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【新刊】『よりぬきのん記2024』スズキロク
¥1,100
新書判・並製/244p 「『のん記』を読み始めてからというもの、仕事や生活で疲れたときに浮かぶのは、もうすっかり「ツカツカレンコン」だ。」 石山蓮華(電線愛好家・TBSラジオ「こねくと」パーソナリティ) 「ドンキ前でドンギマってのん記もって集合!」 矢野利裕(批評家) イラストレーター、漫画家、歌人のスズキロクによるエッセイ4コマ本新刊です。 ぬいぐるみと布団が好きでくいしんぼうな「妻」と、 本とレコードが好きで、ぬいぐるみに厳しい「夫」の、 いろいろあっても結局、なんだかのんきな毎日。 2024年1月から12月まで毎日X(旧Twitter)の鍵アカウントでひっそりと発表された4コマから、多めによりぬいています。 巻末解説はTBSラジオ「こねくと」メインパーソナリティで電線愛好家、石山蓮華さん!
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【新刊】『湖まで』大崎清夏(サイン本)
¥2,200
四六変形判並製/160p 歩いていった先に大きな水の塊があることは安心だった。 海でも川でも湖でも。 いまを生き、いまを描く詩人による 詩と散文のさきに見出された光り溢れる 初めての書き下ろし連作小説集。 ひとと出会い、土地に触れ、わたしはわたしになっていく。 みずからの世界の扉をひらく全5篇。 目次 湖畔に暮らす 眼鏡のバレリーナのために 次の足を出すところ みなみのかんむり座の発見 二〇二四年十一月三日 著者略歴 大崎清夏【著】 2011年、第一詩集『地面』刊行。『指差すことができない』で第19回中原中也賞受賞。詩集に『暗闇に手をひらく』『踊る自由』『新しい住みか』、その他の著書に『私運転日記』『目をあけてごらん、離陸するから』などがある。協働制作の仕事に、奥能登国際芸術祭「さいはての朗読劇」(22、23年)の脚本・作詞、舞台『未来少年コナン』(24年)の劇中歌歌詞、オペラ『ローエングリン』(24年)の日本語訳修辞、ダンスパフォーマンス『渋谷への手紙 ~LOVE HATE SHOW ~』(25年)の共同構成・語りなど多数。2025年春、山の暮らしをゆるゆると開始。
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【新刊】『もっと ひとんちのかぞく』鈴木彩可
¥1,400
文庫判並製/114ページページ 前作『ひとんちのかぞく』に続く第2弾! noteに掲載していた家族の話の中から、セレクトして一冊の本に。 まえがきとあとがきには、新しい話を収録。 <前書きより> “うちの家族は、誰かに自慢できるような立派な家族でもなければ、有名な両親で〜とかでもない、 普通の家族だけど、そんな普通の家族なりに、色々あって、そういうことを書き始めたら止まらなくなった”(まえがきより) これは、どこにでもいる、普通の父や、母、妹の話です。 読んだ後に、あなたの大切な家族の顔が浮かぶ“家族エッセイ”です。 ……………………… 『ひとんちのかぞく』 著者:鈴木 彩可 価格:¥ 1,200+税 発行日:2024/6/15 頁数:81ページ デザイン・イラスト:2828(ししどゆうき しげるまつげ) 印刷製本:株式会社グラフィック
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【新刊】『4月の本』(編・西崎憲)
¥3,080
B6変型判・上製本/296 頁 時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉―― 12か月のうちの〈4月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。 四季をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。 【目次】 春昼(太宰治) 四月(北川冬彦) 四月の蕾(獅子文六) 鷗外先生の墓に詣づるの記(日夏耿之介) 春日遅々(堀辰雄) 牧神の春(中井英夫) 四月短章(村山槐多) 褪春記(鏑木清方) 四月馬鹿(渡辺温) イギリスの春と春の詩(吉田健一〕 死人の埋葬〔「荒地」より〕(T・S・エリオット/吉田健一訳) 美しい墓地からの眺め(尾崎一雄) 山男の四月(宮沢賢治) かたくり(水野葉舟) ギャロッピング・フォックスリー(ロアルド・ダール/田口俊樹訳) 四月(ギュスターヴ・カーン/永井荷風訳) 春雪(久生十蘭) まどわしの四月(片山廣子) 若菜のうち(泉鏡花) 博士の目(山川方夫) 桜の森の満開の下(坂口安吾) 跋 四月はかならずやってくる(西崎憲)
