味、あのお店」から紡がれる日々の断片を収録した「本と人生」第2巻。 著者の45品の自炊料理レシピと料理イラスト(盛り付け設計図)を掲載!

  • 【新刊】『赤松』坂口恭平

    ¥2,530

    A5変型判・上製本 オールカラー/32ページ まだここに何もなかった頃。どれくらい前のことか、私の話はちょっとうろうろしてる。ずっと忘れてたのかもしれない。まだそこにいるんだけどね。 もうここにはない海。とんでもなく大きな森。なんでもつくれるおっちゃん。いつも一緒にいたタカノ。夜トロッコに乗り込んで、ふたりならどこまでも行くことができた。風はどんなことがあっても死ぬことがない、と話していたばあちゃんは誰だったんだろう。見上げると、赤松の葉っぱが揺れていた。いまここにいながら、すべてがある……。 自身の短篇小説をもとに描かれた著者の創作の原点となる、漫画にしてまさに文学。オールカラー上製本の絵本仕立てで、ずっと手元においておきたくなる特別な一冊に。

  • 【新刊】『相続をちょっとシンプルに: 気づきをうながすためのケアフル相続入門』上村拓郎

    ¥1,760

    四六変形判/144ページ 自分だけでなく、家族や身のまわりの人たちと一緒に相続を考えるきっかけにしてもらいたい本。 本書は、相続対策の実務よりも、まずは相続を知るために「読む」ことを意識した相続エッセイです。相続は発生してからではなく、準備が大事だということに気づいてもらい、相続は自身の生活にどれくらい関わりがあるのかを考えてもらうことを目的にした本です。 全国に点在する空き家の問題、司法書士の仕事や「争族」の対策を切り口に相続の基本的な事柄を俯瞰し、相続にとって重要と言われる遺言書のこと、土地や家の名義を受け継いでいく相続登記の重要性やエンディングノートの効果を考えます。また信頼できる人に財産管理を任せる民事信託・家族信託についても、認知症などさまざまな状況をふまえた「使用例」を紹介し、その有益性に言及します。 そして、随所にある著者自身の私生活で体験した出来事や司法書士業務の経験をベースに書かれた事例も本書の大きな魅力です。相続の「浅い」部分から「深い」ところまで理解できる解説も豊富ですが、本書にある著者自身の体験談は読者にとって相続をより身近に感じる手がかりとなるはずです。 この本をつうじて「本当に財産はないのか」「お金がないから関係ないのか」「遺言書はいつ必要なのか」「民事信託・家族信託はどのくらい使えるものか」など、自身の生活と「相続」との距離感を考えてもらいたい。そして、「遺言書があればこんなことに……」「家の名義変更に、こんなにも苦労するなんて……」という事前の準備を怠ることで発生するケアレスミスならぬ「ケアレス相続」を少しでも減らして、「ケアフル相続」があふれた社会へ。 相続についてちょっとでも気になることがある人を中心に、いまの自分の生活と相続はまったく関係ないと思っている人や、今まさに、相続の世界にどっぷり浸かっている人にも参考にしてもらえるはずです。 本体は、文庫よりすこし大きいコンパクトサイズ、手軽で持ち運びがしやすいと思います。

  • 【新刊】『わたしの知らない子どもたち』西川美和

    ¥2,200

    四六判/352ページ 私は、暗闇でものを見られる大人になれるでしょうか。 音楽家の父のもと、ピアノに親しんで育った私は、戦争ですべてを失い、 生きるために、自分を偽ることを選んだ――。 今秋10月16日公開予定となる新作映画の原案小説にして、映画では語りえなかったいくつもの物語が、情景が、心象が……「生きる」ことにどこまでも真摯なその姿が胸にのこって離れない、戦渦を生きたひとたちが奏でる圧倒的長篇。 「その子たちとの毎日は、汚い格好をして、悪いことばかりおぼえて、ひどい生活だったと思うけど、行くあてのなくなった私には、真っ暗な中に灯った小さなランプのような、あたたかい居場所でした。世の中のうつりかわりや、みるみる新しくなる世界の明るさが私たちから見ればしらじらしくて、誘われても、戻りたい場所とは思えなかったのです。」 ーー本文より

