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【新刊】『書かずにいられない味がある - 100年前の韓食文学』
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四六判並製/244ページ
〈食〉は暮らしと文化の生命線
プルコギや冷麺がソウルで日常的に食べられるようになったのは、
今からたった約百年前のこと。
地方や海外の味が流入し、外食店が増え、
朝鮮半島の食文化が大きく変貌していった時代でもある。
当時の人々のいのちをつなぎ、生活を彩った〈食〉の数々が、
作家や記者らの筆によって臨場感をもって描かれる――。
どこから読んでも味のある、小説、エッセイ、ルポルタージュ40選。
●訳者解説より
すべての作品に共通する内容として、人々の食にかけるひたむきな姿勢があげられる。植民地下の厳しく、貧しかった時代、食べることは生きることと同義であった。大衆居酒屋でマッコリをあおる姿も、水っぽく薄い粟粥を懸命にすする姿も、病気の妻にソルロンタンを買って帰るため必死に働く姿も、日々を懸命に生きる人たちのリアルな日常である。そこには飽食の時代にあって、ついつい忘れがちな食への原初的な情熱が込められており、読めば読むほどに調理技術を超えた「味わい」が伝わってくる。
訳者としての立場ではあるが、一読者としても満腹度の高い一冊であった。
――コリアン・フード・コラムニスト 八田靖史
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