100年残る本と本屋をめざして。
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【新刊】『LOST SCENES Shimokitazawa 2012 2017』仲俣暁生
¥1,650
B5・フルカラー・48ページ 編集者・文芸批評家の仲俣暁生さん個人作成のZINE。下北沢の移り変わりを撮影した写真集。
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〈新刊〉『掠れた曙光』著:岡和田晃、幻視社
¥1,100
SOLD OUT
『掠れた曙光』 岡和田晃 幻視社 1000円 文芸評論家・岡和田晃の第一詩集。 2019年度の茨城文学賞詩部門を受賞。
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【新刊】『御社のチャラ男』絲山秋子
¥1,980
価格:1800円+税 サイズ:四六判、ハード ページ:322 <概要> チャラ男って本当に どこにでもいるんです。 一定の確率で必ず。 すべての働くひとに贈る、 新世紀最高“会社員”小説 社内でひそかにチャラ男と呼ばれる三芳部長。 彼のまわりの人びとが彼を語ることで見えてくる、 この世界と私たちの「現実(いま)」。 チャラ男は、なぜ、 ――あまねく存在するのか? ――憎らしく、愛おしいのか? (版元サイトより)
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【新刊】『観光客の哲学 増補版』東浩紀(ゲンロン)
¥2,640
【目次】 はじめに 初版への序文 中国語繁体字版への序文 英語版への序文 ———————————— 第1部 観光客の哲学 第1章 観光 第2章 二次創作 第3章 政治とその外部 第4章 二層構造 第5章 郵便的マルチチュードへ ———————————— 第2部 家族の哲学(導入) 第6章 家族 第7章 不気味なもの 第8章 ドストエフスキーの最後の主体 ———————————— 補遺 第9章 触視的平面について 第10章 郵便的不安について ———————————— 文献一覧 索引
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【新刊】『「知らない」から始まる 10代の娘に聞く韓国文学のこと』(ま)& アサノタカオ
¥1,980
サウダージ・ブックスの編集人アサノタカオさんが、K-POPが好きな10代の娘(ま)さんと韓国文学について話し合う1冊。
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【新刊】『モヤモヤの日々』宮崎智之(晶文社)※サイン本あり
¥2,640
日記文学の到達点! 私たちが過ごした“緊急事態の日常"を真空パック ――緊急事態宣言におののきながら、マスクに悩み、赤子をあやし、犬と遊び、朝顔を育て、断酒を続け、本を読み、原稿を書く……「徹底的な凡人」を自任するフリーライターが綴るコロナ禍下の日々。平日17時毎日更新で人気を博した連載エッセイ「モヤモヤの日々」(晶文社スクラップブック)全251回分を完全収録。 「自分にとっては切実だけど人から見たら割とどうでもいい事。そんな物事が渦巻く人間の頭の中味がそのまま書かれてありました。実は偉大な思想家の頭の中も九割はこんなことで占められているのではないかと思いました」(町田康さん) 「日々のささいなことに"いのち"を吹き込んでいく実践。コロナ禍で鈍った感性が活性化する、そんな言葉の数々。想像力も生き生きと、そして、もぞもぞと蠢き始めます。花、ダンゴムシ、犬、赤子、父親、福生――」(小川公代さん)
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【新刊】『おどるでく』室井光広
¥1,320
室井光広とは誰だったのか? 誰でもない。宇宙を吹き渡るコトバの元気(げんき)、天籟(てんらい)だった。 ――辻原登 こんな凄い小説が書かれていたことに驚きました。 生きる悲しみが言葉の奥底に繋がっていることを知りました。 貪るように読みました。 ――町田康 カフカ、ボルヘス、ジョイスといった先達を読み/書くことを通して、日本という「辺境」から世界文学の最前線へ。詩と小説と批評の三位一体を追求した現代文学最高の精華が、ここに再生する――。 表題作は第111回芥川賞(1994)を受賞しながらも、その余りに独特な内容と形態によって「はたしてこれは小説なのか?」と賛否両論を巻き起こした伝説の傑作。そのほか、著者の故郷・南会津を舞台にした関連作を「猫又」サーガとして初集成/初文庫化。 古今東西の博識を呼び込み、「言語」と「小説」そのものの謎を探究する室井光広の目眩くテクストによって、日本語文学は何を目指し、何を実現したのか。 遺作『エセ物語』へのイントロダクションともなる、まさに「室井入門」として最適な一冊。 