  • 【新刊】『無職、川、ブックオフ』マンスーン

    ¥1,870

    四六判/200頁 30歳まで無職という経歴をもつ、WEBメディア『オモコロ』の人気ライター・ディレクターの著者による初のエッセイ集。 怠惰で愉快で切実な、無職の頃とその前後。 「今日も何も生み出していない。それがとても心地よくもあり。とても気持ちが悪い」 目次 1 ちゃんと思い出す 仕事がない人にも仕事がある 川 売るでもなく買うでもなく どこにも行けない 一人で暮らすということ(1) 一人で暮らすということ(2) 一人で暮らすということ(3) 送られることなく 祈り、消えた なんとか 歩く時給 いたくない いてもいい街 何もない日のインターネット キャンディを消す 光らせて、変わって 変えられない 【interlude】深い森から抜け出すように 2 少しだけ思い出す/食べること 夜にする 箱 *100円のもんじゃ 27時の散歩 湿度と残金 *ピータンとチャーハン 回想 食べなかった *チャパティと具のないカレー(野菜を作るということ) Skip 回想2 *ぎっしりのり弁 シミ ただ、家族 *サイレントクッキング(ポテチとチヂミ) これから東京メトロ nonidentical organism *労働と油揚げ鍋 思っていたから、どうしようもない 部屋 *疲れたときのダブルチーズバーガー あとがき 著者プロフィール マンスーン 1987年東京都生まれ。ライター/ディレクター。 大学卒業後に無職を経験したのち、WEBメディア『オモコロ』を運営する株式会社バーグハンバーグバーグに入社。 話題になったPRコンテンツの制作ディレクションや、役に立たない工作記事を執筆している。 Xアカウント:@mansooon

  • 【新刊】『尾崎世界観のおなやみ天国』尾崎世界観

    ¥1,650

    46判並製/154ページ いつもどこか後ろ向き。でも、こっちにだって道はある。 月刊誌『PHP』『PHP増刊号』の人気連載「尾崎世界観のおなやみ天国」を書籍化。 雑誌読者から届いた26の「なやみ」に答えた“おなやみ篇”、尾崎世界観が今会いたい人に会い「なやみ」について話し合った“対談篇”を収録。 尾崎世界観があらゆるなやみに答えて答えて答えまくった一冊。

  • 【新刊】『ケアする心』キム・ユダム、小山内園子【訳】

    ¥2,420

    四六判/253p 本邦初訳、韓国発の衝撃の短篇小説集! 純度100%のケア文学 韓国社会と向き合った優れた作品に贈られるシン・ドンヨプ文学賞を受賞している女性作家による注目の短篇小説集。祖母の看病をする長男の嫁、育休中の母親、同い年の子をもつママ友、認知症の父を施設に預けている専業主婦の女性など、収録する10篇の主人公はすべて女性。ワンオペ育児や介護など、家族のケアに時間と労力を捧げる人々がケアされない日常の中で、不安、孤独、嫌悪感、愛着と憎しみにまみれながら静かに奮闘し、どんでん返しが待ち受ける――。 ケアする人が抱える不安や、繊細な感情の揺れを掬い上げ、ケアそのものを取り巻く社会の構造的な問題や矛盾も浮き彫りにする本作は日本の多くの読者に共感と衝撃を持って受け止められるだろう。 「ヨンジュの半分」:かつて同期だったヨンジュは息子を3歳で亡くしていた。「私」は育休中に子どもと出かけた公園で偶然ヨンジュと再会する。頻繁に会うようになったヨンジュの存在がワンオペ育児の唯一の息抜きになっていたが、ある日、ヨンジュが子どもの面倒を見てくれていた時に、死んだ子の名前で子どもを呼んでいる場面に出くわす……。 「ケアする心」:八か月の娘を抱えたミヨンは、職場復帰を前にベビーシッターを探すが、信頼できそうな人はなかなか見つからない。そんな時、同じ団地に夫婦で暮らす高齢女性、ナムヒが名乗りを上げ、自宅で子どもを預かりたいと言う。ミヨンは監視カメラを設置する条件で子どもの世話を頼むが、ある日、映らない場所の秘密を偶然目撃してしまう……。

