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【新刊】『物語じゃないただの傷』大前粟生
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四六・ハードカバー/144ページ
“男のくせにフェミニストやポリコレにおもねった”発信でメディアに引っ張りだこの後藤。ある日、職も金もない男・白瀬が、後藤の秘密を盾に「家に住ませろ」と脅してきて…渾身の衝撃作!
「男の僕が有害な男性性を告発することが僕の大義なのだと、本気で思った。どこで間違った?」
"ポリコレ系"文化人×"弱者男性"芸人
自らの"傷"を利用する二人の男。歪な同居生活の行く末は――
【『ぬいしゃべ』著者、入魂の衝撃作!!】
映画化もされた『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』でジェンダー差別に傷つく男性の姿を繊細に描き、話題を呼んだ作家・大前粟生。
本作は、「差別への抵抗・告発すらも消費される社会」の闇へも踏み込んだ超渾身作。
「増幅していく差別と偏見と絶望を受け止めた先に、大前さんは一筋の光を見出す。」
―吉田恵里香(脚本家・NHK連続テレビ小説『虎に翼』アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』他)
「この物語が届かない時代なら、もう本当に手遅れだ。」
―大島育宙(芸人・YouTuber)
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