今こそ、時代は室井光広に追いつくことができるか――? 【目次】 [本編] 猫又拾遺(1991) あんにゃ(1992) かなしがりや(1993) おどるでく(1994) 大字哀野(1994) 和らげ(1996)(初書籍化作品) [巻末資料] 単行本版あとがき(1994) 万葉仮名を論じて『フィネガンズ・ウェイク』に及ぶ(1994) インタビュー 室井光広氏と語る(1995) 巻末エッセイ=多和田葉子「海に向かえ山に向かえ言葉に向かえ」 解題=川口好美 《あらゆる翻訳は最終的に原作の行間にただようおどるでくを読者の心底にうつすことを目的とするといっていいだろう。そのうつし方は、病気をうつすようにしてなされる。私は再度キリシタン版の中にうつし方の現場をさがしにゆく。おどるでくをうつされるのを好む人は何よりも「写す」行為をいやがらないと露文氏はいっている。》――表題作より 〈基本情報〉 サイズ:文庫 ページ:416頁
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〈新刊〉『哲学の門前』吉川浩満
¥1,980
〈新刊〉『哲学の門前』吉川浩満 サイズ: 四六判 ページ: 272 価格:1800円+税 ■概要■ 入門しなくていい。門前で楽しめばよいのだ。 自伝的エピソードの断片と哲学的思考が交差して織りなす、画期的な「哲学門前書」の誕生。 十九歳の夏にニューヨークで出会ったタクシードライバーとの会話、伯父の死に涙する祖母を慰めた夜、読書会で生じた環境型セクシュアルハラスメントの後悔、新卒で勤めた国書刊行会で接した個性的な面々、創業間もないヤフーでの目の回るような忙しさ、デビュー作『心脳問題』を山本貴光と書いた日々―― 文筆家・編集者・ユーチューバーとして活躍する著者が、コミュニケーションや政治、性、仕事、友人関係などをテーマに、暮らしのなかで生じる哲学との出会いや付き合い方について、体験談を交えて考察する、ユニークな随筆集。 相棒・山本貴光氏による「吉川浩満くんのこと」収録。 * * * 日々、新たな哲学入門書が刊行されています。こんなにたくさんの入門書が世に出るのは、哲学には入門の手続きが必要だという信念が存在するからです。なぜそれが必要なのかといえば、哲学というものがあまりに多様で、ときとしてあまりに難解だからでしょう。どちらもある意味では本当のことです。だから哲学入門書はつとめてやさしい言葉で書かれています。 とはいえ、いったいどうなったら哲学に入門できたことになるのでしょうか。やさしい入門書を読み終えたとして、それでめでたく入門できたと実感したことや、門をくぐる許しが得られたと満足したことがあるでしょうか。一知半解なまま数多の入門書を渡り歩く「入門書流民」を続けるうち、哲学に対して見果てぬ夢のような感覚がわきあがってくることはないでしょうか。 (第7章「哲学 reprise」より) * * * 【目次】 はじめに 1 哲学 Call me Ishmael 哲学のはじまり(と終わり) 2 ディス/コミュニケーション ゴムボートとタイタニック 人間っぽいAIとAIっぽい人間 コミュ障についての小話 3 政治 伯父の帰国運動 右でも左でもある普通でない日本人 4 性 削除された世界の起源 空ばかり見ていた 《幕間》君と世界の戦いでは Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ 5 仕事 勤労日記(抄) 私の履歴書 複業とアーレント 6 友だち 山本貴光くんのこと 友だち、遊び、哲学 吉川浩満くんのこと(山本貴光) 7 哲学 reprise 門前の哲学 あとがき
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【新刊】『ボーダー 移民と難民』佐々涼子
¥1,980
版元:集英社インターナショナル サイズ;四六判 ページ:272頁 ウクライナ難民で始まった話ではない。 ミャンマー、スリランカ、イラン、アフガニスタン、そしてアフリカの国々から……。 命からがら、日本にたどり着いた人たちを、 私たちは、どう受け入れてきたのか? 『エンド・オブ・ライフ』でYahoo!ニュース|本屋大賞2020年ノンフィクション本大賞を受賞した佐々涼子の受賞後第一作。 かつて日本語教師として在留外国人と接してきた作家が、人間の心の奥に潜むボーダー(境界)に迫る。 ウィシュマさん死亡事件で一躍注目を浴びた日本の入管・難民問題を、独自の視点で追ったノンフィクション。 難民の受け入れ、入管の改善のために四半世紀にわたり闘い続ける「難民弁護士」児玉晃一。 その奮闘の日々を、現在入管に収監されている在留外国人の取材とともに綴る。 構想から10年。ノンフィクションの旗手、佐々涼子の新たなるライフワーク。 (目次より抜粋) i 泣き虫弁護士、入管と闘う 私たちを助けてくれるの? 