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【新刊・ZINE】本屋批評ZINE「away」
¥1,100
サイズ: ページ: 大学が作った本屋批評ZINE。 「こだわり」本屋に入れない理由など、本屋関係者必読。
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【新刊】『カフカ素描集』著者 フランツ・カフカ
¥14,300
A4変形/344ページ 〈カフカの遺品のうち、まさに素描のほとんどが含まれている部分が、何十年にもわたってまったく手の届かない状態に置かれていた。そのひと束の紙が、カフカの創作の最後の偉大な未知数であったと言っても、決して過言ではない。〉 ――「前書き」より チューリッヒの金庫に保管されていた160点余の素描。2019年、没後百年を目前にしてようやく姿をあらわした、もうひとりの、画家カフカ。実物大、オールカラーで収録。 10年余におよぶ係争の末、2019年に公表され、世界的な話題となったカフカの素描群。その全てを初めて出版。 全素描に加え、関連する資料図版・詳細な解説を付し、絵を描くことに熱を上げていた当時のカフカを浮かび上がらせる。 ユダヤ文学研究者アンドレアス・キルヒャーによる詳細な学術的解説。 哲学者ジュディス・バトラーによる独創的な論考。 芸術家パーヴェル・シュミットによる全作品目録。
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【新刊】『カフカの日記』著者 フランツ・カフカ、編者 マックス・ブロート
¥5,500
四六版/570頁 〈日記を読んで心を動かされる。これは今のぼくに、もはや少しの確信もないせいだろうか? あらゆるものがぼくには仮構であるように見える。他人のどんな言葉も、ぼくがたまたま見たどんな光景も、ぼくのなかのすべてのものを、忘れていたものやまったく無意味なものですら、別な方向へ転がしてしまう。ぼくは前にそうだったよりも確信がなく、ただ生命の力だけを感じている。そしてぼくは意味もなく空っぽだ。ぼくは本当に、夜、しかも山のなかで迷ってる羊か、もしくはその羊のあとを追いかける羊のようなものだ。こんなに見捨てられていながら、それを嘆き悲しむ力を持っていないのだ〉(1913年11月19日) カフカの研ぎ澄まされた五感が捉えた日常、それを受けとめるカフカの心の世界。書くことへの思い、フェリーツェはじめ女性への苦悩、父との葛藤、不眠の苦しみ、ユダヤ人社会のこと、詳細な夢の描写、さまざまな創作スケッチ… そのすべてはカフカの文学に連なり、それ自体が文学になっている。 新潮社版『決定版カフカ全集』(全12巻)の第7巻(1992)を底本に、日記文学の金字塔を、カフカ没後100年の2024年、新たに世におくる。
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【新刊】『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』斎藤倫
¥1,320
四六変 158ページ わからなくたって、好きになっていいんだよ きみはいつものように、あけっぱなしの玄関から、どんどんぼくの部屋にあがりこみ、ランドセルをおろしながらこういった。「せんせいが、おまえは本を読めっていうんだ。ことばがなってないから」。ぼくは一冊の詩集をきみに手渡す。「ここんとこ、読んでみな」。詩は、おもしろい。そして、詩はことばを自由にし、ことばはわたしたちを自由にする。20篇の詩を通して、詩人斉藤倫と楽しみ、考える、詩のことそしてことばのこと。
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【新刊】『鐘の鳴る夜は真実を隠す』著・田中佳祐、装画・石田スイ
¥1,210
