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【新刊】『現代の道具のブツリ』著)田中幸、結城千代子、絵)大塚文香
¥2,640
A5判変形(200×100)/コデックス装/272p 私たちの生活をとりまく便利な道具と目に見えない力。 そこには光、音、熱、波、粒の世界がある。 知れば知るほど暮らしがもっと「愉快」になる! 型破りで、親しみやすい、物理学の副読本。 待望の『道具のブツリ』第2弾! テーマは、現代の暮らしを支える道具たち。 冷蔵庫、スマホ、時計、日傘、体温計、電子レンジ……。 本書では、電磁波から放射線、原子や電子の世界まで、 「目に見えない力」をあつかう25個の道具のブツリを紹介します。 見えない体の中を覗くX線、水分子を揺らして温める電子レンジ、 気化熱で冷やし続ける冷蔵庫、300億年に1秒しか狂わない時計……etc. 見たいものを見たい、より美味しく食べたい、外部の脅威から身を守りたい――。 そうした人間の欲望から生まれた生活道具を、 「みる」「つたえる」「たべる」「ふせぐ」「はかる」の5つの章に分け、 物理を専門とする教師ふたりが、道具とブツリの面白い関係について語ります。 難しい公式や計算はいっさい出てきません。 一見すると「複雑でしょ」と思われがちな道具も、 そのしくみを解きほぐせば、素朴な「物のことわり(自然法則)」が潜んでいるものです。 前作『道具のブツリ』の仕様はそのまま! パタンと勢いよく開くコデックス装、開くと正方形になる縦長の判型、 色やテクスチャを版画のように重ねた大塚文香さんの挿絵も、 ページ数増量でお愉しみいただけます。 ─もくじ─ みる道具 懐中電灯 電気の力で光を得る 鏡 見えない視界を映す 眼鏡 小さなものを拡大して見る 望遠鏡 はるか遠くのものを見る X線 電磁波で体の中を覗く つたえる道具 防犯ブザー 電気で大きな音を出す 聴診器 体の中の音を聴く イヤホン 聴きたい音だけを聴く 電話 遠くの人に声を届ける スマホ 無線で遠くまで情報を伝える たべる道具 マッチ すばやく摩擦熱で火をつける フライパン 食材を温める熱の伝え方 土鍋 熱の放射でじっくり温める 冷蔵庫 気化熱で冷やし続ける 電子レンジ マイクロ波をあてて温める ふせぐ道具 日傘 紫外線から身を守る 雨傘 水分子の侵入を防ぐ スキーのゴーグル 偏光から目を守る 温冷グッズ 体の温度変化を防ぐ X線の防護エプロン 放射線を防ぐ素材 はかる道具 はかり 変わらない重さをはかる ものさし 光の速度で長さを定める 時計 正確に時を刻むために 体温計 体の温度をはかる パルスオキシメーター 体を傷つけずに測定する Column でんきちゃんの1日 光を集めるとより明るくなる なぜスプーンを近づけると像は反転するの? 「見える」範囲は拡大している ワニの鳴き声は「声」か「音」か? 遠くの音がよく聞こえるのはなぜ? どうしてサウナでやけどしないの? 温度の下限と上限はどこまで? 熱圏では何が起きている? 偏光板を使った3Dメガネ ハクキンカイロの思い出
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【新刊】『道具のブツリ』著)田中幸、結城千代子、絵)大塚文香
¥2,420
A5判変形(200×100)/コデックス装/272p 理にかなったものは美しい 25個の生活道具とそこに隠されたブツリをひも解く、 風変わりで、やさしい、物理学の入門書。 身の回りのものはすべて自然の原理や法則のもと成り立っています。 役に立たないと思われがちな中学・高校で習うブツリが、 実はさまざまな道具がもつ「用の美」の基礎になっているのです。 本書は、誰もが一度は使ったことのある生活道具を 「ながす道具」「さす道具」「きる道具」「たもつ道具」「はこぶ道具」の5つの章に分け、 物理を専門とする教師ふたりが、ああでもない、こうでもないと呟きながら、 道具とブツリの面白い関係について語ります。難しい公式や計算はいっさい出てきません。 点で突き刺すフォーク、慣性の法則で水を切るざる、 無限の刃渡りをもつピザカッター、空中の支点でてこを動かすハサミ…etc. 紀元前に生まれたスプーンや車輪など、 今なお変わらない道具の形やしくみにもう一度目を向けることで、 長い年月を経ても廃れない道具のデザインや機能が見えてくることでしょう。 開くと正方形になる縦長の判型、開きのよいコデックス装。 そして色やテクスチャを版画のように重ねた、 独特な風合いのある大塚文香さんの挿絵にもご注目!