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【新刊】『ぼちぼち』 藤岡みなみ(サインカード付)
¥2,200
四六判・並製/324ページ/サインカード付 ページを開くと勝手に話しかけてくる! 10年分の雑談をまとめた“読むラジオ” はるか昔「人気DJランキング」AM部門第1位を獲得したこともある著者による、大ボリュームの小ネタ集。 1分でニヤリとできる、どうでもいいのになぜか聴きたくなるエピソードトークの秘訣がここに(あるといいな)。 寝る前、トイレの中、入院時、通勤中など、生活のそばに置いてただ笑ってほしいだけの本です。 装画イラスト・題字は『夏がとまらない』『大丈夫マン』の藤岡拓太郎さん。 目次: マジシャンに間違えられた父/ タオルがないのに足湯/ めずらしいどんぐりじゃない/ 豚の睾丸を託された話/ オッケーオッケーの人になる/ ほじくりにくい苗字/ 仮面をリクエスト/ カニを持ってうろつく/ マンドリルの顔をまじまじ見る/ 普通の秘伝のタレ/お 坊さんの愚痴/ 茶色いピクニック/ 人面魚を見つける……などエピソードトーク約270本を収録。
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【新刊】『人間的教育』 佐川恭一(サイン本)
¥2,200
四六判・並製/260ページ なぜ働かなくてはいけないのか―― すべての大人の心を抉る、不遇の天才・佐川恭一の“アンチお仕事小説”傑作選。 正直、面白すぎて、佐川恭一という存在に嫉妬!!!! ――三宅香帆(文芸評論家) 自分の分身を読んでいるような、生きることを肯定されるような感覚になった。 ――押見修造(漫画家) どうしようもなく惨めで情けない人間を愛し、競争社会の欺瞞を暴く文芸界の鬼才・佐川恭一。そのディープで人間臭い魅力をこの一冊に!受験・学歴と童貞のルサンチマンを描いてきた佐川恭一による「アンチお仕事小説」8篇を収録。電子書籍で人気を集めた「ナニワ最狂伝説ねずみちゃん」、小説すばるで話題となった「ジモン」「万年主任☆マドギュワ!」など社会人の悲哀をブラックユーモアたっぷりに描く傑作短編集。 装画=押見修造 解説=樋口恭介(SF作家) 「たとえば僕らがまだ、競争と勝利に取り憑かれているなら」
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【新刊】『音を立ててゆで卵を割れなかった』生湯葉シホ
¥1,870
四六判/168ページ 気弱で、繊細で、もがいていた。 「食べられなかったもの」で振り返るエッセイ集 様々なウェブ媒体を中心にライティング、取材で実績のある⽣湯葉シホさん。幼少期から20代までにかけて不安でたまらなかった自己の内面を「⾷べられなかったもの」の記憶とともにふり返る、初の単著となるエッセイ集。繊細な心の機微を捉え、共感を呼ぶ30篇です。 ◆尾崎世界観さん、岡本真帆さん絶賛!! 生湯葉さんが書くものから伝わってくる覚悟を、怒りを、畏れを、疑いを、諦めを、照れを、潔癖さを、ぜんぶ積み上げて、神棚にして拝みたいくらい、どうしようもなく信じている。 尾崎世界観(ミュージシャン・作家) 怯えているけどやさしくて、すべてのものをよく見ている。 生湯葉シホさんは、私が心から信頼し、憧れている書き手です。 岡本真帆(歌人・作家) (版元サイトより)
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【新刊】『石垣りんの手帳 1957から1998年の日記』
¥3,960
