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【新刊】『目をあけてごらん、離陸するから』大崎清夏
¥1,650
会社を辞め、身ひとつで詩を書いて生きることにした。地球のあちこちで、言葉に翻弄されて立ち尽くし、言葉に勇気づけられて歩きだす。中原中也賞受賞の詩人が、小説とエッセイで描く“魂の解放”。 目次 目をあけてごらん、離陸するから(ヘミングウェイたち;シューレースのぐるぐる巻き;フラニー、準備を整えて;雷鳥と六月;呼ばれた名前) 歌う星にて、フィールドワーク(アメリカ大陸を乗り継ぐ;あなたの言葉よ;航海する古書店;音読の魔法にかかる(ウルフのやり方で) 広州の鱈 ほか) ハバナ日記 著者等紹介 大崎清夏[オオサキサヤカ] 1982年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。2011年、ユリイカの新人としてデビュー。第二詩集『指差すことができない』で中原中也賞受賞。ダンスや音楽、美術といった他ジャンルとのコラボレーションも多数手がける。ロッテルダム国際詩祭をはじめ世界各地の国際詩祭への参加を通じて出会った海外現代詩の翻訳・紹介を少しずつ推し進めている
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【新刊】『社会学入門・中級編』稲葉振一郎
¥2,090
社会学はどこまで行けるのか?―因果推論から質的社会調査まで、現在の社会学の方法を社会科学の潮流のなかに位置づけ、AIを用いた統計的機械学習の可能性をも射程に、学問の針路をうらなう。 目次 第1章 なぜ因果推論なのか? 第2章 社会学における「質的調査」と「量的調査」 第3章 「社会変動の一般理論」から「質的社会調査」へ 第4章 媒介項としての「合理的主体性」 第5章 対面的・コミュニカティヴな質的社会調査の意味 第6章 人工知能による社会(科)学? 第7章 エピローグ―社会学の道を歩むには
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【新刊】『社会倫理学講義』稲葉振一郎
¥2,090
倫理学は哲学の一分野として探究されてきた。それは文明の発展や社会の変動とともに深化を余儀なくされた思考の蓄積でもある。ロボットやAIが人間と一緒に暮らす世界が迫り、環境破壊が動物の権利を問う時代、社会とは、そして人間とはいったいどのようなものか。 目次 倫理学とは何か?―どのようなことが論じられるのか? 規範倫理学1 功利主義 規範倫理学2 権利論 規範倫理学3 徳倫理学 メタ倫理学1 表出主義 メタ倫理学2 実在論 メタ倫理学3 錯誤説と逆転説 現代倫理学のコンテクスト 政治哲学 応用倫理学1 生命医療倫理学 応用倫理学2 環境倫理学 応用倫理学3 動物倫理学 応用倫理学4 AI倫理学 人間とはどのようなものか?
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【新刊】『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』川本直
¥2,475
「ジュリアンは私で、私はジュリアンだった」 作風は優雅にして猥雑、生涯は華麗にしてスキャンダラス。 トルーマン・カポーティ、ゴア・ヴィダル、ノーマン・メイラーと並び称された、アメリカ文学史上に燦然と輝く小説家ジュリアン・バトラー。 その生涯は長きにわたって夥しい謎に包まれていた。 しかし、2017年、覆面作家アンソニー・アンダーソンによる回想録『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』が刊行され、遂にその実像が明らかになる――。 発売当初より、佐藤亜紀氏、高遠弘美氏、伏見憲明氏、富士川義之氏、柳下毅一郎氏が推薦! 朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、毎日新聞、産経新聞、東京・中日新聞、北海道新聞、共同通信、新潮、群像、サンデー毎日、週刊新潮、週刊読書人、婦人公論、現代ビジネス、ONTOMO、TBSラジオetc.各メディアで絶賛。 もうひとつの20世紀アメリカ文学史を大胆不敵に描く壮大なデビュー長編小説にして、読売文学賞(小説賞)受賞作!