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【新刊】『図書館、山へ分け入る』青木海青子
¥1,980
B6判/244p 哲学は新しい文体を探してきた。青木海青子さんはきわめて論じにくい哲学的主題を軽やかに深くかつ正直にたどることで新しい文体を創出した。 ──内田樹(凱風館館長) 暗がりをひとり歩いてきた人の言葉は、私たちの足元も照らしてくれる。 ──牟田都子(校正者) 好評の『不完全な司書』に続く、山奥にたたずむ図書館の司書エッセイ。 奈良県東吉野村に借りた古民家の自宅を「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」として開いて10年。この図書館を運営してきた司書が綴るエッセイ集。本という窓をとおして世界を見てきた著者が、「まどのそとのそのまたむこう」へ歩み始めた。 「山へ分け入る」とは、いまの社会的趨勢への抵抗の意。図書館は自由を守る砦となりうるという確信とともに、主宰する「生きるためのファンタジーの会」「戦争と社会を考える会」の活動、日々の図書館の出来事、障害当事者として感じる社会への違和感などが綴られる。 『バスラの図書館員』はじめ、収蔵する図書の読書案内にもなる、本の山へ分け入る旅の物語。 “薄暗い部屋の中で本を窓のように開き、本の中に広がる世界に想いを馳せていた子どもが、ある日、モーリス・センダックの絵本『まどのそとのそのまたむこう』の主人公の少女・アイダが、窓の外のそのまた向こうの世界に踏み出していったように、本の向こうの世界に背中から飛び出していくような旅の物語です。”(「まえがき」より)
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【新刊】『バグるラスコーリニコフ ――進化心理学と行動経済学で読む『罪と罰』』
¥2,530
四六/332ページ 『罪と罰』は認知バイアスの教科書だった ロシア文学の最高峰にして重厚で難解な作品とされる『罪と罰』。しかし本書はドストエフスキーを、人間の非合理性を笑い飛ばす喜劇作家として大胆に再定義する。 なぜラスコーリニコフは非合理な殺人に手を染めたのか? なぜソーニャは過酷な環境をたくましく生き抜けるのか? 著者は進化心理学、行動経済学、認知科学といった最新サイエンスを駆使して、登場人物たちの行動原理を徹底解剖。インセンティブや生存戦略、そして脳の認知バイアスが引き起こす〈人間行動のバグ〉の観点から、名作を再解釈していく。 自意識をこじらせた主人公と、合理的に立ち回るヒロインたちの力関係を追ううち、150年前の古典が、現代を生きる私たちの姿を鮮烈に映し出す。文学と科学がスリリングに交差する、かつてないドストエフスキー体験。文学ファンからビジネスパーソンまで必読の知的エンターテインメント。 【目次】 はじめに 第1部 初期作品でウォーミングアップ 第1章 『白夜』で苦笑い 第2章 ペテルブルグのボーイミーツガール 第3章 『貧しき人々』、そして日本文学 第4章 本当に滑稽で可哀想なマカールさん 第2部 いよいよ『罪と罰』いくよ! 第5章 カッコ悪いヒーロー登場 第6章 主人公は中学生なのか? 第7章 アル中死して、ヒロインが登場する 第8章 ストロングなヒロインと、自己欺瞞なヒーロー 第9章 恋するドン・キホーテたち 第10章 イデオロギーと千年王国 第11章 千年王国とカウンターカルチャー 第12章 怪奇と無神論 第13章 ヒロイン丸儲け 第14章 怒濤のハッピーエンド 第15章 本当の救世主は誰なのか あとがき ブックガイドとしての参考文献 装画:青色ひよこ 装丁:髙井愛 著者:樫原辰郎(かしはら・たつろう) 映画監督・脚本家・評論家。1964年大阪生まれ。大阪芸大在学中に海洋堂に関わり、完成見本の組立や宣伝などを手がけた後、脚本家から映画監督に。監督作に『美女濡れ酒場』、脚本作に『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』など。著作に『海洋堂創世記[60周年記念版]』『「痴人の愛」を歩く』(白水社)、『帝都公園物語』(幻戯書房)、『ロックの正体──歌と殺戮のサピエンス全史』(晶文社)がある。X: @tatsurokashi