文庫サイズ上製本/424ページ 戦後女流詩人の草分け的存在である石垣りん。 石垣りんの詩やエッセイは いつの時代も、人々の心のひだに触れてくる。 本書は、南伊豆町町立図書館「石垣りん文学記念室」に所蔵される、 1957年の富士重工業製の手帳、 1957年から1998年の間使用された 日本興業銀行製などの手帳ページを撮影して公開する。 小さな手帳に鉛筆書きで几帳面にしたためられた、詩人直筆の日常の記録から、 「社会詩」「生活詩」と謳われた詩作が生まれた背景を探るものである。 [主な内容] 1974年1月1日(火) 晴天、10時起きる、年賀状252通 1975年2月20日(木) 本店人事部へゆく 10時定年退職の辞令 1976年11月14日(日) シブヤで谷川さんにあって西武で洋服みてもらってかう 1977年2月21日(月) 誕生日、57才 岐阜県徳山村へ行く 1980年9月5日(金) 花神社大久保さんに会う 略歴500増刷の由 1988年11月28日(月) 1時青山葬場へ、草野心平さんを送る集り 「未来を祭れ」に出席 1991年5月19日(日) 午後シブヤへ出て茨木のり子さん夫君 17回忌で西村からメロン送る 1992年11月6日(金) 6スギ神楽坂・出版クラブへ行く、 「北村太郎・お別れの会」に出席 1995年1月17日(火) 午前5時46分、阪神大震災、 偶然6時少し前に目をさまし、ニューズで知る <石垣りんの愛用品> 自作年賀状 自作消しゴム印 東京-石川台 定期券 1974 名刺 <寄稿> 「石垣さん」 谷川俊太郎 「きっぱりと爽やかな詩人」 関容子 「日記を書くこと、詩を書くこと」 高橋順子 「石垣りんさんの遺言」 田中和雄
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【新刊】『SA001』杉森仁香(サイン本)
¥880
A5判/132ページ 『夏影は残る』で第30回(2021年度)やまなし文学賞を受賞した杉森さんの少し後味の悪い短編集。
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【新刊】『世界のひきこもり 地下茎コスモポリタニズムの出現』ぼそっと池井多
¥1,980
四六判/288ページ ひきこもり歴35年、「世界ひきこもり機構」(GHO)を創設した50代の著者が、インターネットを通じて世界のひきこもりたち、およびその支援者たちと対話した記録。フランス、イタリア、アメリカ、インド、カメルーン、アルゼンチン、中国、台湾、北朝鮮、フィリピンなど、世界13カ国に及ぶ国のひきこもりたちが普段何を考え、どのように暮らしているのかを明らかにした「ひきこもり」の常識を覆す衝撃的な本。 ※本書は、ひきこもり当事者や経験者によるメディア「ひきポス(HIKIPOS)」に掲載され話題を呼んだ、世界各地のひきこもりのインタビューや手記を再編集し、新たに文章を加えたものです。
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【新刊】『アカデミック・ハラスメントの解決ー大学の常識を問い直す』北仲千里&横山美栄子
¥2,200
四六判/458ページ ●第1章 アカデミック・ハラスメントとは何か ▼第1節 言葉の整理─キャンパス・ハラスメント、パワー・ハラスメント、アカデミック・ハラスメント ・対策の法令はセクハラのみ ・「相手が不快ならパワハラ?」ではない ・強い叱責ばかりがパワハラ/アカハラではない ・「加害」がなくても「被害」は起きうる ▼第2節 アカデミック・ハラスメントの世界 ・アカハラ問題をとくに掘り下げる意義 ・処分事由の変化 ・処分報道の例 ▼第3節 教員の学生に対するアカデミック・ハラスメント ・特徴1 尊敬や期待が裏切られるとき ・特徴2 専門教育における教員の立場の強さ ・特徴3 キャンパスの外にまで及ぶ教員の社会的影響力 ▼第4節 研究者同士のアカデミック・ハラスメント ・特徴1 相互評価による学会/学界運営 ・特徴2 キャリアに長く影響を及ぼす ▼第5節 アカデミック・ハラスメントと向き合う ・問題があることを直視しよう ・良識ある大学人による「基準」づくりをしよう ・アカハラが起こる背景を見直そう ▼第6節 アカデミック・ハラスメントの具体例 ・学生の不幸─尊敬できない教員 ・研究室でのハラスメントやいじめ ・研究者同士のハラスメントやいじめ ◎コラム 研究者世界のピラミッド ●第2章 相談員は見た! 