サイズ:四六判 ページ:200ページ □■あなたは、嘘つき犯人を見破れるか? 謎解き×人狼×マーダーミステリー!■□ カーニバルの夜、事件は起こった。殺害されたMs.ターナーは、街唯一の大学・ノースベル大学の名誉ある学長だった。 容疑者は7人。物語の中で容疑者が語る[証言]には、たった一つだけ嘘が含まれているーー。 物語に散りばめられたヒントや情報を集めて、真犯人を捜し出せ! さぁ、あなたは嘘つき犯人を見破れるか!? ーーこの物語の主人公は、あなたである。 短編ミステリー小説を読んですべての謎を解き明かし、犯人を推理しよう! ・1話15分ほどでさくっと読める、8人のキャラクターそれぞれの視点の物語が8エピソード ・エピソードの最後には、注目すべき[証言]と、ヒントとなる[Tips]を収録 ・全エピソードの中に、たった一つだけ嘘の[証言]がある ・各エピソードで提示される[小さな謎]を解くと、嘘つき犯人捜しの手掛かりになる ・エンディング・解説は特別袋とじ仕様! 真犯人は開けるまでわからない ・巻末には、捜査に役立つ[マップ]&[推理シート]付き! 【著:田中佳祐】 ゲームクリエイター・小説家。マーダーミステリー、ボードゲームのプロデュース多数。 著書に『街灯りとしての本屋』(雷鳥社)、『読書会の教室』(晶文社)などがある。 【装画:石田スイ】 漫画家。2010年ヤングジャンプ月例第113回MANGAグランプリ準優秀賞。 代表作に『超人X』(となりのヤングジャンプ)『ジャックジャンヌ』(Nintendo Switch)『東京喰種トーキョーグール』(週刊ヤングジャンプ)などがある。 ■LIAR(ライアー)とは?■ 物語をたのしみながら、犯人捜しのドキドキとスリルを体験できる、新感覚ミステリーゲーム小説シリーズ
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【新刊】『『忘れられた日本人』をひらく 宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵・畑中章宏
¥1,760
新書判変形/208ページ 宮本常一は民主主義の理論家だ!──宇野重規(政治学者) 不世出の民俗学者・宮本常一の主著のひとつであり、今なお愛され読み継がれる『忘れられた日本人』。そこに描かれた日本人の姿を、ノスタルジアや復古主義に陥ることなく、グローバリズムとナショナリズムとが錯綜する21世紀の世界のなかにいかに価値づけ、その可能性をひらくことができるのか。編集者・若林恵が民俗学者・畑中章宏と「忘れられた日本人」と「民主主義」の新たな姿をさがす、寄り道だらけの対話篇。 『宮本常一:歴史は庶民がつくる』『感情の民俗学』(畑中章宏)と『実験の民主主義』(宇野重規+若林恵)の必読副読本! 【本書の目次】 はじめに 若林恵 1. 翻訳 translation 2. 反作用 reaction 3. 寄合 consensus 4. 実施 practice 5. 経営体 enterprise 6. 海賊 pirates 7. 世間 worldly 8. 環世界 unwelt 9. 進歩 progress 10. 実験 experiment 11. 道具 tools 12. 伝承 lore おわりに 畑中章宏 (版元サイトより)
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【新刊】『あやふやで、不確かな』宮田愛萌
¥1,760
四六版/200ページ 考えていることなんて伝わらないし、言葉はあいまいだ。 だから私たちは、伝える努力をしなくちゃいけない。 瑞々しい感性が光る、恋愛連作短編。 どこにでもいる普通の女の子、冴。冴からの愛を信じられなくなった伸。友人が恋人と別れたことをきっかけに、自分が恋人のことを愛しているかわからなくなった成輝。逆に、恋人との絆を強くした智世。冴のことが嫌いだけど好きで忘れられない真澄――。4組それぞれが抱える恋心を丁寧に描く。 〈宮田愛萌さんコメント〉 宮田愛萌です。この度『あやふやで、不確かな』を出版させていただくことになりました。私はいつも、他者とのコミュニケーションとは難しいものだと思っています。自分以外の人間と完全にわかりあうことなんて不可能であるのに、わかり合えたらと願ってしまう。そういう矛盾がなんかいいな、と思ってこのお話を書きました。 書き終えた今でも、私は登場人物たちとはわかり合えそうにありませんし、書いている時も喧嘩ばかりでしたが、それでも良い関係が作れたのではないかと思っています。 冴たちの物語を、たくさんの方に受け取っていただけたら嬉しいです。 よろしくお願いします。 (版元サイトより)
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【新刊】『ダムヤーク』佐川恭一
¥1,650
SOLD OUT
四六版/132ページ 佐川恭一の初短編集。 収録作:「ダンスナイト」「ダムヤーク」「聖人」「超速個人史B」「マルドレットの人々」「ライジング・フォース」
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【新刊】『ポケット製本図鑑』デザインのひきだし編集部
¥2,530