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【新刊】「食卓の世界史」
¥1,012
地理的条件、調理技術、伝統、交易の盛衰―「料理」を通してみると、歴史はますます鮮やかになる。古今東西の英雄から、時には庶民の食卓まで、興味深いエピソードと歴史的なレシピで案内する。 目次 1 ハンムラビ―古代メソポタミア野菜の「三本柱」 2 アレクサンドロス三世―食事は質素で大酒飲み 3 ネロ―絶滅危惧種最後の一本 4 楊貴妃―茘枝は幼少期の味 5 ハールーン・アッ=ラシード―食は市場にあり 6 バシレイオス一世―古代から中世へ 7 チンギス・ハン―「赤い食べ物」「白い食べ物」 8 マルコ・ポーロ―大旅行家が観察した食事情 9 コロンブス―近世の食卓へ 10 エルナン・コルテス―「コロンブス交換」の時代 11 スレイマン一世―多様な遺産を継承するオスマン帝国 12 カトリーヌ・ド・メディシス―「伝承」の真実 13 ルイ一四世―洗練されたサーヴィスの確立 14 フリードリヒ二世―コーヒーではなくビールを飲め! 15 リンカーン―感謝祭とクレオール料理 16 コナン・ドイル―大英帝国のカレー 17 夏目漱石―一生にして三食を経る 18 マクドナルド兄弟―ファストフードの誕生 遠藤雅司 歴史料理研究家。2013年から世界各国の歴史上の料理と音楽を再現するプロジェクト「音食紀行」をスタートさせ、実食イベントやレストランとのコラボレーション、テレビ番組への料理提供などを行う。
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【新刊】「言語の本質」今井むつみ・秋田喜美
¥1,056
日常生活の必需品であり、知性や芸術の源である言語。 なぜヒトはことばを持つのか? 子どもはいかにしてことばを覚えるのか? 巨大システムの言語の起源とは? ヒトとAIや動物の違いは? 言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えることである。 鍵は、オノマトペと、アブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力だ。認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫る。
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【新刊】『『忘れられた日本人』をひらく 宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵・畑中章宏
¥1,760
SOLD OUT
新書判変形/208ページ 宮本常一は民主主義の理論家だ!──宇野重規(政治学者) 不世出の民俗学者・宮本常一の主著のひとつであり、今なお愛され読み継がれる『忘れられた日本人』。そこに描かれた日本人の姿を、ノスタルジアや復古主義に陥ることなく、グローバリズムとナショナリズムとが錯綜する21世紀の世界のなかにいかに価値づけ、その可能性をひらくことができるのか。編集者・若林恵が民俗学者・畑中章宏と「忘れられた日本人」と「民主主義」の新たな姿をさがす、寄り道だらけの対話篇。 『宮本常一:歴史は庶民がつくる』『感情の民俗学』(畑中章宏)と『実験の民主主義』(宇野重規+若林恵)の必読副読本! 【本書の目次】 はじめに 若林恵 1. 翻訳 translation 2. 反作用 reaction 3. 寄合 consensus 4. 実施 practice 5. 経営体 enterprise 6. 海賊 pirates 7. 世間 worldly 8. 環世界 unwelt 9. 進歩 progress 10. 実験 experiment 11. 道具 tools 12. 伝承 lore おわりに 畑中章宏 (版元サイトより)
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【新刊】『しをかくうま』九段理江
¥1,650
第45回野間文芸新人賞受賞作。 疾走する想像力で注目を集める新芥川賞作家が描く、馬と人類の壮大な歴史をめぐる物語。 太古の時代。「乗れ!」という声に導かれて人が初めて馬に乗った日から、驚異の物語は始まる。この出逢いによって人は限りなく遠くまで移動できるようになった――人間を“今のような人間”にしたのは馬なのだ。 そこから人馬一体の歴史は現代まで脈々と続き、しかしいつしか人は己だけが賢い動物であるとの妄想に囚われてしまった。 現代で競馬実況を生業とする、馬を愛する「わたし」は、人類と馬との関係を取り戻すため、そして愛する牝馬<しをかくうま>号に近づくため、両者に起こったあらゆる歴史を学ぼうと「これまで存在したすべての牡馬」たる男を訪ねるのだった――。
