【新刊】『バンリュー フランス団地映画の軌跡』陣野俊史(サイン本)
¥2,970
発送予定:2026年4月23日 から順次発送
四六判/300ページ(サイン本)
花の都パリの背後に広がる、もうひとつのフランスーー。
カルト的な人気を誇る映画『憎しみ』から30年——
フランスの“郊外”は、いまどうなっているのか?
移民、貧困、暴力。
そのイメージの裏側を、映画から読み解きます。
約100本の作品+MAP+データベース収録。
映画と社会をつなぐ、決定版ガイド。
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(以下、詳細)
パリの華やかなイメージの裏側に広がる、もうひとつのフランス——。
それが「バンリュー(郊外/団地)」です。
移民、貧困、暴力。こうしたイメージで語られがちなバンリューですが、本当にそれだけなのでしょうか。
本書は、フランスの郊外を舞台にした映画を手がかりに、その実像に迫る一冊です。
カルト的な人気を誇る映画『憎しみ』以後に形成されたバンリュー映画の流れを軸に、教育、ジェンダー、移民、ヒップホップなど、多様なテーマとともに展開してきた作品群を丁寧に読み解きます。
約100本におよぶ作品をもとに、フランス郊外映画の全体像を体系的に整理。
映画ファンはもちろん、フランス社会や移民問題に関心のある方にもおすすめです。
さらに本書には、作品の舞台となった地域を一覧できる「バンリューMAP」を収録。
地理と映画の関係を視覚的に把握することができます。
巻末には、レビュー付き作品リストとデータベースも掲載。
気になる作品を探したり、視聴のガイドとしても活用できます。
映画から社会を読み解く。
そして、遠い国の話にとどまらない「郊外」の問題を考える。
300ページのボリュームでお届けする、フランス映画と社会をつなぐ決定版ガイドです!
目次
第1章 そこにあるもの/見えないもの― 郊外映画の誕生前夜
第2章 『憎しみ』論 ― 郊外映画の生成
第3章 暴力でも貧困でもなく― クリシェから離れて
第4章 学校映画の系譜― 教育と格差をめぐって
第5章 理想と現実 ― 『最強のふたり』周辺
第6章 女たちの共同体 ― 『ガールフッド』と『ディヴァイン』
第7章 移民はどこへ向かうのか
第8章 ヒップホップ・シネマ― ラッパーたちの表現
第9章 それでも闘いは続く ― 『レ・ミゼラブル』以後
◎付録
バンリューMAP
本編外レビューセレクション(約50本)
フランス郊外=団地映画データベース
著者
陣野俊史(じんのとしふみ)
1961年長崎県長崎市生まれ。文芸批評家、作家、フランス語圏文学研究者。主な著書に『じゃがたら』『フランス暴動 移民法とラップ・フランセ』『テロルの伝説 桐山襲烈伝』『泥海』(いずれも河出書房新社)、『フットボール都市論 スタジアムの文化闘争』(青土社)、『戦争へ、文学へ 「その後」の戦争文学論』(集英社)、『サッカーと人種差別』(文春新書)、『魂の声をあげる 現代史としてのラップ・フランセ』(アプレミディ)、『ジダン研究』(カンゼン)などがある。
装丁・本文デザイン・DTP 齊藤穂(bicamo designs)
印刷 株式会社シナノパブリッシングプレス
協力 島袋祥子