自分の発想したデザインを、いかに効果的に印刷/加工表現するか。 そんなデザイナーに必須な印刷・紙・加工などの技術情報をわかりやすく紹介する実践情報誌。
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【新刊】『ららほら2』編著・藤田直哉
¥1,650
批評家 藤田直哉企画編集の文芸誌。第二弾は震災後文学を語る対談集。 双子のライオン堂で行われた、表題をテーマにした全六回の対談イベントの集成本。参加者との対話も多く収録されています。「1」巻は饗文社より2019年に刊行されていますが、「『ららほら』は、東日本大震災を経験した人たちの書く小説を多くの人と共有するために、新しく創刊された文芸誌です」と表明されているとおり、(対談メインでもあり)「2」単体で成立する内容となっています。 時期的に本書内で言及されていない(はず)ですが、くどうれいんさんの『氷柱の声』(講談社)が芥川賞候補になった記憶も新しく、10年後に初めて語れるようになる文章もあるだろうと思います。 第一回 震災後文学を日本文学に位置づける 仲俣暁生×藤田直哉(円堂都司昭/坂田邦子/長瀬海/藤井義允/竹田信弥) 第二回 東日本大震災と、芸能の力 矢野利裕×藤田直哉(杉田俊介/円堂都司昭/荒木優太/仲俣暁生/坂田邦子/片上平二郎/藤井義允/今藤晃裕) 第三回 震災後文学とアナーキズムと反出生主義 荒木優太×藤田直哉(宮本道人/仲俣暁生/檀原照和/長瀬海/西崎航輝(ソーシャルディア)/藤井義允/竹本竜都) 第四回 なぜ二〇一〇年代の日本文学はディストピアが主流になったのか 円堂都司昭×藤田直哉(仲俣暁生/片上平二郎/西崎航輝(ソーシャルディア)) 第五回 文学の自由と倫理ーー『美しい顔』をめぐって 長瀬海×藤田直哉(円堂都司昭/パヴォーネ・キャーラ/高田雅子/竹田信弥) 第六回 震災後文学と東北文学ーー木村友祐作品をめぐって 杉田俊介×藤田直哉(吉田威之/スズキロク/竹田信弥) 付録 震災後文学年表 作品リスト
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【新刊】被災地の「言葉」をつなぐ文芸誌『ららほら』編著・藤田直哉
¥1,320
四六判/ハードカバー/260ページ 目次 藤田直哉 「はじめに」 Ⅰ 当事者たち 平山睦子 「家族という壁」 大澤史伸 「藤田直哉さんへの手紙」 木田修作 「あの日からのこと」 木田久恵 「「分からない」から始まった」 Ⅱ 被災地の言葉を集める者たち 小松理虔 「語りにくさをくぐり抜ける、小さな場づくり」 金菱清 「「亡き人への手紙」から考えざるを得なかったこと」 瀬尾夏美 「震災後に書き始める」 川口勉 「彼らの原発」 土方正志 「被災地で本を編む」 甲斐賢治、清水有、田中千秋「信頼できる状況を作り出すために――「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の挑戦」 Ⅲ 特別寄稿 室井光広 「〈冬の大三角〉座で正しく不安を学ぶ」 藤田直哉 「おわりに」
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<新刊>『『のん記らくご』ダウンロードカード』スズキロク
¥1,000
<新刊>『『のん記らくご』ダウンロードカード』スズキロク イラストレーター、漫画家、歌人のスズキロクによるエッセイ4コマシリーズ『よりぬきのん記』を原作に、落語作家ナツノカモが新作落語『のん記らくご』を制作!! 『のん記らくご 探偵編』『のん記らくご 未来編』『のん記らくご ふたりの夢編』の豪華三本立てです! 落語制作はナツノカモ、 テーマソング制作は太田光昴、 カードイラストはスズキロク。 音源はダウンロードカードでの販売となります。 カードに記載のQRコード、またはURLから、『のん記らくご』ダウンロードサイトに飛べます。
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【新刊】『たどり着いた夏』橋本亮二(十七時退勤社)
¥1,210
A5/114ページ 日々の食事、出先で飲むコーヒー。本にいつも救われた。文章を書くことで心が保たれた。 「丁寧に書き留められたこの世界は、どうしてこんなにもやさしく光るのだろう。筆からこぼれ落ちた欠片すらも、消えることなく、そのまなざしが照らす淡い光のなかで、色や影となってゆらめいている。」――辻内千織(出版社勤務) 「長い季節を行ったり来たりしながら歩いている人がいる。頼りない言葉をそれでも信じて、寛容や感謝に置き換えて、それを配って歩いている。」――吉川祥一郎(blackbird books)