知られざる学問研究の世界 ▼第1節 学問分野のサブカルチャーとアカデミック・ハラスメント ・研究中心の大学と教育中心の大学 ・研究文化の違い ▼第2節 理系のアカデミック・ハラスメント ・チームで行われる研究と教育 ・「発表せよ、さもなくば滅びよ」 ・典型例1 ブラック研究室の「ピペド」 ・典型例2 長時間労働が当たり前 ・典型例3 強い叱責、追い詰め ▼第3節 オーサーシップと研究倫理問題 ・誰が著者? ・オーサーシップ問題は「微妙な問題」の象徴 ・国際基準のルールはあるけれど ・研究不正とアカハラの深い関係 ▼第4節 教授がとても「偉い」ところ ・小講座制が生んだピラミッド組織 ・「教授独裁型」という悪夢 ・小講座制は絶対悪? ▼第5節 医歯学部の医局講座制 ・医学部教授がとくに「偉い」理由 ・「医局」という不思議なシステム ・万年助教の存在はハラスメント!? ▼第6節 文系でのアカデミック・ハラスメント ・文系の研究スタイル ・ディープな関係、マインド・コントロール ◎コラム 教育中心の大学でのハラスメント ●第3章 アカデミック・ハラスメントへの対応 ▼第1節 ハラスメント相談員の役割 ・被害の意味づけをする ・そこから抜け出す方法を考える ・責任者に関係調整・環境調整の依頼をする ・解決するまで面談を継続する ▼第2節 解決までのステップ1「助言・情報提供」 ・相談者自身で解決を図る ・二次被害への怖れ ▼第3節 解決までのステップ2「通知」─行為者への注意・警告 ・通知パターン1 行為者に対する聴き取りを行った上で通知する ・通知パターン2 簡単な事実確認だけをして通知する ・だれが「通知」をするか ・通知を行う上で注意するべきこと ▼第4節 解決までのステップ3「調整」─人間関係や環境の改善 ・調整パターン1 相談者と行為者の引き離し ・調整パターン2 上司や同僚、相談員による監視(モニタリング) ・調整パターン3 行為者による謝罪 ・調整パターン4 当事者間での話し合いの援助(調停) ▼第5節 解決までのステップ4「苦情申し立て」 ・事実調査の進め方 ・調査に入る前に準備しておくこと ・行為者に通知するとき ・調査期間中の配慮 ・事情聴取の際の配慮 ・事実調査後の対応 ・結論が出るまでの期間 ・処分が決まったら─当事者への通知と処分の公表 ▼第6節 再発防止のための取り組み─経験から学ぶ ・ほかにも被害が隠れていないかどうか調べる ・実際に起きた事例をもとに啓発・教育・研修をする ◎コラム 弁護士を活用する ●第4章 ハラスメントをなくすために大学が取り組むべきこと ▼第1節 大学という組織固有の難しさ ・自治の原則が閉鎖性を生む ・ハラスメントは大学のガバナンス問題 ▼第2節 ハラスメントが起きにくい「体質」をつくる ・ハラスメントが起こりやすい組織 ・アクセスしやすい相談窓口 ・スキルのある専任の相談員をおく ・大学間の環境の格差 ▼第3節 研究不正にかかわるハラスメントにどう取り組むか ・研究不正とハラスメントの関係 ・研究不正の起こりにくい土壌をつくる ・ローカルルールを超えて ◎コラム 外部相談のメリットとデメリット ●アカデミック・ハラスメントに関する資料 ・大学院生の教育・研究環境に関するアンケート調査票の例 ・広島大学ハラスメント相談室規則 ・広島大学におけるハラスメントの防止等に関する規則 ・広島大学におけるハラスメントの防止等に関するガイドライン
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【新刊】『終わりなきタルコフスキー』忍澤勉
¥2,860
四六判/458ページ ソ連の詩的映像作家アンドレイ・タルコフスキーが世を去って35年。しかし彼の作品への評価は高まることがあっても、古びることは決してない。映画館でも「タルコフスキー映画祭」が常に開催され、新しいファンを獲得し続けている。本書は、難解と言われるタルコフスキー映画全8作を詳細に解説すると共に全作品のフィルモグラフィーとタルコフスキー家の年譜も収録した〈タルコフスキー本の決定版〉です。
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【新刊】『父が死んだら祝杯を』作田優
¥800
A5/158ページ 『逃亡日記』の作者による群像新人文学賞最終候補作品。
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【新刊】『しゅうまつのやわらかな』浅井音楽(サイン本)
¥1,980
四六判並製/224ページ(サイン本) ―鮮明に思い出せることほど、ほんとうは忘れられたことなのかもしれない。 忘却と喪失。停滞と安寧。異端の言語感覚で綴られる、過ぎ去った日々の心象。 随筆。小説。詩。日記。変幻自在に境界を超える筆致が織りなす待望の随想集。 装画:つくみず 装丁:名久井直子
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【新刊】『雨のうた』
¥2,200