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【新刊】『私が日記について語ること、日記が私について語ること』〈対談録 太田の部屋〉太田靖久・金川晋吾
¥990
新書判/96頁 双子のライオン堂書店で、連続で開催している小説家の太田靖久さんと様々なクリエーターが「つくる」をテーマに語り合う配信イベントのZINEのシリーズ第3弾を刊行します。 第3弾は、2023年に写真家・金川晋吾さんと行った対談と金川さんによる書き下ろしの日記と写真を1冊にまとめました。 <基本情報> 書名:『私が日記について語ること、日記が私について語ること』〈対談録 太田の部屋3〉 著者:太田靖久・金川晋吾 写真:金川晋吾 ブックデザイン:竹田ドッグイヤー 発売日:2026年5月4日(文学フリマ) 予価:900+税 判型:新書判、並製 ページ:96頁 発行元:双子のライオン堂出版部 <著者> 太田靖久(おおた・やすひさ) 小説家。2010年「ののの」で新潮新人賞。著書『ののの』(書肆汽水域)、『犬たちの状態』(金川晋吾との共著/フィルムアート社)、『ふたりのアフタースクール』(友田とんとの共著/双子のライオン堂出版部)、『犬の看板探訪記 関東編』(小鳥書房)など。文芸ZINE『ODD ZINE』の編集、様々な書店や図書館での企画展示、「ブックマート川太郎」の屋号で出店も行っている。 金川晋吾(かながわ・しんご) 写真家。1981年京都府生まれ。主な著作、『father』(青幻舎)、『長い間』(ナナルイ)、『いなくなっていない父』(晶文社)、『明るくていい部屋』(ふげん社)、『祈り/長崎』(書肆九十九)。近年の主な展覧会、2024年「現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21」東京都写真美術館、2025年「プラカードのために」国立国際美術館。 <「はじめに」> 〈太田の部屋〉の書籍化の第3弾です。今回のお相手は写真家の金川晋吾さんです。本書には私と金川さんの対談(2023年12月開催)を再構成したテキストに加え、金川さんの写真と書き下ろしの日記を収録しました。 まともに日記を書いたことのない私が、日記に関する様々な活動をされている金川さんにお話をうかがっています。 日記を書いて公開するという表現には、自分自身を理解していくことや、他者と交流する醍醐味が存在するのでしょう。「誰の日記でも面白い」と語る金川さんは、その喜びを良く知っているように見えます。そういった金川さんの姿勢には、人間の営みを丸ごと受けとめる豊かさが感じられますし、今を生きる誰かの心身を楽にする明るさが宿っているようにも思います。(太田靖久)
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【新刊】『胎動短歌7』
¥2,200