  • 【新刊】『感受性とジェンダー―“共感”の文化と近現代ヨーロッパ』

    ¥3,850

    四六判/308p 尊厳を踏みにじられた他者をケアして連帯する一方、感情の激発や煽動が危惧されもする昨今、「共感」は時代を理解するキーワードとなった。しかし、この感性は現代に始まったのではなく、一八世紀の「感受性」文化にその萌芽を宿していた―ロマン主義文学、道徳哲学、ジェンダーをめぐる言説を通して、「共感」の可能性から、その矛盾と限界までを探る! 目次 序論 二一世紀から感受性文化と感情史を辿る 第1部 感情史と現代(他者への共感―惑星的見地から感受性文学を考える;怒りは道徳的に正しいか?―ヌスバウムと感情の現代哲学;歴史学と文学のはざま?―感受性文学を手がかりに感情史を考える) 第2部 感受性の思想と文化(市民社会と宗教―ヒュームの『自然宗教をめぐる対話』;ヒュームの共感論・再訪―共感とは受動的で主観的な感情伝染か;ポウプ、コラルドー、そしてルソー―『新エロイーズ』における感受性の諸相;愛情の偽装―『娘たちへの父親の遺産』とウルストンクラフ卜;感受性の居場所―オースティンの初期作品から『分別と多感』へ) 第3部 感受性の誤認と帝国(恐怖の感染、恐怖の消費―超常現象と公共圏形成;感受性の洗練と誤認―エッジワースとオースティンの描く「共感」の帝国;「共感」の矛盾と限界―『ジェイン・エア』における感情の問題)