断末魔 囚われの異邦人 馬でもロバでも アフガニスタンから来た青年 国会前の攻防 ii 彼らは日本を目指した サバイバル・ジャパニーズ 看取りの韓国人 フィリピンの卵 ハノイの夜 赤い花咲く頃 iii 難民たちのサンクチュアリ クリスマスイブの仮放免者 リヴィのカレー 人の中へ 佐々涼子(ささ りょうこ) ノンフィクション作家。1968年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒。日本語教師を経てフリーライターに。2012年、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(集英社)で第10回開高健ノンフィクション賞を受賞。2014年に上梓した『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』(早川書房)は、紀伊國屋書店キノベス第1位、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR第1位、新風賞特別賞など9冠。2020年の『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)は、Yahoo!ニュース|本屋大賞2020年ノンフィクション本大賞に輝いた。『エンジェルフライト』は、米倉涼子主演で連続ドラマ化、2023年春にアマゾンプライムビデオで配信予定。
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【新刊】『コムニスムス』西島 大介
¥3,080
版元:rn press サイズ; ページ:800頁 マヒトゥ・ザ・ピーポーさん(GEZAN)推薦! 居合わせる才能というものがあるとしたら、この世界において今、何を指すのだろうか? 少なくとも、あなたはこの本の前に立ち、二つの黒い目はこの文字の配列をなぞる。 今あなたは未開の現実に居合わせている。 1975年、カンボジア。 共産主義(コムニスムス)と資本主義(カピタリスムス)。 二人はまだお互いを知らない。 1975年3月ーー。14歳で単身インドシナに飛んだ自称・戦場カメラマン「ヒカル」は、共産主義革命勢力「クメール・ルージュ」が蠢くカンボジアで、最強の二歳児「プティ」の父親(ちゃん)になった。ベトナム戦争終結後のカンボジア、ポル・ポト政権時代を背景に描く新たなる大長編。共産主義(ルビ:コムニスムス)は、所有を解体する滅びの思想か? 自由と革命の哲学か?
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<新刊>「窓/埋葬」著:平野明/原作:横田創(発行:双子のライオン堂)
¥1,100
<新刊>「窓/埋葬」著:平野明/原作:横田創(発行:双子のライオン堂) <基本情報> 書名:窓/埋葬 著者:平野明 原作:横田創(『埋葬』早川書房・2010年) 挿画:飯田千晶 校正:矢木月菜 ブックデザイン:中村圭佑 発売日:2023年4月15日(同年3/31〜4/2の上演時に先行発売) 価格:1000円+税 判型:B6判、並製、ソフトカバー ページ:72頁 ISBN:9784910144092 発行元:双子のライオン堂出版部 <概要> 双子のライオン堂は、平野明/横田創『窓/埋葬』を刊行します。本作は、2010年に早川書房から「想像力の文学」シリーズとして刊行された横田創『埋葬』の舞台化のために書かれた戯曲です。ぜひ、約10年を経て生まれたあたらしい『埋葬』をお楽しみください。 ■ 『埋葬』を読んだことがないひとはこの『埋葬』から読んでください。『埋葬』を読んだことがあるひとはこの『埋葬』をあたらしい、まだ読んだことのない『埋葬』だと思って読んでください(2023年03月04日 横田創) <著者> 平野明(ひらの・めい) 舞台作家。青森県出身。1997年生まれ。武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒業。在学中(2017年)に手手(元・夜のピクニック)を結成し、劇作をし始める(『ショートケーキと往復書簡[2018]』『シアノタイプ[2019]』『まぶたのルート[2020]』『髪の島[2021]』など)。2023年『窓/埋葬』を執筆する。本書は初の著書である。 手手 公式サイト https://twitter.com/teteotetetetote <原作者> 横田創(よこた・はじめ) 作家。埼玉県出身。1970年生まれ。早稲田大学教育学部中退。演劇の脚本を書くかたわら小説の執筆を始め、2000年『(世界記録)』で第43回群像新人文学賞を受賞。2002年『裸のカフェ』で第15回三島由紀夫賞候補となる。著書に『(世界記録)』『裸のカフェ』(以上講談社)『埋葬』(早川書房)『落としもの』(書肆汽水域)がある。読書会や書籍の販売・発行を通じて読者の自由を追求する小さな書店「双子のライオン堂(東京・赤坂)」から短編小説を無料で配布・配信するプロジェクト『わたしを見つけて』を進行中。 『わたしを見つけて』公式サイト http://findme.liondo.jp/