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【新刊】『単語帳』グレゴリー・ケズナジャット
¥550
SOLD OUT
U-NEXT電子書籍サービスで好評配信中の電子短編から選りすぐりの3作を文庫化します。 本作は、2022年「開墾地」が第168回芥川賞の候補にもなったグレゴリー・ケズナジャットさん。 「モフモフ」をどう英訳するか。そんな切り口から始まる第二言語習得の旅を描きます。
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【新刊】『イライラ文学館 不安や怒りで爆発しそうなときのための9つの物語』頭木弘樹
¥1,980
イライラしたときには、イライラした物語を。物語によるアンガーマネジメントが誕生! 最近、イライラしませんか? そんなときこそ、イライラした物語を。本書は小説からエッセイ、マンガまで、古今東西の〈イライラ文学〉を集めたアンソロジーです。「イライラしたときには、イライラ文学館を訪れて、イライラ文学にふれて、イライラに共感することで、イライラを相殺してもらいたい」(イライラ文学館館長より)。筒井康隆や内田百閒、チェーホフ等、バラエティ豊かな9つの物語が楽しめる、読むアンガーマネジメント。ぜひお試しあれ。 目次 ◎筒井康隆「心臓に悪い」 ◎志賀直哉「剃刀」 ◎アントン・チェーホフ「ねむい」 ◎ル・クレジオ「ボーモンがはじめてその痛みを経験した日」 ◎谷崎潤一郎「病褥の幻想」 ◎内田百閒「搔痒記」 ◎ソ・ユミ「当面人間――しばらくの間、人間です」 ◎土田よしこ「わけもなく楽しくて...!?の巻」「ムシムシイライラの巻」(『ツル姫じゃ~っ!』より
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【新刊】『NOISY ANIMAL』大崎清夏
¥2,640
ページ:112 詩人・大崎清夏さんの英訳詩集『NOISY ANIMAL』
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【新刊】『老人ホームで死ぬほどモテたい』上坂あゆ美(サイン本)
¥1,870
*サイン本 サイズ:四六、並製 ページ:144ページ 【著者プロフィール】 上坂あゆ美(うえさか・あゆみ) 1991年8月2日、静岡県生まれ。東京在住。2017年から短歌を作り始める。銭湯、漫画、ファミレスが好きです。
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【新刊】『文化系トークラジオ Life のやり方』鈴木謙介、長谷川裕、 Life Crew/TBSサービス
¥1,430
サイズ:四六 ページ:224 注目の若手論客を続々と輩出!新たな言論シーンを生み出す名物ラジオ番組の「作り方」と「思想」を大公開。(出版社サイトより)
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【新刊】『こころはひとりぼっち』植本一子(サイン本)
¥1,000
サイズ:B6変形 ページ:134 最後に会って3カ月 別れの手紙から1カ月が経った パートナーとの関係を解消してからの数カ月の日記 友人・碇雪恵による寄稿も 目次 8月1日〜8月10日 毎日さびしい。毎日つらい。 9月11日〜9月20日 今はひとりでいることに挑戦しているのだ。 10月20日 誰かひとりでも、いてくれたらいいのだけど。 寄稿 ひとりぼっちじゃない 碇雪恵
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【新刊】『新版 読書のおとも』編著・岸波龍
¥1,000
サイズ:A4 ページ:58 海乃凧「読書する身体のための調律」 二見さわや歌「読書のおともにオカメサブレ」 奈良原生織「濃度/Nord」 岸波龍「マッチウォーター」 柿内正午「読書の感覚」
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【新刊】『あんぱん ジャムパン クリームパン——女三人モヤモヤ日記』青山 ゆみこ、牟田 都子、村井 理子
¥1,430