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〈新刊・ZINE〉『ODD ZINE Vol.4』
¥1,000
〈新刊〉『ODD ZINE Vol.4』 サイズ:A5版、ソフトカバー 価格:¥1000+税込 頁数:54ページ 〈概要〉 『ODD ZINE vol.4』は新潮新人賞出身の小説家である太田靖久・企画編集/青木淳悟・合同企画のインディーズ文芸ZINE プロの純文学作家を中心に多彩なメンバーが寄稿し、メジャーな場とは一味ちがう文芸のアナザーサイドを垣間見せている 寄稿者は12人で、 特集は「EMOTION ―好き/嫌い―」 特集以外には小説家同士の対談のほか、寄稿者全員参加の「11の質問への回答」企画も掲載 2020年5月刊行/書籍|A5サイズ/56ページ/販売価格:1,000円(税込) <寄稿者> 青木淳悟(小説家)/伊藤健史(ライター)/太田靖久(小説家)/片瀬チヲル(小説家)/金川晋吾(写真家)/川口好美(文芸評論家)/澤西祐典(小説家)/柴崎友香(小説家)/高山羽根子(小説家)/滝口悠生(小説家)/水原涼(小説家) <特別寄稿> コヤマシュウ(SCOOBIE DO) <対談> 松波太郎(小説家)+町屋良平(小説家) <イラスト> オノデラツトム(AND PROTECTOR/SLEEPYY) <デザイン> an ideal for living (発行元サイトより)
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【新刊】『コロナ禍日記2020―3月~6月 新たな家族を迎えるまで』川崎昌平
¥1,980
四六判/240ページ 都内某出版社に勤める著者が、コロナ禍の日々を克明に記録。出産を控えた妻をいたわりつつ、日々を過ごす中で、何を思い、何を感じ、何をしたのか。非日常を描いた日記であると同時に、出産を見守る夫としてのエッセイとしても。(版元サイトより引用) 川崎 昌平 1981年生まれ。埼玉県出身。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。作家・編集者、昭和女子大学非常勤講師、東京工業大学非常勤講師。
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【新刊】『35歳からの反抗期入門』碇雪恵(サイン本)
¥1,210
*サイン本です。 サイズ:B6版 ページ:128頁 <概要> 目次 はじめに べつに自由じゃない リクナビペアーズマイナビティンダー しあわせな村人だったときのこと やさしさもSEXも両方あっていい ーー映画『この星は、私の星じゃない』をみて STOP神格化(そして健康に目を向ける) この世のすべての人のためには泣けない 東京の価値観 善き行動の一部始終 俺の値段は俺が決める トイレその後に(男性ver.) 産まれたらもう無力ではないーー映画『ハッピーアワー』をみて 花束には根がない 遅れてきたレイジアゲインスト花束 いまさらですけど花束雑感ーー映画『花束みたいな恋をした』をみて 夢のよう、っていうか実際夢だった 愛に気がつくためのケアをーー映画『すばらしき世界』をみて 派遣とフリーランス兼業の現状と悩み 打算のない関係だけが美しいのかーー映画『愛について語るときにイケダの語ること』をみて 雑な言葉に抵抗したい STOP神格化2022(というかBreak the ファンタジー)
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【新刊】『母影』尾崎世界観(文庫)
¥605
SOLD OUT
サイズ:文庫 小学校で独りぼっちの「私」の居場所は、母が勤めるマッサージ店だった。「ここ、あるんでしょ?」「ありますよ」電気を消し、隣のベッドで客の探し物を手伝う母。カーテン越しに揺れる影は、いつも苦し気だ。母は、ご飯を作る手で、帰り道につなぐ手で、私の体を洗う手で、何か変なことをしている――。少女の純然たる目で母の秘密と世界の歪(いびつ)を鋭く見つめる、鮮烈な中編。第164回芥川賞候補作。
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【新刊】『母影』尾崎世界観
¥1,870