A5判/100ページ 胎動LABELは、2017年に創刊号の『胎動短歌Collective』、2022年に『胎動短歌Collective vol.2』、2023年に『胎動短歌Collective vol.3』『胎動短歌Collective vol.4』、2024年に能登半島地震の被災者支援を目的とした書籍『チャリティはー百人一首』、さらに『胎動短歌Collective vol.5』『胎動短歌Collective vol.6』を刊行してきた。 新刊となる同作には、歌人のみならず、詩人、俳人、小説家、ミュージシャン、パンクス、ラッパー、アイドル、書店員、お笑い芸人、ラジオパーソナリティー、ライター、画家、怪談師、植物園の中の人、デジタルわんこまで、全45組が参加。ジャンルを超えた「誌面上の短歌フェス」として、各参加者が短歌連作8首を寄稿している。 【参加者(寄稿者)一覧】 伊波真人 宇野なずき 荻原裕幸 カニエ・ナハ 金田冬一/おばけ 上篠翔 川奈まり子 狐火 九月 小坂井大輔 GOMESS 向坂くじら 笹公人 志賀玲太 鈴木晴香 高橋久美子 竹田ドッグイヤー tanaka azusa 俵万智 千種創一 千葉聡 寺嶋由芙 toron* 野口あや子 初谷むい 服部真里子 東直子 ひつじのあゆみ 平川綾真智 広瀬大志 藤岡みなみ 文月悠光 フラワーしげる ふわんわん 堀田季何 穂村弘 枡野浩一 町田康 松永天馬 宮内元子 宮崎智之 宮田愛萌 村田活彦 和合亮一 ikoma (50音順/敬称略)
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【新刊】『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』川内有緒
¥2,310
四六/336ページ 「目の見えない人とアートを見る?」タイトルへの素朴な疑問は、驚きとともに解消されます。白鳥建二さんと現代アートや仏像を鑑賞すると、現れるのはこれまで見えていなかった世界。 「白鳥さんと作品を見るとほんとに楽しいよ!」 という著者の友人マイティの一言で、「全盲の美術鑑賞者」とアートを巡るユニークな旅は始まりました。 視覚の不思議、アートの意味、生きること、障害を持つこと……などが白鳥さんや友人たちとの会話から浮かび上がってきます。 そこに白鳥さんの人生、美術鑑賞をする理由などが織り込まれて──。 軽やかで明るい筆致の文章で、美術館巡りの追体験を楽しみながら、社会を考え、人間を考え、自分自身を見つめ直すことができる、まったく新しいノンフィクションです。 開高健ノンフィクション賞受賞後第一作! 岸田奈美さん(作家)推薦! 誰かとわかりあえない寂しさを、幸福な余白に変えてくれる本でした。 本書掲載作品: ピエール・ボナール、パブロ・ピカソ、クリスチャン・ボルタンスキー、興福寺の仏像、風間サチコ、大竹伸朗、マリーナ・アブラモヴィッチの《夢の家》、Q&XL(NPO法人スィング、ヂョン・ヨンドゥの作品など。 ・カラー作品画像多数掲載! ・カバー裏面に仕掛けあり! 川内有緒(かわうちありお) ノンフィクション作家。1972年東京都生まれ。 映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、あっさりとその道を断念。 大学卒業後行き当たりばったりに渡米。中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学で中南米地域研究学修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。 『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で、新田次郎文学賞を、『空をゆく巨人』(集英社)で開高健ノンフィクション賞を受賞。 著書に『パリでメシを食う。』『パリの国連で夢を食う。』(共に幻冬舎文庫)、『晴れたら空に骨まいて』(講談社文庫)、『バウルを探して〈完全版〉』(三輪舎)など。 白鳥建二さんを追ったドキュメンタリー中編映画『白い鳥』、長編映画『目に見えない白鳥さん、アートを見にいく』の共同監督。 現在は子育てをしながら、執筆や旅を続け、小さなギャラリー「山小屋」(東京)を家族で運営。趣味は美術鑑賞とD.I.Y。「生まれ変わったら冒険家になりたい」が口癖。