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<新刊>『sketch book 〜高山羽根子手書きメモ展〜図録』高山羽根子(鼎談:町屋良平・太田靖久)
¥1,980
<新刊>『sketch book 〜高山羽根子手書きメモ展〜図録』高山羽根子(鼎談:町屋良平・太田靖久) 判型:A5、リング製本 ページ:16頁 定価:1800+税 <概要> 2022/10/〜11/5に開催された「ODD ZINE」展〜高山羽根子手書きメモ展〜のために制作された図録です。 小説家・高山羽根子さんが創作の際に使っている本物のメモ帳(スケッチブック)をそのまま小さくしました! さらに、小説家・町屋良平さんとの対談(司会・小説家・太田靖久さん)をおまけペーパーとして収録。ここでしか読めない、創作についての縦横無尽な2万字対談です。 発行日:2022年10月19日 著者:高山羽根子 写真:川崎祐 ブックデザイン:中村圭佑 発行者:竹田信弥 発行所:双子のライオン堂出版部 印刷・製本:グラフィック
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<新刊>『文学のプログラム』著:山城むつみ(刊行:講談社)
¥1,540
<新刊>『文学のプログラム』著:山城むつみ(刊行:講談社) サイズ:文庫 価格:1400+税 <概要> 日本イデオロギーの根柢を撃つ気鋭の挑戦 <書くこと>でいかに<戦争>と拮抗しうるのか――。小林秀雄、坂口安吾、保田與重郎の戦時下における著述を丹念に辿ることで、時局に追従する言説と彼らとの距離を明らかにし、保田の『万葉集の精神』を起点に、日本文を成立せしめた「訓読」というプログラムの分析へと遡行する。気鋭の批評家による<日本イデオロギー>の根底を撃つ画期的試み。群像新人文学賞受賞作を収めた第1評論集。 *山城むつみ 私が心底、驚いたのは、小林がただ「読む」ことだけで、いわばサシで、また丸腰でドストエフスキーの本文とわたり合っていたからだ。(略)どんなに高度な理論を参照している場合でも、ドストエフスキーをただ読む読み方で読み通すという原則を崩していなかった。これはあたりまえのことのようで実は容易なことではない。ただ読んで驚嘆したところを「書く」ためには尋常でない集中力と愛情で熟読を繰り返さねばならないからだ。(略)小林は尋常でない速度でドストエフスキーのテクストを歩いているのだ。驚嘆すべき脚力である。――<「著者から読者へ」より> *目次 小林批評のクリティカル・ポイント 戦争について 万葉集の「精神」について 文学のプログラム 参考資料 単行本あとがき 著者から読者へ (版元サイトより引用)
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〈新刊・ZINE〉『ODDZINE vol.5』
¥700
〈新刊・ZINE〉『ODDZINE vol.5』 サイズ:A5変 頁:45ページ 価格:700円(税込) 〈概要〉 『ODD ZINE vol.5』は新潮新人賞出身の小説家である太田靖久・企画編集のインディペンデント文芸ZINE プロの純文学作家を中心に多彩なメンバーが参加し、今号の寄稿者は6名 太田靖久の初の単行本「ののの」(2020年10月刊行/書肆汽水域)に合わせた「ののの」刊行記念特集号 創作は「ののの」にちなみ、任意の同じひらがな三文字のタイトルをつけた作品およびコラム、評論は「太田靖久論」、写真は「ののの」の作品世界からイメージされた風景写真 特集以外にはトークセッションやコラムも掲載 2020年9月刊行/書籍|A5サイズ/48ページ/販売価格:700円(税込) <寄稿者> ・創作:青木淳悟(小説家)/太田靖久(小説家)/鴻池留衣(小説家)/高山羽根子(小説家) ・評論:上田岳弘(小説家)/川口好美(文芸批評家) <トークセッション> 太田靖久(小説家)+滝口悠生(小説家)+内沼晋太郎(書店オーナー) <写真> 金川晋吾(写真家) <イラストレーション/コラージュ> Kumi Koshio <デザイン> an ideal for living (製作者のサイトより引用) https://note.com/kawataro_o/n/nad4cdbe1e122
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〈新刊・ZINE〉『ODD ZINE Vol3 survive』
¥1,000
〈新刊〉『ODD ZINE Vol3 survive』 サイズ:A5 価格:1000円 ページ:49p 青木淳悟 伊藤健史 太田靖久 片瀬チヲル 金川晋吾 川口好美 滝口悠生 町屋良平 松波太郎 水原涼