主人公は小学校低学年の女の子。母子家庭で育った彼女は、学校に友達がおらず、放課後の時間をもっぱら母親の働くマッサージ店の空きベッドで過ごしている。カーテンの向こうでお客さんを施術して「直してあげる」母親は、昔は女性客の相手もしていたはずなのに、次第に店に来るのがおじさんばかりになってきて……。
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【新刊】『長い読書 』 島田潤一郎
¥2,530
「本を読みなさい。 ぼくのまわりに、そんなことをいう人はいなかった。」 小説を読みはじめた子ども時代、音楽に夢中でうまく本が読めなかった青年期から、本を作り、仕事と子育てのあいまに毎日の読書を続ける現在まで。 吉祥寺のひとり出版社「夏葉社」を創業し、文学をこよなく愛する著者が、これまで本と過ごした生活と、いくつかの忘れがたい瞬間について考え、描いた37篇のエッセイ。 本に対する憧れと、こころの疲れ。ようやく薄い文庫本が読めた喜び。小説家から学んだ、長篇を読むコツ。やるせない感情を励ました文体の力。仕事仲間の愛読書に感じた、こころの震え。子育て中に幾度も開いた、大切な本…。 本について語る、あるいは論じるだけではなく、読むひとの時間に寄り添い、振り返ってともに考える、無二の散文集。 「ぼくは学校の帰りや仕事の帰り、本屋や図書館で本を眺め、実際に本を買い、本を読んだあとの自分を想像することで、未来にたいするぼんやりとした広がりを得た。」
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【新刊】『コロナ禍日記 生活考察叢書』
¥2,200
四六判/並製/448ページ 2020年春、新型コロナウイルスの蔓延により激変した私たちの日常。誰もが未知の事態のなか、人々はどんな生活を送り、何を思ったのか? 作家、漫画家、ミュージシャン、店舗経営者……日本、世界各地で暮らす17人が、コロナ禍数ヶ月の日々をそれぞれ記録した日記アンソロジー。 生活と想像力をめぐる“ある種の”ライフスタイル・マガジン『生活考察』から新たに生まれる書籍レーベル「生活考察叢書」第1弾。(版元サイトより)
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【新刊】『推し本』ネコノス
¥2,200
A5/「コピー&ホチキス留め」 【概要】 いろんな人が推しについての話を書いてます。 参加同人(50音順) 浅生 鴨 新井文彦 池上裕子 市原 真 今村正治 上田 豪 内橋可奈子 大高紗耶 大津山承子 岡田幸生 岡本真帆 オニール原田芽 角川泰章 草生亜紀子 小池花恵 河野虎太郎 河野通和 古賀史健 コジヤジコ ゴトウマサフミ 坂田新一 桜林直子 鯖太郎 サユミ サンキュータツオ 清水 肇 志村 宏 スソアキコ スミタ2023 高橋久美子 竹内順平 竹田信弥 立川談笑 田所敦嗣 田沼遊歩 津田淳子 釣木文恵 鶴見智佳子 トトロ大嶋。 中山祐次郎 名久井直子 仁科勝介 野口桃花 埜邑明日加 林 雄司 早瀬未鄕 日置早苗 廣瀬 翼 福田利之 藤井崇宏 藤田亜紗美 二重作拓也 舟喜さとみ 本間 悠 前田将多 丸山花梨 宮本堅一朗 牟田都子 茂木直子 柳瀬博一 山口一郎 山田英季 山邊恵介 山本隆博 和氣正幸 ワタナベナオコ
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【新刊】『哲学の門前』吉川浩満
¥1,980
四六判/272 入門しなくていい。門前で楽しめばよいのだ。 自伝的エピソードの断片と哲学的思考が交差して織りなす、画期的な「哲学門前書」の誕生。 十九歳の夏にニューヨークで出会ったタクシードライバーとの会話、伯父の死に涙する祖母を慰めた夜、読書会で生じた環境型セクシュアルハラスメントの後悔、新卒で勤めた国書刊行会で接した個性的な面々、創業間もないヤフーでの目の回るような忙しさ、デビュー作『心脳問題』を山本貴光と書いた日々―― 文筆家・編集者・ユーチューバーとして活躍する著者が、コミュニケーションや政治、性、仕事、友人関係などをテーマに、暮らしのなかで生じる哲学との出会いや付き合い方について、体験談を交えて考察する、ユニークな随筆集。 相棒・山本貴光氏による「吉川浩満くんのこと」収録。 * * * 日々、新たな哲学入門書が刊行されています。こんなにたくさんの入門書が世に出るのは、哲学には入門の手続きが必要だという信念が存在するからです。なぜそれが必要なのかといえば、哲学というものがあまりに多様で、ときとしてあまりに難解だからでしょう。どちらもある意味では本当のことです。だから哲学入門書はつとめてやさしい言葉で書かれています。 