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【新刊】『君のクイズ』小川哲
¥792
文庫/248ページ クイズ番組の決勝で、僕の対戦相手は1文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たす。彼はなぜ正答できたのか? 推理作家協会賞受賞&本屋大賞6位、圧巻のエンターテインメント。文庫化に際し短編小説「僕のクイズ」を収録! 解説は田村正資氏。
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【新刊】『リーン・インにまたね』小澤みゆき
¥1,100
B6/78ページ かつて新米会社員だった〈私〉は、シェリル・サンドバーグの『リーン・イン』を読み、仕事と家庭を両立して働く彼女に憧れた。それから10年。平凡な中年となったいま、どのように『リーン・イン』を読みなおし、言葉にできるのか。フェミニズム、ネオリベラリズム、女性活躍。時代を象徴する〈女性〉像への、憧れと挫折をめぐる批評エッセイ。 【目次】 はじめに 第1章 『リーン・イン』を読み直す 第2章 『オプションB』を読む 第3章 英語圏における『リーン・イン』のメディア露出と、批判・検証 第4章 日本語圏の『リーン・イン』受容と、ポストフェミニズム さいごに 【著者略歴】 小澤みゆき 会社員兼作家・編集者。編著に『かわいいウルフ』(自費出版ののち、亜紀書房より書籍化)、『海響一号 大恋愛』(自費出版)。作家・編集者・研究者の笠井康平とともに、文章表現ユニット「作家の手帖」としても活動し、ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』の日本初訳・葛川篤訳を出版。 【書誌情報】 本文78p B6・並製 表紙カラー/本文モノクロ 価格:1000円+税 著者:小澤みゆき 装画:Tenta 流通:本屋lighthouse 刊行日:2026年4月11日
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【新刊】『詩人S』谷川俊太郎
¥1,980
SOLD OUT
四六判/240ページ 高校生の頃から、谷川俊太郎は詩人だった。 デビュー前、都立豊多摩高校文芸部員だった頃の詩「つばめ」や、「詩のボクシング」で即興朗読された「ラジオ」、映画「『谷川さん、詩をひとつ作ってください。』のために書き下ろされた表題詩を含む84編を収録。 【「つばめ」が掲載されたのは都立豊多摩高校文芸部編輯の復刊第二號『豊多摩』、発行は一九四八年四月でした。級友の北川幸比古に誘われて詩を書き始めて間もなくのころだったと記憶しています。第一詩集『二十億光年の孤独』に収めた詩は、みな大学ノートに清書されていますが、これはそれ以前の作で原稿はありません。私は高校四年生、文芸部員として一応編輯室に名を連ねています。(谷川俊太郎)】――本書より また谷川さんに会いたい、すべての人へ。
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【新刊】『さいしょのにんげん』さく・ぶん:しまおまほ/さく・え:堀道広
¥1,980
四六判/42ページ なにごともなかった一日のよる。目をとじるとおもいだす、なんだか気になる、たくさんのできごと。 かえりみちにいた白いネコのこと。じゃんけんでへんなチョキをだしてたやつのこと。よし子せんせいがおとこの人と手をつないでいたのをスーパーでみかけたこと。 あれはなんだったのか。ゆめうつつのなか、いつしかときをかけて、とうとうぼくは「さいしょのにんげん」にであう。 しまおまほ×堀道広のコンビによる、壮大かつ最高に“妙ちき”な絵本!