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<新刊>西島大介トイピアノ集『読書〜MUSIC FOR READING〜』(2019年9月1日発売)
¥1,650
<新刊>西島大介トイピアノ集『読書〜MUSIC FOR READING〜』(2019年9月1日発売) <基本情報> ・タイトル 『読書〜MUSIC FOR READING〜』 ・作曲・演奏 西島大介 ・発行元 双子のライオン堂 ・発売日 2019年9月1日 ・価格 1500円+税 ・ISBN 9784990928391 ・曲数・時間 28曲数、45分 ・内容物 CD、ライナーノーツ冊子、青葉市子さんによる解説 ・サイズ 13cm×13cm(一般的なCDのサイズ) ・協力 Startbahn, Inc.、パープルーム、ゲンロン、PIANO INC.、HEADZ、kafkanako、うねくん一家、島島 この度、双子のライオン堂より、漫画家西島大介さんによる読書のためのトイピアノ集を刊行いたします。音楽家でもある西島さんに、読書の楽しみを音にしてもらいました。1点ずつ判子を捺して作っているジャケットやセルフライナーノーツも必見です。そして、解説・トイピアノ提供はミュージシャンの青葉市子さんです。ぜひ、お家や職場でBGMとしてお楽しみください。 <西島大介さんからのメッセージ> 赤坂の書店「双子のライオン堂」さんから28曲入りのCD『読書~MUSIC FOR READING~』をリリースします。トイピアノによる読書のためのBGM集です。 例えば「歌詞」を含む印象的な音楽は「読書」への没入を妨げます。でもカフェの喧騒や、公園で遠くに聞こえる子供の声は、不思議と「読書」への集中を促します。 僕が作る音楽は、それを「音楽」と呼ぶにはあまりにシンプルで拙いものですが、しかしそれがむしろ読書への適度なBGMになるようです。試しにこのアルバムを再生してみると「果たして今何曲目なのか?」をしばしば忘れることがあります。作曲・演奏したはずの僕自身がそこで鳴っている音楽を見失ってしまうほどに、ここに集められた楽曲たちは「意味」から遠く、極端に言うと「ほどよい物音」になるのでしょう。 究極の環境音楽? いや音楽ですらない? だから書籍コード? マンガ読者の皆様におかれましては、音楽家である以前に「マンガ家」である僕が令和最初に刊行する「書籍コード」が「マンガ本」ではなく「音楽」であることに一抹の不安もあると思います。同時に一部リスナーの皆様は、音楽名義「DJまほうつかい」の事実上の5thアルバムが音楽レーベルではなく「双子のライオン堂」から「書籍」としてリリースされることにも疑問はあるはずです。しかしこの転倒こそ、現在ある「本」そして「音楽」への問いかけになっている気がします。 収録曲は全て自作曲。録音は2018年の年末に知人の家のリビングで行いました。トイピアノは音楽家・青葉市子さんの私物で、僕の著書『すべてがちょっとずつ優しい世界』にちなむ演奏+ペインティングによる公演の終了後に長くお預かりしていたもの。そのためこのトイピアノは落描きだらけです。そんなご縁で、今回青葉さんに「自由な解説」をご依頼しました。僕から説明することは野暮ですが、結果的に「音楽」と「出版」への青葉さんらしい問いかけになっている気がします。こちらも合わせてお楽しみください。 ところでここにある全ての楽曲は音楽著作権協会には非登録です。自宅はもちろん、カフェやショップ、音楽教室、あらゆる場所で自由に再生可能です。どうぞご活用ください。みなさんの快適な読書の一助となれば幸いです。 (西島大介・DJまほうつかい) /ライナーノーツより
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<新刊>『電子と暮らし』著:西島大介(刊行:双子のライオン堂)*サイン本あり
¥2,090
<新刊>『電子と暮らし』著:西島大介(刊行:双子のライオン堂)*サイン本あり *新しく帯がつきました! 書名:『電子と暮らし』 著者:西島大介 解説:飯田一史 判型:四六判変形 価格:1900円+税 頁数:336ページ ISBN:9784910144030 デザイン:オガワデザイン 小川純 刊行:双子のライオン堂 出版部 発売日:2020年12月16日(紙の日) <概要> 紆余曲折を経て、長い間連載していた『ディエンビエンフー』を完結させて漫画家西島大介が新たに挑むのは、電子書籍の世界。 きっかけは、海外からの1通のメール。 自分が家族に残せるのは漫画以外何もないと思っていたが、いやいや“漫画”があるじゃないか!と気がつき、これからの暮らしを見据えるために、ひとり奮闘する。 これまでも、数々の漫画以外の仕事を越境してきた著者が、さらなる新境地開拓へ。 新しい日常から見えてきたものは? ■ 漫画家西島大介さん初の全編文章のみの単行本!(FANBOX内の同名連載を加筆修正しました) 巻末に、飯田一史さんによる解説「「オルタナマンガ家の生活」史」を収録!