新書判・並製/135ページ 好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君ーー枡野浩一 どこから開いても〈雨〉につつまれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 つめたい雨、やさしい雨、はげしい雨、やまない雨、あたたかい雨、とおざかる雨、なつかしい雨……100人の歌人がうたった、わたしだけの雨のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 蒼井杏/青松輝/我妻俊樹/阿波野巧也/飯田有子/飯田和馬/石井大成/石井僚一/石川美南/伊藤紺/井上法子/岩倉文也/魚村晋太郎/牛隆佑/内山晶太/宇都宮敦/江戸雪/近江瞬/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/尾崎左永子/笠木拓/川野芽生/北山あさひ/絹川柊佳/木下こう/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/小池純代/鴻田野枝/小坂井大輔/小島なお/小島ゆかり/小林朗人/斉藤斎藤/坂井ユリ/榊原紘/嵯峨直樹/笹井宏之/佐々木朔/佐藤羽美/佐藤真由美/佐藤弓生/柴田葵/嶋稟太郎/鈴木晴香/鈴木美紀子/染野太朗/竹林ミ來/辰巳泰子/田中有芽子/谷川由里子/谷じゃこ/田丸まひる/俵万智/千種創一/寺井奈緒美/土井礼一郎/堂園昌彦/土岐友浩/戸田響子/永井祐/永井亘/中野霞/中村森/西村曜/薄暑なつ/橋爪志保/初谷むい/服部真里子/花山周子/馬場めぐみ/東直子/久永草太/平出奔/平岡直子/藤本玲未/法橋ひらく/穂村弘/堀静香/正岡豊/枡野浩一/睦月都/盛田志保子/安田茜/藪内亮輔/山尾悠子/山川藍/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/横山未来子/吉川宏志/吉田恭大 (あいうえお順・敬称略、全100名)
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【新刊】『幸福論』 アラン
¥1,760
新書判・並製/300ページ 抽象思考を重ねるのでなく、日常的な場面の中から幸福への合理的な道筋を見つけだす。「幸福とは何か」を追究した名著。 もっとも読みやすい幸福論 「本物の不幸もかなりあるにはある。そうだとしても、人々が一種の想像力の誘惑によって不幸をいっそう大きくしていることには、依然としてかわりない。自分のやっている職業について不平を言う人に、あなたは毎日、少なくともひとりぐらいは出会うだろう。そして、その人の言い分は、いつでも十分もっともだと思われるだろう。どんなことでも文句をつけられるものだし、なにも完全なものなどないからだ」 リセで哲学教授として長らく教鞭を執っていたアランの哲学は、想像力の暴走に身を委ねたり、抽象思考に終始するのでなく、また何か特別な状況を必要とするのでもない。日常を生きる場で、幸福への道筋を見つけだしていくのである。 自分自身の気分の揺らぎがときには不幸の悪循環をもたらす。不安に苛まれる時代にあって、いかに幸福を得るかの心の持ちようを教えてくれる、アラン畢生の名著。 【著者略歴】 アラン Alain 本名エミール・オーギュスト・シャルティエ(1868‐1951)。 「アラン」はペンネーム。フランスの哲学者で、パリのアンリ4世校など名門リセで哲学教授を務めた。抽象思考に終始するのではなく、わかりやすい日常生活の場面の中で、「幸福とは何か」を追究した。著書はほかに『人間論』『諸芸術の体系』『哲学講義』など。弟子にアンドレ・モーロワやシモーヌ・ヴェイユがいる。
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<新刊>「『アオザイ通信完全版1〜3』完結記念のし紙付きセット」西島大介(双子のライオン堂)
¥3,000
<新刊>「『アオザイ通信完全版1〜3』完結記念のし紙付きセット」西島大介(双子のライオン堂) 『アオザイ通信完全版』完結記念として限定100セット作った「のし紙」版が復活しました! 西島大介さんの新作で、ディエンビエンフーの続編『Kommunismus』連載開始をお祝いして、特別価格での提供です。
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【新刊】『『HECTOR』vol.2』 編著・田中さとみ