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【新刊】『夕暮れに夜明けの歌を』奈倉有里
¥1,980
四六判/272ページ 今、ロシアはどうなっているのか。高校卒業後、単身ロシアに渡り、日本人として初めてロシア国立ゴーリキー文学大学を卒業した筆者が、テロ・貧富・宗教により分断が進み、状況が激変していくロシアのリアルを活写する。 私は無力だった。(中略)目の前で起きていく犯罪や民族間の争いに対して、(中略)いま思い返してもなにもかもすべてに対して「なにもできなかった」という無念な思いに押しつぶされそうになる。(中略)けれども私が無力でなかった唯一の時間がある。彼らとともに歌をうたい詩を読み、小説の引用や文体模倣をして、笑ったり泣いたりしていたその瞬間──それは文学を学ぶことなしには得られなかった心の交流であり、魂の出会いだった。教科書に書かれるような大きな話題に対していかに無力でも、それぞれの瞬間に私たちをつなぐちいさな言葉はいつも文学のなかに溢れていた。(本文より)
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【新刊】『石垣りんの手帳 1957から1998年の日記』
¥3,960
文庫サイズ上製本/424ページ 戦後女流詩人の草分け的存在である石垣りん。 石垣りんの詩やエッセイは いつの時代も、人々の心のひだに触れてくる。 本書は、南伊豆町町立図書館「石垣りん文学記念室」に所蔵される、 1957年の富士重工業製の手帳、 1957年から1998年の間使用された 日本興業銀行製などの手帳ページを撮影して公開する。 小さな手帳に鉛筆書きで几帳面にしたためられた、詩人直筆の日常の記録から、 「社会詩」「生活詩」と謳われた詩作が生まれた背景を探るものである。 [主な内容] 1974年1月1日(火) 晴天、10時起きる、年賀状252通 1975年2月20日(木) 本店人事部へゆく 10時定年退職の辞令 1976年11月14日(日) シブヤで谷川さんにあって西武で洋服みてもらってかう 1977年2月21日(月) 誕生日、57才 岐阜県徳山村へ行く 1980年9月5日(金) 花神社大久保さんに会う 略歴500増刷の由 1988年11月28日(月) 1時青山葬場へ、草野心平さんを送る集り 「未来を祭れ」に出席 1991年5月19日(日) 午後シブヤへ出て茨木のり子さん夫君 17回忌で西村からメロン送る 1992年11月6日(金) 6スギ神楽坂・出版クラブへ行く、 「北村太郎・お別れの会」に出席 1995年1月17日(火) 午前5時46分、阪神大震災、 偶然6時少し前に目をさまし、ニューズで知る <石垣りんの愛用品> 自作年賀状 自作消しゴム印 東京-石川台 定期券 1974 名刺 <寄稿> 「石垣さん」 谷川俊太郎 「きっぱりと爽やかな詩人」 関容子 「日記を書くこと、詩を書くこと」 高橋順子 「石垣りんさんの遺言」 田中和雄
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【新刊・ZINE】『胎動短歌collective2』(胎動レーベル)
¥1,320
<新刊>『胎動短歌collective2』(胎動レーベル) 歌人、詩人、ラッパー、ライター、書店員まで、全24組が参加。短歌作品 各8首を掲載。 ここでしか読めない素晴らしい作品が揃っています。 【編集】ikoma (胎動LABEL) 【表紙・デザイン】竹田信弥(双子のライオン堂) 伊波真人 岡野大嗣 荻原裕幸 金田冬一/おばけ 上篠翔 狐火 木下龍也 小坂井大輔 GOMESS 向坂くじら 鈴木晴香 竹田信弥 野口あや子 初谷むい 東直子 ひつじのあゆみ 平川綾真智 広瀬大志 フラワーしげる 枡野浩一 宮崎智之 村田活彦 和合亮一 ikoma
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【新刊】『胎動短歌3』
¥1,980
