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<新刊>『ぼくにはこれしかなかった。』早坂大介(木楽舎)

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<新刊>『ぼくにはこれしかなかった。』早坂大介(木楽舎)

サイズ:四六版
ページ:224
定価:1400円

<概要>

(本文より)
ぼくは40歳を過ぎてからこの小さな街に小さな本屋を作った。誰に笑われてもかまわなかった。それはぼくの人生で、生きることのすべてだったのだから。これはぼくの、ぼくだけにしか体験し得なかった物語だ。そしてその物語はいまもなお続いている。


(編集者より)
Instagram上で、ぼくは早坂さんと出会いました。当初は名前も年齢も知りません。ID名・ブローティガンは、2017年の夏の終わりに「会社を辞めるので、これが会社員としての最後のランチだ」とポストしました。それからすぐ。彼はニューヨークに本の買い付け旅に出発しました。書店でのアルバイト経験ゼロ、出版社にも勤務したことがない、40歳すぎの早坂大輔は、故郷ではない街「盛岡」に独立系の本屋を開業しました。店名は『BOOKNERD』。そう、彼は“本オタク”だったのです。それから2年。ぼくは彼に本を出さないか、と持ち掛けてみました。それは「なぜ会社をやめて、本屋をはじめたのか?」「いまはしあわせなのか?」「地方都市で商売は成立するのか?」といった疑問に回答してほしかったからに他なりません。本書に書かれている彼のドキュメンタリーは、いま、生き方や就職活動で悩んでいる人々の参考になるだろう、と思います。ぜひ、ご覧ください。

●ぼくにはこれしかなかった
 人間らしく生きるということは
 ぼくにはこれしかなかった
 ただなんとなく生きてきた
 習作のような日々
 チーズとたましい
 ぼくの読書遍歴
 小さな街で本屋をはじめた
 ニューヨーク・ニューヨーク
 ぼくにはこれしかなかった
 不ぞろいで、いびつで、間に合わせのような店
 生きのびる方法をさがして
 いつに間にか本を作っていた
 ラプソディ・イン・ブルー
 テンダーロインのやさしさ
 出会いと別れ
 そして、つよい風が吹いていた
 オンラインと実店舗
 ベイエリア、夏、2019
 自由に生きるってどんな気分だろう
 子どもと疫病
 そして夏はまた過ぎゆく

●ぼくの 50冊

あとがき

(版元サイトより引用)

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