サイズ:B6、ソフトカバー 価格:¥1300+税 頁数:160 〈概要〉 神戸在住のライター・青山ゆみこ、 東京で働く校正者・牟田都子、 琵琶湖のほとりで暮らす翻訳家・村井理子。 いろいろありながらも平和に生きてきた3人を(そして世界中を)疫病の影が覆い、生活は一変。 さあ、たいへん。めっちゃ辛い。 ——そうだ、交換日記をやろう。きっとみんな、同じ気持ちを抱えているだろうから。 仕事、急に増えた家事、家族やペットのこと、必死で探したほっとする時間。 人生を揺るがす出来事を前に、戸惑い、恐れ、苦しむ。 でも、おいしいものを食べて、みんなで話せば何とかやっていけるかも。 日々のモヤモヤを3人でつづるエッセイ集。 不安だらけだけど、おしゃべりしてひと息入れよ? 【目次】 ・人物紹介 ・まえがき 1 1 小さくなった世界 2 猫だけが変わらない 3 ひとりぼっち 4 絶望しても生きている 5 こわくてたまらない 6 記憶の鍋のフタ 2 おこもり生活を支えた美味しいもの ・暑苦しいほどの焼きそば愛 ・エンゲル係数が止まらない ・15年ぶりのパンケーキ 3 7 良いニュースは小声で語られる 8 途方に暮れる 9 三人から始めよう 10 できれば機嫌よくいきたい 11 みんなどうしてるんだろう 12 紙一重 4 13 わたしの初めての猫 14 最後かもしれない 15 当たり前を取り戻す 5 なくて困った! ・災い転じて!? ・なくて困った事務用品 ・図書館が閉まった 6 緊急事態宣言が解除されて 16 モヤモヤとともに 17 小さきものの呟き 18 コロナ、その後 ・あとがき1 ・あとがき2 (版元サイトより)
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【新刊】『にがにが日記』 岸政彦
¥2,200
四六判変型 350ページ 生活史研究で知られ、大阪と沖縄、そして音楽に魅せられた社会学者が綴る、発見と内省、諧謔と哀切に満ちた日記。ウェブマガジン「考える人」の人気連載に、最愛の猫とのかけがえのない日々を書き下ろした「おはぎ日記」を併録。
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【新刊】『植物考』 藤原辰史
¥2,200
四六判並製 240ページ 今もっとも注目される 歴史学者の新機軸 人間は何より高等な生命だと私たちは思いがちだ。だが、それは真実だろうか?歴史、文学、哲学、芸術を横断し、ありうべき人間の未来をさぐるエッセイ
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【新刊】『パリと本屋さん』 パリュスあや子
¥2,145
B6判変形上製 232ページ ふらりと入った本屋で偶然出会った一冊を手に取ってみる。 ーーその瞬間はどの国にあっても至福に変わりない。 パリ郊外に住む日本人作家による本屋めぐり。フランスならではの四季折々のイベントや、ストライキ、コンフィヌモン(ロックダウン)といった社会的な動きを経ながら少しずつ変わっていく生活を、本屋を中心に「移民」独自の視点でやわらかく、ときに鋭く描く。エッセイと書店インタビューに加え、書き下ろし小説「Yousra」を収録。
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【新刊】『銭湯』 福田節郎
¥1,760
SOLD OUT
四六判上製 224ページ *サイン本 知り合いから頼まれて顔も知らない人と待ち合わせをする羽目になった俺(水上)。この人と思ったキザキさんは別の男と去ってゆき、代わりに現れたサカナさんに誘われるままに不思議な居酒屋で飲み明かし、まさに迷宮にはまり込んでゆく、心理的ロードムービーのような作品。ほかに書き下ろし「Maxとき」も収録。
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【新刊】『矢野利裕のLOST TAPES』矢野利裕
¥1,650
SOLD OUT
サイズ:A 5判 ページ:262 矢野利裕さんの批評集。 本書は、ブログを中心にここ15年くらい書き散らしていたものをまとめたものです。以前からこのような雑多な文章をまとめた単行本を出版したいと思っていたのですが、それ以外にも、コロナ禍でリアルタイムで考えていたことは紙で読めるかたちにしておくことがいいのではないかと考え、とりあえず自費で出すことにしました。掲載しきれなかった文章がまだ多くあるので、第2弾も考えています。ゆくゆくは、佐々木敦さんの『ソフトアンドハード』とか九龍ジョーさんの『メモリースティック』みたいな、ジャンルを貫通したさまざまな文章が載った本として出版したいと思っています。(著者noteより引用)