【新刊】『胎動短歌3』(2刷) 定価:1800円+税 概要 歌人のみならず、詩人、俳人、ミュージシャン、ラッパー、ライター、書店員、植物園の中の人(!)まで全34組が参加、連作8首をご寄稿。 ジャンルを超えた「誌面上の短歌フェス」をお楽しみください。 青松輝 伊波真人 岡野大嗣 岡本真帆 荻原裕幸 カニエ・ナハ 金田冬一/おばけ 上篠翔 狐火 木下龍也 小坂井大輔 GOMESS 向坂くじら 鈴木晴香 高橋久美子 竹田信弥 千種創一 千葉聡 toron* 野口あや子 初谷むい 東直子 ひつじのあゆみ 平川綾真智 広瀬大志 文月悠光 フラワーしげる 堀田季何 枡野浩一 宮内元子 宮崎智之 村田活彦 和合亮一 ikoma (50音順/敬称略) 【価格】1,800円(税抜) 【表紙・デザイン】竹田信弥 (双子のライオン堂) 【編集】ikoma / 胎動LABEL
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【新刊】『中くらいの友だち12』
¥1,100
A5 144ページ 韓国を語らい・味わい・楽しむ雑誌、待望の復刊! 最高でも最低でもない、韓国との“中くらい”の友情のかたちを探る雑誌の第12号。 執筆陣は在韓日本人、在日韓国人、長年韓国とかかわってきたメンバー。詩、エッセイ、翻訳、街歩き、韓国伝統食や韓国ロックなど、ユニークな視点で韓国にアプローチします。
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【新刊】『中くらいの友だち10』
¥1,100
A5 124ページ 韓国を語らい・味わい・楽しむ雑誌、待望の復刊! 最高でも最低でもない、韓国との“中くらい”の友情のかたちを探る雑誌の第10号。 執筆陣は在韓日本人、在日韓国人、長年韓国とかかわってきたメンバー。 詩、エッセイ、翻訳、街歩き、韓国伝統食や韓国ロックなど、ユニークな視点で韓国にアプローチします。 【目次】 碑が教えてくれるもの……大瀬留美子 夢……カン・バンファ ソウル鞍山物語⑥ 江南編 ふたたび韓国へ……伊東順子 実力派アジュンマたちに囲まれて……山岸由佳 続・うちのジホンの話 パンデミック下のソウルで自閉症の子と暮らしています!……平野有子 ハゴロモ……南 椌椌 日本語人アッパの韓国スケッチ⑩ 新林9洞エレジー……ゆうき 韓国タワー探究生活⑩ 83タワー 2021年10月26日 大邱……清水博之 コプチャンチョンゴルの飲んだり、食べたり、歌ったり⑩ ウィズコロナ政策は大失敗(?)の韓国で…… ……佐藤行衛 韓国美術行脚⑥ 展覧会×ダークツーリズム……らさおらさ 東京浅草花やしき前・稲村劇場……李 銀子 私のソウルものがたり⑦ ─ビッグ バイブレーション コンサート イン増上寺─……金 利惠 コロナ禍自営業日記…… 清水博之 メンバー近況
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【新刊】『専門家なしでやってみよう! オープンダイアローグ 安全な対話のための実践ガイド』石田月美 頭木弘樹 鈴木大介 樋口直美
¥1,980
四六判並製 284頁 安全な対話が、 人生をやわらげる。 「あまりにも濃い「当事者」たちによる、濃密で感動的な対話。4人のポリフォニーに何度も驚かされる。あなた方に支持されることは、どんなエビデンスよりも私を勇気づける。オープンダイアローグを続けていこう」──斎藤環(精神科医) ただ繰り返し対話する、それだけで高い効果をもたらすとして精神医療やメンタルケアの世界で注目される〈オープンダイアローグ〉。この手法、病気や困りごとを抱えた当事者だけで安全に行えることをご存じですか? 本書は、全員素人かつ病気/障害持ちの物書き4人がオンラインで行った対話をもとに作成した、悩める者の悩める者による悩める者のためのガイドブックです。これまで話せなかったことを話せる場の力、問題を解決しなくても救いが訪れる驚き──こころのケアの新しい可能性をひらくオープンダイアローグの世界へようこそ。実施にあたり精神科医・斎藤環氏と交わしたQ&A、オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパンによるガイドライン(抜粋)も収録。
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【新刊】『3月の本』(編・西崎憲)
¥3,080
B6変型判・上製本/288ページ 時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈3月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。 装丁:岡本洋平(岡本デザイン室)