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〈新刊・セット〉『世界の終わりの魔法使い 完全版1〜6』著:西島大介(駒草出版)
¥10,670
〈新刊・セット〉『世界の終わりの魔法使い 完全版1〜6』著:西島大介(駒草出版) サイズ:A5判 全6巻のセットです。 スペシャルセットは、小口全体にサインがあります。 *写真2枚目です。 *絵柄は全セット違います。選べません。
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〈新刊〉『理不尽な進化』著:吉川浩満(筑摩書房)
¥1,210
〈新刊〉『理不尽な進化』著:吉川浩満(筑摩書房) サイズ:文庫 頁:448ページ 価格:1100円+税 〈概要〉 進化論の面白さはどこにあるのか? 科学者の論争を整理し、俗説を覆し、進化論の核心をしめす。科学と人文知を切り結ぶ現代の名著。 解説 養老孟司 (版元サイトより引用)
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<新刊>『文学は“人間学”だ。』佐藤 泰正、山城 むつみ(版元:笠間書房)
¥1,320
<新刊>『文学は“人間学”だ。』佐藤 泰正、山城 むつみ(版元:笠間書房) 価格:1200円+税 サイズ:四六判 ページ: 204ページ <概要> 人間という矛盾の塊は、どう救われていくのだろうか。それを突き詰めて表現する「文学」を語り尽くす、二つの渾身の講演録。 <著者> 佐藤泰正 1917年山口県生まれ。近代日本文学研究者、梅光学院大学大学院客員教授。早稲田大学文学部卒。文学博士。梅光女学院大学教授を長く務め、副学長、学長を歴任。中原中也賞選考委員も辺見庸受賞の第16回まで務める。著書に「佐藤泰正著作集」(全12巻別巻1)翰林書房・第6巻『宮沢賢治論』(第7回宮沢賢治賞受賞)など 山城むつみ 1960年大阪府堺市生まれ。文芸評論家。東海大学文学部文芸創作学科教授。大阪外国語大学ロシア語学科卒業。1992年「小林批評のクリティカル・ポイント」(『群像』6月号掲載)で第35回群像新人文学賞受賞。2010年『ドストエフスキー』にて第65回毎日出版文化賞を受賞
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〈新刊〉『田舎の未来 手探りの7年間とその先について』著:さのかずや(タバブックス)
¥1,540
SOLD OUT
〈新刊〉『田舎の未来 手探りの7年間とその先について』著:さのかずや(タバブックス) 価格:1400円+税 〈概要〉 すべてのゆかいな仕事人におくるリトルマガジン『仕事文脈』、2012年11月の創刊号からの連載「無職の父と、田舎の未来について。」がついに書籍化。 当時大学4年生だった著者は、広告代理店、大学院、再就職を経て、現在フリーランスとなり地方にまつわる企画やプロジェクトマネジメントを行いつつ、ついに地元北海道でゲストハウスをオープンすることに!「地方で働くこと」をずっと考え続け、実践してきた7年間の記録です。 (版元サイトより引用)
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<新刊>『人文的、あまりに人文的 古代ローマからマルチバースまでブックガイド20講+α』山本貴光、吉川浩満(版元:本の雑誌社)
¥2,090
<新刊>『人文的、あまりに人文的 古代ローマからマルチバースまでブックガイド20講+α』山本貴光、吉川浩満(版元:本の雑誌社) 価格:1900円+税 サイズ:四六判 ページ:P304 <概要> 人(ヒト)の文(アヤ)から考えよう やわらかな対話が提案するのは考えるたのしさ、意見交換のおもしろさ。しあわせとは? 哲学とは? 人文学とは? 人文的思考がぐんと身近になるブックガイド。 俎上に載せた40冊からあれやこれやと対話がはずむ、〈山本くん〉と〈吉川くん〉の読書会。古代文明からエピクテトス、モンテーニュ、カント、フーコー、千葉雅也、加藤陽子、読書猿、神経科学、多元宇宙論まで、新旧の基本図書を総ざらい。