  • 【新刊】『エリザヴェータ・バーム/気狂い狼 オベリウ・アンソロジー』

    ¥3,300

    四六判/496ページ ダニイル・ハルムスの原点、伝説のグループ「オベリウ」の全貌がついに明らかになる──。 100年前、20歳前後の若者たちによって結成された「オベリウ」(ОБЭРИУ)は、20世紀前半のロシアにおける文学的実験の極致をきわめた。ダニイル・ハルムスの「エリザヴェータ・バーム」「出来事」新訳、これまで未邦訳だったニコライ・ザボロツキー「気狂い狼」、コンスタンチン・ヴァーギノフ「スヴィストーノフの仕事と日々」、レオニード・リパフスキー「水論」など、この伝説のグループ周辺12名の代表作を網羅した世界初のアンソロジー。 「本書に訳出するのは、「オベリウ」と「チナリ」に縁の深い者たちの作品である。どちらのグループにも所属したハルムスとヴヴェジェンスキーは、その反伝統的な作風がロシア国内外で比較的早くから注目され、著作集や全集が刊行されてきた。しかしふたり以外の作品は、ザボロツキーを除き紹介が遅れた。「オベリウ」アンソロジーは、すでに1991年にロシアで、2006年にアメリカで刊行されているが、どちらも「オベリウ」のメンバー(オベリウ派)を網羅しているわけではなく、必ずしも代表作を採っているわけでもない。そこで本書には、レーヴィンやウラジーミロフといった、ロシアでさえほとんど知られていないマイナーなオベリウ派に、「チナリ」のメンバーも加え、それぞれの代表作をなるべく多く収録した。したがって、現時点では本書が世界で最も包括的な「オベリウ」アンソロジーといってよい」(本書「はじめに」より) 「オベリウ派――彼らはそう名乗っている。この言葉は、リアルな芸術の結社のことだと理解されている。この嘘くさい大仰な名前は、レニングラードのちっぽけな詩人グループが勝手に詐称しているものである。連中はほんの僅かだ。片手で指折り数えることができる。その創作ときたら……。」(オベリウに対する批判記事「反動的曲芸」より) ◎オベリウとは? 20世紀前半のロシアにおいて、「ロシア・アヴァンギャルド」と後に称される前衛芸術運動が興隆する。その寿命は短かったが、落日の間際、未来をも貫く鋭い光芒を放つ。それが「オベリウ」である。1927年に若者たちの手で結成されたこのグループは、「反革命的」と批判され数年で瓦解するものの、メンバー(オベリウ派)は創作をつづけ、ロシア文学史上きわめてユニークな作品を残した。また一部のオベリウ派は「チナリ」にも属していた。これは「オベリウ」と異なり閉じられたグループで、仲間たちは頻繁に集まりさまざまなテーマについて話し合った。そこでの会話がしばしば創作のヒントになっている。「オベリウ」も「チナリ」も長く忘却されていたが、20世紀後半から、ロシア文学史におけるミッシング・リンクとして世界的な注目を集めだす。両グループのメンバー全12人の創作を1冊に纏めた本書によって、その全貌がいま初めて一望のもとに置かれる。 【目次】 はじめに 「オベリウ」とは何か━━人と成り立ち 「オベリウ」と「チナリ」略年譜 Ⅰ オベリウ ダニイル・ハルムス 出来事 エリザヴェータ・バーム ヴヴェジェンスキーへ ザボロツキーを訪ねて オレイニコフへ 〈リパフスキーが苦しみだしたのは……〉 どのように使者が私のもとを訪れたか 男が家を出ました ばあさん アレクサンドル・ヴヴェジェンスキー 〈三七〇人のこどもたち〉 はる こもりうた イワーノフ家のクリスマス ニコライ・ザボロツキー 気狂い狼 運動 不死 さらば友よ みにくい女の子 コンスタンチン・ヴァーギノフ スヴィストーノフの仕事と日々(抄) イーゴリ・バーフチェレフ 取るに足らない隣人のたとえ 「曲がった胃」での出来事 冬の散歩 ドイヴベル・レーヴィン ドゥームコプフ氏、空を飛ぶ ユーリイ・ウラジーミロフ 変な人たち スポーツマン アレクサンドル・ラズモフスキー 追憶のハルムス クリメンチー・ミンツ オベリウ派(抄) オベリウ宣言 Ⅱ チナリ ニコライ・オレイニコフ 発明家に誉れあれ チャールズ・ダーウィン ハエ ゴキブリ 〈ごく頑丈なガラス越しに……〉 ノミの師範 レオニード・リパフスキー 〈太陽が異国に沈んだ〉 水論 ヤコフ・ドゥルースキン 窓 補遺 〈どのように使者が私のもとを去ったか〉 夢 チナリ 訳者解説━━十二人の「変な人たち」 訳者あとがき 底本一覧