とはいえ、いったいどうなったら哲学に入門できたことになるのでしょうか。やさしい入門書を読み終えたとして、それでめでたく入門できたと実感したことや、門をくぐる許しが得られたと満足したことがあるでしょうか。一知半解なまま数多の入門書を渡り歩く「入門書流民」を続けるうち、哲学に対して見果てぬ夢のような感覚がわきあがってくることはないでしょうか。 (第7章「哲学 reprise」より) * * * 【目次】 はじめに 1 哲学 Call me Ishmael 哲学のはじまり(と終わり) 2 ディス/コミュニケーション ゴムボートとタイタニック 人間っぽいAIとAIっぽい人間 コミュ障についての小話 3 政治 伯父の帰国運動 右でも左でもある普通でない日本人 4 性 削除された世界の起源 空ばかり見ていた 《幕間》君と世界の戦いでは Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ 5 仕事 勤労日記(抄) 私の履歴書 複業とアーレント 6 友だち 山本貴光くんのこと 友だち、遊び、哲学 吉川浩満くんのこと(山本貴光) 7 哲学 reprise 門前の哲学 あとがき
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【新刊】『海響一号 大恋愛』
¥1,650
A5サイズ/並製/140頁 本書は、小澤みゆき個人が発行・編集しているインディペンデントな文芸誌です。テーマは『大恋愛』。 海外文学を軸足としながら、創作、随筆、評論と様々な角度から「愛」について考えるという内容です。 さまざまなテキストを通して、わたしたちのそばにある愛を、改めて見つめるきっかけになれば、うれしいです。 海響舎 主宰・小澤みゆき (告知サイトより) <内容情報> 第1部 創作 オマージュ創作 とある作家によせて、作品をよせていただきました。 「ひとひら」永山源(短歌) 「ストリング・カルテット」小澤みゆき(掌編小説) 短篇小説 恋愛をテーマに、さまざまな切り口で短篇小説を書き下ろしていただきました。 「古風な恋の物語」甘木零 「けだもの」太田知也 「夏の冒険」花大猫 「もどれない針」小澤みゆき 「プレゼンス・アブセンス」木花なおこ 「大恋愛」櫻木みわ 「血管腫」汐入憂希 「暮れ惑う秋」谷田七重 「火星の囁き」水原涼 第2部 特集「大恋愛」 主に海外の女性作家を紹介する特集です。 小澤みゆきによる、13名の女性作家の(恋愛)小説の紹介文と、匿名の13名の恋愛エッセイが対になっている、という構成です。 海外作家と、現代を生きる〈わたしたち〉の恋愛観が響き合う内容になっています。 「アン・ブロンテ」/「いつか大恋愛とよばれる日々について」 「ジーン・リース」/「大恋愛」 「マーガレット・ミッチェル」/「愛の生産」 「ゼルダ・フィッツジェラルド」/「『ショールの女』」 「ヴァージニア・ウルフ」/「窓」 「ウィラ・キャザー」/「帰り道のこと」 「キャサリン・マンスフィールド」/「葡萄の残り香」 「ルイーザ・メイ・オルコット」/「待ち望んだ瞬間の」 「カーソン・マッカラーズ」/「いつかのチケット」 「アンナ・カヴァン」/「無題」 「ヴィルヌーヴ夫人」/「ファントムペイン」 「ルシア・ベルリン」/「矛盾する」 「アンネ・フランク」/「恋は盲目」 おまけコーナー:おすすめ〈大恋愛〉映像作品 第3部 評論・随筆 愛を切り口に、さまざまな文章を書き下ろしていただきました。 「おれだってラヴソングは人並みに聴いてきた(四つのラヴソングとそのかんたんな解題)」imdkm 「デンマークのテレビ番組と作家トーヴェ・ディトレウセンの結婚生活」枇谷玲子 「海辺の歌と恋」雪田倫代 「芽吹くことなく死んでいく恋の種」李琴峰 「恋愛できない上方落語」神野龍一 「花は視線に復讐するーーIZ*ONEのカムバックに寄せて 」松本友也 「誰が「百合」を書き、読むのか」レロ/中村香住 「積読入門」根井啓 「延命するフェアリーテイル――実写映画『美女と野獣』における女性像」小澤みゆき
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【新刊】『きみだからさびしい』大前粟生
¥1,650
四六判/198頁 想いを告げたら、あやめさんはこう言った。「私、ポリアモリーなんだけど、それでもいい?」ポリアモリーとは、複数の人とオープンな恋愛関係を持つこと。あやめさんのことは丸ごと受け入れたい。だけど…対等でありたいともがき、傷つけませんようにと願う。“恋がしづらい”私たちのための、100%の恋愛小説。