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【新刊】『人並みというもの』(サイン本)

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四六・上製本/ページ

真冬の雨、高架下トンネル、吹き溜まりの桜、水辺の光、冷たい風、清潔な雪。日常の風景に宿る彩りに人々は魅了されながら、「人並み」の境界線上で頼りなく揺れ続ける。忘れかけていた思い出がふいに襲ってくる。そのとき、ここには人生があるだけで、正しさも間違いもないと気づくのかもしれない。記憶にまつわる残酷な美しさを描く20の物語。


【目次】

王様か清掃員

父の予告

?の?末

それだけのこと

父の自転車と母の赤い車

追憶の打ち上げ花火

遅 配

逸脱と従順

一年に一度

路地奥の喫茶店

流れるプール

読み聞かせの手腕

水しか飲まない兄

息子の長靴

土俵際の夢

カラスの味

各々の嗜好

短いトンネルの先に

甘く匂う花々

影の聞き手

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