  • 【新刊】『しんどい日常を生き抜くための文学』小林真大

    ¥2,200

    SOLD OUT

    四六判/328ページ この苦しさの正体は? ──名作にヒントあり 「本に書かれた絶望が、誰かの生きる術になる」 なぜ、SNSでつながっているのに孤独なのか? なぜ、「普通」に合わせるほど苦しいのか? なぜ、頑張っても満たされないのか? 本書は、20代〜30代が抱える「SNS疲れ」「タイパ志向」「承認欲求」といった現代特有の苦しみを、文学作品を通してひも解く文学入門書です。 カミュ『異邦人』、カフカ『変身』、村上春樹『象の消滅』、村田沙耶香『コンビニ人間』など10の名作を、高校の国語教師である著者が“現代の悩み”に重ね合わせて分かりやすく解説します。本書に即効性のある解決策はありません。AIのように、すぐ答えが返ってくるわけでもありません。しかし、だからこそ本書を通して、簡単に答えの出ない問いに向き合い続ける「体力」が身につくはずです。 作家たちが悩みながら「時間」をかけて名作を書き上げたように、本書で「時間」をかけて自分自身と向き合ってみませんか。 目次 【第1部:日々のコミュニケーションが苦しいあなたへ】 第1章:その「いいね」は、本当に必要? ──カミュ『異邦人』に学ぶ「空気を読まない」生き方 第2章:つながるほど、心は遠くなる? ──イヨネスコが暴いた「わかり合えなさ」の正体 【第2部:「普通の幸せ」が手に入らないあなたへ】 第3章:AIが決める、あなたの「格付け」 ──カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』の予言 第4章:「いつか」が来たら幸せになれる、という呪い ──ベケット『ゴドーを待ちながら』症候群 【第3部:大切なものを失いつつあるあなたへ】 第5章:タイパ重視の「倍速再生」で失われる、私たちの感性 ──村上春樹『象の消滅』からの警告 第6章:「自分らしく、でも浮かないように」という無理ゲー ──村田沙耶香『コンビニ人間』が暴く「普通」という地獄 【第4部:逃れられない人間関係に悩むあなたへ】 第7章:誰かの「地獄」を見て見ぬふりをする、私たちの日常 ──川上未映子『ヘヴン』で読み解く暴力の本質 第8章:親からの期待が重すぎて死にそう ──カフカ『変身』が突きつける「家族」という名の檻 【第5部:答えのない問いと向き合うあなたへ】 第9章:やりがいの裏にある、終わらない「砂地獄」 ──安部公房『砂の女』が暴く労働の真実 第10章:悩んだまま生きていく技術 ──中島敦『悟浄出世』と歩む「答えのない問い」との付き合い方

  • 【新刊】『ちりめん本 海を渡った日本昔ばなし』

    ¥2,750

    四六判/249ページ 明治時代に海外で人気を博したちりめん本の日本昔ばなし絵本が現代によみがえる! 人気絵師によるかわいい木版挿絵と伝承のままに英訳されたストーリーを再現。「桃太郎」「舌切雀」「猿蟹合戦」など選りすぐりの10作品と日本語訳を収録。

  • 【新刊】『謎とき『罪と罰』』江川卓

    ¥1,980

    四六判/300ページ ドストエフスキーを本格的に愉しむために。目立たぬところに仕掛けられた洒落、笑い、語呂合せ、言葉の多義性の遊び、パロディ精神。スリリングに種明かしする作品の舞台裏。 目次 「謎とき」とは? 精巧なからくり装置 666の秘密 パロディとダブル・イメージ ペテルブルグは地獄の都市 ロジオン・ラスコーリニコフ=割崎英雄 「ノアの方舟」の行方 「罰」とは何か ロシアの魔女 性の生贄 ソーニャの愛と肉体 万人が滅び去る夢 人間と神と祈り 13の数と「復活」神話

  • 【新刊】『詩あ ンソロジー 01』

    ¥1,100

    A5・並製/104ページ 2025年5月に創刊されたドキュメンタリー詩誌「詩あ」の派生シリーズ「詩あンソロジー」の第1弾! 2025年8月に開催された「マーサ・ナカムラ、田中さとみ、山﨑修平 詩の教室」に提出された詩などを含む24篇、三者のトーク内容を収録。 〈目次〉マーサ・ナカムラ「杣戸」/咲貴「はじめまして」/佐野豊「ほんね」/瀧口いせき「兄弟」/蜂矢志ん「スケッチ(夏)」/たばたともこ「海から島へ」/矢澤あねら「てのひらで掬って」/三波並「糸」/水庭まみ「しらない人と」/高瀬二音「彼女の肖像」/雪代明希「夜明け」/柿沼オヘロ「馬」/田中さとみ「黒子」/トーク「助言は聞き流す!? 自分を信じて詩を書いていく!」マーサ・ナカムラ×田中さとみ×山﨑修平/山本彩子「残歌」/清水ろか「奇譚塔」/碧はる「窓。〈boundary〉」/光枝ういろ「ひかりえらんゔぃたる」/中筋智絵「あかいきれはし」/為平澪「ホーム」/緒方水花里「チキン南蛮する恋」/南田偵一「松方弘樹の四角い顔がテレビの四角を決めた」/更科憬「声の起源」/名端みちる「柿」/山﨑修平「人の季節」

