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【新刊】『対話1 本屋とことば』高橋亮偉(水窓出版)、牟田都子(校正者)、長瀬海(書評家)、浅生鴨(作家)、竹田信弥(双子のライオン堂)

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新書判/108ページ

『めんどくさい本屋』から始まった、
本と本屋をめぐる対話集。シリーズ刊行開始!

『めんどくさい本屋』の刊行記念として2021年にスタートした、双子のライオン堂YouTubeチャンネルの連続対談イベント「めんどくさい本屋の寄り道」が遂に書籍化。

配信順ではなく、テーマを設けたセレクション版として、1冊に数本ずつ対話を収録するシリーズを刊行していきます。

作家、編集者、校正者、書評家、書店主などなど――多彩なゲストを迎え、双子のライオン堂店主・竹田信弥(と司会の編集担当者・秋葉)が本屋業界と出版業界の未来を語り合うシリーズ。今後の展開をどうぞ御期待ください。

シリーズ第1弾『対話1 本屋とことば』、5月19日刊行

記念すべき第1弾のテーマは〈ことば〉。
それぞれの立場から〈ことば〉と向き合う、水窓出版の高橋亮偉さん、校正者の牟田都子さん、書評家の長瀬海さん、作家の浅生鴨さんとの対話を収録しました。

高橋さんとの対話は、水窓出版から刊行された『無職本』とのコラボイベント。
職があるとは、無職であるとはどういうことか。肯定でも否定でもなく、その意味をひもといていった先に見えてくる生き方を、「めんどくさい」という言葉と絡めて語り合います。
ひとり出版社としての高橋さんの考え方、スタンスにも注目です。

牟田さんとの対話は、初めての単著である『文にあたる』(亜紀書房)がつくられるまでと、つくられたあとの気づきがテーマ。
全部が引用から始まるエッセイ集は、どのように執筆・編集されたのか。そして、言葉を引くことと文章を書くこととのつながりとは。
校正という仕事を通じて、ひとりの著者の文章と向き合い続ける牟田さんだからこその、深い考察がなされていきます。

長瀬さんとの対話では、『めんどくさい本屋』の書評が展開されます。著者の半生と実存が詰め込まれた本書を、書評家の視点から読み解き直してくれました。
さらには、コロナ禍を経た先の本屋に求められる〈サードプレイス〉としての機能についての考察を。そのために書評家にできること、そして書評の役割が長瀬さん自身の歩みとも絡めて語られています。

本書を締めくくるのは、浅生さんとの対話です。
同人誌から始まった浅生さんの本づくりは、自由で遊び心満載。出版の常識を軽々と吹き飛ばしてくれる、楽しさと爽快感に溢れています。
でもそれだけではなく、〈本の価値〉と〈値段〉との関係を問い直してくれる、出版活動の背景にある考えが語られていきます。

そんな形で、『めんどくさい本屋』を未読の人も既読の人も楽しめる、多彩な視点の対話集が出来上がりました。いつでもどこでも気になる対話から、ページをめくってみてください。
本を書くこと、本をつくること、本を届けること。それぞれに対する新たな気づきが、きっと見つかるはずです。

〈目次〉
はじめに 秋葉貴章
「無職」から考える、「無職」から始める 水窓出版・高橋亮偉×竹田信弥
文にあたり、言葉を引くこと 校正者・牟田都子×竹田信弥
読書への欲望を生み出す装置としての書評 書評家・長瀬海×竹田信弥
あまりにも自由な本づくりの話 作家・浅生鴨×竹田信弥
おわりに 竹田信弥

〈基本情報〉
書名:『対話1 本屋とことば』
著者:高橋亮偉/牟田都子/長瀬海/浅生鴨/竹田信弥
司会:秋葉貴章
イラスト:くれよんカンパニー
装幀・組版:竹田ドッグイヤー
発売日:2024年5月19日
文学フリマ予価:1300円
ISBN:なし
判型:新書版、並製
ページ:104頁
発行元:双子のライオン堂出版部

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