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【新刊】『1月の本』(編・西崎憲)
¥3,080
B6変型判・上製本/288ページ 時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈1月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。 装丁:岡本洋平(岡本デザイン室)
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【新刊】『しるもの読物』木村衣有子
¥2,200
46判/ページ数 192 食にまつわる文章の名手・木村衣有子が「しるもの」がある28の風景を描く。味噌汁、シチュー、冷や汁、コーンスープ、コーヒー、紅茶、めんつゆ…四季折々のしるものにまつわるエッセイ、ブックエッセイに連作短編小説を加えた、著者の新境地! 目次 早春(豚肉とベーコン;シチューの壁;胡麻すりと豚汁;パンと白いシチュー) 初夏(トマトの皮と色;きゅうりのしるもの;ミネストローネの柄;スコール、冷や汁) 盛夏~初秋(とうもろこしの第一印象;アンディ・ウォーホルを知った頃;めんつゆ現代史;自販機とおさげ髪;クリームチキン味;うどんスープ) 秋(百合の果汁、私のジャム;コーヒーをはかる;紅茶の入口;りんごジュースをあたためる;ペアマグ) 冬(出汁と味噌の近況;味噌汁の具を読む;インスタントラーメンをえがく女たち;おにぎり屋の味噌汁;豆腐;そばやの中華そば;レシピの行間を読む料理本;本の中の味噌汁論;器) 著者等紹介 木村衣有子[キムラユウコ] 作家。1975年栃木県生まれ。『恵文社一乗寺店』『喫茶ソワレ』でアルバイトしながら、フリーペーパー『nounous』、リトルプレス『marie=madeleine』を発行する。2002年より東京の東側に住みつつ、東北に通い続けて今に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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【新刊】『まだ夜な気がしてる。まだ7時な気がしてる。まだ土曜日な気がしてる。まだ家にいてもいい気がしてる。まだ仕事しなくてもいい気がしてる。まだ働かなくてもいい気がしてる。まだ15時な気がしてる。まだ4月な気がしてる。まだ26歳な気がしてる。まだ22時な気がしてる。本当はもう朝になろうとしている。』マンスーン
¥1,980
B6変形判 288ページ ウェブメディア『オモコロ』人気ライターの著者によって、2018年より約7年間にわたってTwitter(現 X)に投稿された“日記のような何か”の全貌。読むとくせになる、言葉と日常のちょっと向こう側。
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【新刊】『光子ノート』やべみつのり
¥3,850
B6判/ページ数 992 ひとり娘の光子ちゃん、外へ働きに出るお母さん、家にいるお父さん。 その日常を手書きの絵と少しの文章で、来る日も来る日も描き続けたお父さん。 「おとうさんはまいにちなにをしてるの」(本文 光子ちゃんからお父さんへの手紙より) 1970年代はじめ、高度成長期の東京、娘を見つめ、自分をもういちど生き直す父の記録。 「どんづまりだった」父は、娘が世界と出会うその過程のすべてを記録しようとするかのようにノートを描き続けます。 お友達と遊んだり、保育園に行ったり、 はじめて字を書いたり、動物園に行ったり、 お誕生日が来たり、お風呂屋さんに行ったり、 プールに行ったり、お友達と遊んだり、お誕生日が来たり……。 そんな一瞬一瞬を誰かに読んでもらうためでもなく、ただ描かれ続けたノート。 父はやがて絵本作家になり、お母さんは赤ちゃんが産まれると光子ちゃんに伝えます。 生きている、それが続いていく、そのかけがえのなさを。 マンガ『ぼくのお父さん』矢部太郎(新潮社)のもとになったノートが 倉敷市立美術館の特別展「やべみつのりと矢部太郎 『ぼくのお父さん』のふるさと・倉敷」開催(2025年10月17日〜12月21日)を記念して初出版。
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【新刊】『配信日記』作田優
¥1,000
A6/96ページ 作田優さんの日記と小説を収めた1冊。