  • 【新刊】『ドキュメンタリー詩誌 詩あ 02: 詩を投稿しよう 書き続けることへの、ひとつの扉』

    ¥1,100

    A5・並製/136ページ 2025年5月に創刊され、各種メディアに紹介されたドキュメンタリー詩誌「詩あ」の第2号。特集は「詩を投稿しよう 書き続けることへの、ひとつの扉」。松下育男×石松佳の特別対談を皮切りに、「現代詩手帖」選者を務めた川口晴美、峯澤典子の特別インタビューを収録。他に「現代詩手帖賞」受賞者の花氷や2023年に第一詩集を刊行した嘉陽安之のインタビュー、石田諒と雪柳あうこの寄稿文などボリュームフルな内容。寄稿詩のテーマは「送る(贈る)」、山内優花、木下太尾、鹿又夏実、佐藤帆菜、伊藤暁里、ゐしもりみづゑ、南田偵一、佐野豊、手塚真梨子、ユウアイト、Kan Sanoの11名が寄稿。中でもKan Sanoは音楽の世界で活躍しているミュージシャン。連載は石松佳、山﨑修平、今号から杉本真維子の連載もスタートする。

  • 【新刊】『詩あ01』

    ¥1,100

    A5・並製/112ページ ドキュメンタリー詩誌「詩あ」01の特集は「現代詩をはじめよう」。松下育男の特別インタビュー、マーサ・ナカムラと山﨑修平の対談、佐藤文香のインタビューを中心に、3つのパートに分けて、「詩を読む」「詩を書く」「詩を学ぶ」「詩を教える」について、わかりやすく考察しています。石松佳、赤澤玉奈、ケイトウ夏子、南田偵一、杉本真維子、石田諒、関根健人、山﨑修平8名による寄稿詩は、「学校」を共通テーマとし、さまざまな現代詩のスタイルを掲載。連載は石松佳、山﨑修平によるエッセイ、そして、詩の編集者・藤井一乃による連載対談。装幀・ブックデザインは水戸部功。

  • 【新刊】『一泊二日 観光ホテル旅案内』甲斐みのり

    ¥1,760

    A4変形判並製/125ページ バブル全盛期に人気を博した観光ホテル。個性溢れるお風呂に豪華な食事・・・建物も昭和レトロなものが多く、その魅力が今改めて注目されている。人気文筆家・甲斐みのりが懐かしくて新しい観光ホテル旅をご案内。さらにオススメの立ち寄りスポットも。

  • 【新刊】『大阪建築 みる・あるく・かたる』

    ¥1,760

    A4変形判並製/128ページ 建築史家・倉方俊輔と、作家・柴崎友香が、梅田、中之島、西天満、北浜、船場、心斎橋、難波、天王寺、大正…と、建築をめぐって大阪の街を歩き、その魅力について語り合う新しい建築ガイドブック。大阪を代表する近代名建築群はもちろん、建築という視点では語られることの少ない商業施設や、有名ではないけれども愛すべき建築まで多数登場します。

  • 【新刊】『東京建築 みる・あるく・かたる』

    ¥1,540

    A4変形判並製/112ページ 建築史家・倉方俊輔と文筆家・甲斐みのりが案内する、たてものと東京を楽しむお散歩ガイド。 ●お茶の水~神保町 カラフル&味わい建築。 ●向島~浅草 震災復興モダンを歩く。 ●両国~深川 東京スカイツリーが照らし出す街。 ●青山~表参道 明治時代と最先端。 ●上野公園 野外建築ミュージアム。 ●丸の内~日比谷 「あえて行く」東京の中心。

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