「ゲンロンβ」(ゲンロン)の人気連載を書籍化。 初心者歓迎。人文的読書会へようこそ! 【目次】 第1回 クレイジーな時代? 『啓蒙思想2・0──政治・経済・生活を正気に戻すために』(ジョセフ・ヒース) 叛逆かパターナリズムか 『心は遺伝子の論理で決まるのか──二重過程モデルでみるヒトの合理性』(キース・E・スタノヴィッチ) 第2回 「好奇心」の効果 『子どもは40000回質問する──あなたの人生を創る 「好奇心」 の驚くべき力』(イアン・レズリー) 人類学者かつ歴史学者として 『思索への旅──自伝』(ロビン・G・コリングウッド) 第3回 自由意志は存在しない? 『マインド・タイム──脳と意識の時間』(ベンジャミン・リベット) 自由は進化する? 『自由は進化する』(ダニエル・C・デネット) 第4回 歴史を論じる 『それでも、日本人は 「戦争」 を選んだ』(加藤陽子) 記憶を武器に理不尽と闘う 『神聖喜劇』(大西巨人) 第5回 エッセイの精神 『エセー』(ミシェル・ド・モンテーニュ) 懐疑の効用 『懐疑主義』(松枝啓至) 第6回 幾何学の精神と繊細の精神 『パンセ』(パスカル) 社会的現実とともに思考する 『哲学においてマルクス主義者であること』(ルイ・アルチュセール) 第7回 古代ローマ時代の人生相談 『人生談義』(エピクテトス) 世界をどう捉えるか──物体と非物体 『初期ストア哲学における非物体的なものの理論』(エミール・ブレイエ) 第8回 幸福に関する 「なに」 「いかに」 「なぜ」 の問い 『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』(青山拓央) 夢破れた国の幸福論 『セカンドハンドの時代──「赤い国」を生きた人びと』(スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ) 第9回 インディーズでサヴァイヴする! 『これからのエリック・ホッファーのために──在野研究者の生と心得』(荒木優太) どうすれば民主主義の原理が機能する国家の国民になれるのか? 『日本国民であるために──民主主義を考える四つの問い』(互盛央) 第10回 人文書のなかの人文書 『言葉と物──人文科学の考古学』(ミシェル・フーコー) ポスト・ヒューマニティーズの人文書 『有限性の後で──偶然性の必然性についての試論』(カンタン・メイヤスー) 第11回 今日から使える人文書 『アイデア大全──創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール』(読書猿) 立志から始めよう 『知的トレーニングの技術〔完全独習版〕』(花村太郎) 第12回 民主政を問い直す 『社会契約論』(ルソー) 可能性の条件を探る 『純粋理性批判』(カント) 第13回 能動でも受動でもない世界との関わり方 『中動態の世界──意志と責任の考古学』(國分功一郎) アイロニーとユーモアによる変身のすすめ 『勉強の哲学──来たるべきバカのために』(千葉雅也) 第14回 シンギュラリティ論議は現代の神話? 『そろそろ、人工知能の真実を話そう』(ジャン=ガブリエル・ガナシア) 我々はハイパーヒストリーの時代に突入した? 『第四の革命──情報圏が現実をつくりかえる』(ルチアーノ・フロリディ) 第15回 天文と人文の出会い 『古代文明に刻まれた宇宙──天文考古学への招待』(ジューリオ・マリ) 宇宙はひとつではない 『マルチバース宇宙論入門──私たちはなぜ〈この宇宙〉 にいるのか』(野村泰紀) 第16回 思考はデザインとともにある 『アイデア第三七九号』「ブックデザイナー鈴木一誌の仕事」 デザインからリテラシーへ 『生きるための読み書き──発展途上国のリテラシー問題』(中村雄祐) 第17回 共感を増幅する贈与 『うしろめたさの人類学』(松村圭一郎) 人文学の情動論的転回 『情動の哲学入門──価値・道徳・生きる意味』(信原幸弘) 第18回 AIの危機、人間の危機 『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(新井紀子) 収容所でなにを話す? 