¥1,430
A5変形判・並製/114ページ 2022年に創刊した、詩人・田中さとみの個人誌『Hector(ヘクトー)』。 3年越しに、続編vol.2を刊行できることになりました。 誌名は、夏目漱石の飼っていた犬の名前「ヘクトー」にちなんでいます。 表紙写真は金川晋吾さん。 今号では、藤子不二雄Aさんのチーフアシスタントをされていたさとうみつしげさんに、ヘクトーくんのイラストをお描きいただいています。 参加=白鳥央道(詩人)、川口好美(文藝評論家)、太田靖久(小説家)、金川晋吾(写真家)、田中さとみ(詩人) 目次 ・白鳥央道「小詩集 遠雷の数え歌」 ・川口好美「見えないいのちのラディカリズム -「不幸と共存」再訪」 ・太田靖久「ぼくは犬が飼えない!!」 ・金川晋吾「2022年12月~2023年1月の日記」 ・田中さとみ「小詩集 光としゃべっているみたい」
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【新刊】『長い読書 』 島田潤一郎
¥2,530
「本を読みなさい。 ぼくのまわりに、そんなことをいう人はいなかった。」 小説を読みはじめた子ども時代、音楽に夢中でうまく本が読めなかった青年期から、本を作り、仕事と子育てのあいまに毎日の読書を続ける現在まで。 吉祥寺のひとり出版社「夏葉社」を創業し、文学をこよなく愛する著者が、これまで本と過ごした生活と、いくつかの忘れがたい瞬間について考え、描いた37篇のエッセイ。 本に対する憧れと、こころの疲れ。ようやく薄い文庫本が読めた喜び。小説家から学んだ、長篇を読むコツ。やるせない感情を励ました文体の力。仕事仲間の愛読書に感じた、こころの震え。子育て中に幾度も開いた、大切な本…。 本について語る、あるいは論じるだけではなく、読むひとの時間に寄り添い、振り返ってともに考える、無二の散文集。 「ぼくは学校の帰りや仕事の帰り、本屋や図書館で本を眺め、実際に本を買い、本を読んだあとの自分を想像することで、未来にたいするぼんやりとした広がりを得た。」
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【新刊】『ブック・ウォーズ デジタル革命と本の未来』 ジョン・B・トンプソン
¥5,940
四六判上製/704ページ 〈アンディ・ウィアーは自分の幸運に目を疑った。ずっと作家になりたかったのだ。9歳のとき……以来ずっと〉(本書より)。 ベストセラー小説『火星の人』の作者ウィアーに幸運をもたらしたのは、デジタル革命だ。彼は、ウェブサイトに作品をアップロードしたり、Kindle版を自ら出版したりしたことで多くの読者を得た。グーテンベルク以来、出版社という門番に認められない限り、原稿が本として広く読まれるチャンスはほとんどなかったが、今や、作品を読んでもらうために、出版社や実店舗書店を通す必要は必ずしもなくなっている。 社会学者にして、独立系出版社Polityの経営にも携わる著者は、デジタル革命が書籍サプライチェーンを破壊して創りかえた歴史を、膨大な統計資料、約180件の出版・テック業界関係者インタビューから論じる。 本の全ジャンルで印刷書籍が電子書籍に追い出されることはなかった。従来型書籍産業は、GoogleやAmazonといった巨人たちと「ブック・ウォーズ」を闘う羽目になった一方で、マーケティング新技術やクラウドファンディング型・サブスクリプション型出版モデルを手にしてもいる。オーディオブックという新形式も生まれた。さらに、小説をアップロードできるソーシャルメディアで、作者と読者が直接交歓して新たな作品が創られるようにもなっている。 本の未来を憂う、すべての書籍産業関係者、読者のための新たなる基本書。
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【新刊】『『二〇二〇年代の同時代文学──戦争とディストピアを超えて』仲俣暁生
¥2,420
