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【新刊】『「知らない」から始まる 10代の娘に聞く韓国文学のこと』(ま)& アサノタカオ

¥1,980 税込

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未知の世界を発見する喜びは、いつも知らないものたちの冒険心からはじまる。



サウダージ・ブックスの編集人で韓国文学ファンである父親が、K - POPが好きな10代の娘に話を聞いてみた。憧れのソウルを旅行したこと、韓国の小説を読んだこと。隣の国のカルチャーを追いかける親子の、少しミーハーで少しきまじめな証言を一冊に。インタビュー&エッセイによる韓国文学ガイド。

《作者のチョン・セランには、いまの韓国はそう簡単に幸せになることが許されない暗い時代だっていう考え方があって、暗ければ暗いほど、小さな希望に光を感じられるっていうことなんじゃないの? 

 だから……ホ先生が通りすがりの子どもに運を分けてあげたいと思うちょっとしたエピソードにもあたたかい価値が生まれるんだと思う。》

——(ま)「ホ先生が人生の最後に抱く幸福には、でも陰がある」本書より



もくじ

はじめに
——「知らない」からはじまる旅と読書 アサノタカオ

Ⅰ インタビュー ま&アサノタカオ


「バンタン食堂」で会ったお姉さんは、とてもフレンドリーだった
——BTS聖地巡礼その他 1
距離みたいなものがなくなってメンバーが身近な存在に
——BTS聖地巡礼その他 2
この「むなしさ」は自分と同じ「世界線」にある
——チェ・ウニョン『ショウコの微笑』
ホ先生が人生の最後に抱く幸福には、でも陰がある
——チョン・セラン『フィフティ・ピープル』
思いを話したいと願うようになったから「ことば」が出てきた
——ファン・インスク『野良猫姫』
背負いきれないものを背負っている人たちが何かを封印して生きている
——キム・エラン『外は夏』
問題の原因は目に見えない感情や気持ち、人と人の関係にある
——チョン・セラン『保健室のアン・ウニョン先生』
非日常のあとの日常を普通に生きていく人を描くこと
——チョン・セラン『屋上で会いましょう』

Ⅱ エッセイ


心の矢印が、ぐっと朝鮮半島のほうに傾いた アサノタカオ
忘れられたものたち、忘れてはならないものたち
——ファン・ジョンウン『ディディの傘』 アサノタカオ
わからない世界で自分を生きる
——チョン・セラン『声をあげます』 (ま)

おわりに
——親子という境域(ボーダーランズ)で話を聞く アサノタカオ





著者紹介



(ま)


2004生まれ。高校生(執筆当時)。K - POPファン、韓国語を勉強中。



アサノタカオ


1975年生まれ。大学卒業後、2000年からブラジルに滞在し、日系移民の人類学的調査に従事。2009年よりサウダージ・ブックスの編集人をつとめながら、現在はフリーランスで編集と執筆の仕事をしている。著書に『読むことの風』(サウダージ・ブックス)、共著に『韓国文学ガイドブック』(黒あんず監修、Pヴァイン)。

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