『収容所のプルースト』(ジョゼフ・チャプスキ) 第19回 戦争とは、誤訳や食い違いの極端な継続にほかならない 『翻訳地帯──新しい人文学の批評パラダイムにむけて』(エミリー・アプター) 日本文学の輸出、流通、逆輸入 『日本文学の翻訳と流通──近代世界のネットワークへ』(河野至恩、村井則子編) 第20回 サイコロからはじまる知のグランドツアー 『知の果てへの旅』(マーカス・デュ・ソートイ) 知の果てから無知の知へ! 『知ってるつもり──無知の科学』(スティーブン・スローマン、フィリップ・ファーンバック) 【著者略歴】 山本 貴光 やまもと たかみつ 1971年生まれ。文筆家、ゲーム作家。慶應義塾大学環境情報学部卒業。著書に『コンピュータのひみつ』(朝日出版社)『文体の科学』(新潮社)『「百学連環」を読む』(三省堂)『文学問題(F+f)+』(幻戯書房)『マルジナリアでつかまえて』(本の雑誌社)『記憶のデザイン』(筑摩書房)など。 吉川 浩満 よしかわ ひろみつ 1972年生まれ。文筆家、編集者。慶應義塾大学総合政策学部卒業。国書刊行会、ヤフーを経て、現職。著書に『理不尽な進化』(朝日出版社)『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』(河出書房新社)など。 山本と吉川の共著に『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』『問題がモンダイなのだ』(共に筑摩書房)『脳がわかれば心がわかるか』(太田出版)、共訳に『先史学者プラトン』(朝日出版社)『MiND 心の哲学』(ちくま学芸文庫)。「哲学の劇場」主宰。2020年より動画配信を開始。
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〈新刊〉『有島武郎』著:荒木優太(刊行:岩波新書)
¥968
〈新刊〉『有島武郎』著:荒木優太(刊行:岩波新書) サイズ:新書 ページ:278頁 定価:880円+税 〈概要〉 土地や血統の宿命からは決して逃れられないと知りつつも、普遍的な個性や愛を信じようとした有島武郎(一八七八―一九二三)。二つの力学が絡み合うなか、『或る女』『カインの末裔』『生れ出づる悩み』などの有島文学は産み落とされた。矛盾に満ちた葛藤の果てに有島が夢見た地平をめざして、その作品と生涯を読み解いていく。 <目次> 序 世界はやがて一つのミリウに 第一章 二つの地/血から未開地へ 第二章 地球と人種 第一節 修士論文と二つの地人論 第二節 『迷路』の人種主義 第三章 愛と伝統主義 第四章 海と資本主義 第一節 大洋に揉まれて 第二節 「あいだ」ならぬところ 第三節 資本家見習い譚としての『カインの末裔』 第五章 生きにくい女たちの群像 第一節 経済に縛られる女 第二節 可能性を航海する 第六章 個性以前のもの 第一節 雷雲めぐり 第二節 懐郷する芸術を超えて 第三節 個性を蔽うもの 第七章 継承されてしまう財産 第一節 習性的生活再考 第二節 『親子』における士族的なもの 終 章 土くれどもの空 第一節 すべてを使い果たせ 第二節 米騒動の前後 あとがき 参考文献 略歴と作品索引 (版元サイトより引用)
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<新刊>『太陽系最後の日』著:アーサー・C・クラーク(刊行:早川書房)
¥1,210
SOLD OUT
<新刊>『太陽系最後の日』著:アーサー・C・クラーク(刊行:早川書房) サイズ:文庫 価格:1100+税 <概要> 太陽は七時間後にノヴァと化し、太陽系全体の壊滅は避けられない運命だった。だが、一隻の銀河調査船が、その星系の第三惑星に住む知性体を救うべく全速航行していた!人類のために奮闘する異星人たちを描いた表題作のほか、名作『幼年期の終り』の原型短篇「守護天使」、作品集初収録の中篇「コマーレのライオン」、大戦中の空軍士官クラークの体験をつづるエッセイ、年譜などを収録した日本版オリジナル短篇集第一弾。 (版元サイトより引用)