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【新刊】『カメラを止めて書きます』ヤン ヨンヒ

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【新刊】『カメラを止めて書きます』ヤン ヨンヒ

サイズ:四六変型判、 256ページ
価格:2000円+税

<概要>
家族を撮り続けることは 自分への問いかけ
ドキュメンタリー映画『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』『スープとイデオロギー』の監督ヤン・ヨンヒによる書き下ろしエッセイ

人々はヤン ヨンヒについて「自分の家族の話をいつまで煮詰めているのだ。まだ搾り取るつもりか」と後ろ指をさすかもしれません。 しかし私ならヤン ヨンヒにこう言います。「これからもさらに煮詰め、搾り取ってください」と。
ヤン ヨンヒは引き続き煮詰め搾り出し、私たちはこれからも噛み締めなければなりません。
――映画監督 パク・チャヌク
(『JSA』『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』『お嬢さん』)

.............

「父の娘であること、兄たちの妹であること、女であること、在日コリアンであること、そのすべてから解放されたかった。家族にカメラを向けているのも、逃げずに向き合い、そして解放されたかったからである。(…)いくつもの手枷足枷でがんじがらめになっている自分が自由になるためには、自分にまとわりついているモノの正体を知る必要があった。知ってこそ、それらを脱ぎ捨てられるような気がしていた」
(本書より)

家族を撮ること――それは自分のバックグラウンドと広く深く向かい合うことだった。
映画監督ヤン ヨンヒが、自らの家族にカメラを向けた<家族ドキュメンタリー映画3部作>のビハインドストーリーや、撮り続けるなかで感じる想いを、率直な語り口で綴ったエッセイ。
ヤン一家の話を通して、日本と朝鮮半島が歩んできた道、<家族>、そして<わたし>という存在を、見つめるきっかけになる一冊。

「日本と朝鮮半島の歴史と現状を全身に浴びながら生きてきた私の作品が、人々の中で語り合いが生まれる触媒になってほしい。そして私自身も触媒でありたい。生きている限り、伝え合うことを諦めたくないから」
(本書より)

目次
はじめに

1.普通の人たち
  猪飼野の女たち
  アメリカ人、日本人、朝鮮人
  「親しかでけへんで」
  食卓を挟んで
  最後の家族旅行
  「大きな写真機」を持って
  「おばあちゃん、おじいちゃん、ありがとうございます」
  父の古希祝い
  残酷な質問
  ウリ ヨンヒ チャッカジ

2.カメラを切って
  ソナの微笑み
  小川の水、くねくねとどこへ行く
  「この人は私のコモです」
  ギターを弾く新しい母
  必死の電話
  最後の挨拶
  毎日ちゃんと食べて、少しでも笑う
  父の隣に添い寝して

3.すべての行為は祈り
  記憶の糸を手繰り寄せるように
  細胞に染み込んだ歌
  母、二〇歳
  もう一人の主人公
  鶏スープを分けて食べる
  コノ兄の死
  母の証言
  忠誠の歌
  七〇年ぶりの済州島
  肖像画を下ろした日
  送れない手紙
  祈るオモニ

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