B6判・並製/ページ 戦禍とパンデミック、政治的混乱のなかで始まった二〇二〇年代の同時代文学は、私たちに何を語りかけているのか。安易なディストピア小説の流行からは距離を起き、「語りの多層化」「ユートピア」「匿名性」「市民小説」などの斬新な視点から同時代の文学を論じる「批評としての書評集」。 (B6 判・144 ページ 無線綴じ2200 円+ 税) 【本書でとりあげた作品】 乗代雄介『皆のあらばしり』★この章の一部の文章を修正しました トマス・ピンチョン『ブリーディング・エッジ』 阿部和重『ブラック・チェンバー・ミュージック』 絲山秋子『まっとうな人生』 藤谷治『ニコデモ』 ユーディト・W・タシュラー『誕生日パーティー』 ジャネット・ウィンターソン『フランキスシュタイン ある愛の物語』 朝比奈秋『あなたの燃える左手で』 小川哲『地図と拳』 古谷田奈月『フィールダー』 佐藤泉『死政治の精神史』 高原到『戦争論』 古川日出男『の、すべて』 佐藤正午『冬に子供が生まれる』 マーティン・エイミス『関心領域』 友田とん『「百年の孤独」を代わりに読む』 桜庭一樹『名探偵の有害性』 木村紅美『熊はどこにいるの』 松家仁之『天使も踏むを畏れるところ』 「私にとって書評とは、単独で批評的であるような文章ではない。そのつど取り上げる個々の作品が語彙のようなものだとすると、それらの語彙が語りかけるセンテンスを読み取るためには、書評もまた星座として「編まれ」なければならない」(「補論 戦争とディストピアを超える文学のために」より)
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【新刊】『海猫沢めろん随筆傑作選 生活』海猫沢めろん(サイン本)
¥2,750
四六変形判/256ページ 文筆業を生業としてから確実に人生が狂っている――現代を生きる流浪の作家。海猫沢めろんの珠玉のエッセイ集。苦悩と笑いが織りなす、人生の軌跡と奇蹟20年の記録。 海猫沢 めろん 1975年、大阪府生まれ。2004年『左巻キ式ラストリゾート』でデビュー。『キッズファイヤー・ドットコム』(野間文芸新人賞候補)で熊日文学賞を受賞。近著に『ディスクロニアの鳩時計』がある。
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【新刊】『トークの教室』藤井青銅(サイン本)
¥990
SOLD OUT
新書/240頁/サイン本 <概要> トークに悩める全人類&ラジオファン必読! 数多の才能を見出した放送作家がそのトーク術をついに皆伝。 オードリー 若林正恭さん推薦!! 「この教室の授業のせいで、痛い目にあった時に 「儲けた〜」と思ってしまう身体になりました。」 本書は、数多の新人アイドル、芸人に寄り添い、巧みなアドバイスで彼らのトーク力に磨きをかけてきたメンター、放送作家・藤井青銅氏がそのトーク術についてまとめた一冊です。 「トークの途中がおもしろければ、オチは無くてもいい」 「誰かに聞いてもらうことで、話し方のコツを見つけた人は伸びる」 「〈心の動き〉を切り口にすれば、トークの題材には困らない」 「キャラを作ったり、背伸びしたり、パブリックイメージになんて、合わせなくていい」…etc. 若林正恭さん、山里亮太さんを描いたドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)へ本人役での出演も記憶に新しいところですが、YouTubeチャンネル「オードリー若林の東京ドームへの道」では、第一回ゲストとして若林さんと“二人っきりサシ対談”。 番組を観た視聴者からの「⻘銅さんのトーク本があったら、絶対に読みたい!」という多くのリクエストに応え、本書の執筆がスタートしました。 「あの人は、どうしていつも面白いネタを持っているのか?」 「つい聞き入ってしまうトークには、どんな秘密があるのか?」 “面白いトーク”とは何か?を突き詰め、話し手のボールを真摯に受け取り、返す、その運動を40年以上も続けるなかで導き出したトーク術を整理し、アップデートさせながら執筆された本書で、自分に合ったトークの正解が、きっと見つかるはずです。 ●目次 はじめに 第1章 「面白いトーク」という呪縛 第2章 トークの構造 第3章 「つまらない」にはワケがある 第4章 トークの「切り口」 特別企画 紙上トークレッスン 第5章トークの「語り口」 第6章 「ニン」に合うトークとは? 第7章 トークの居場所 おわりに
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【新刊】『ベイブ論 あるいは「父」についての序論』柿内正午
¥1,200
新書判並製/ページ 誰もが「子供」の立場から立ち去りたがらず、ありもしない「親」をでっちあげては怒り、悲しみ、疲弊していく状況がある。自らの夾雑物やずるさや構造的優位や鈍感さを誤魔化さず、それでもなおよりマシな未来のために個人が「親」的な立場を引き受けるための準備運動。それが『『ベイブ論』です。(版元サイトより)