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【新刊】『シティポップ短篇集』(編)平中悠一
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四六判・上製/328ページ
シティポップが生まれた80年代、同時代の日本の「文学」は何をしていたのだろう? 世界のファンがSNSで甦らせたポップ音楽の背後には、同じ時代状況から生まれ、同様に日本オリジナルの発展を遂げた、都会文学の世界が隠されていた──きらめく都会の〈夢〉を優しく紡ぐ、「シティポップの時代」を並走した9つの物語を、いま、ここに。
編者プロフィール
平中悠一(ひらなか・ゆういち)
1965年生。17歳で書いた『She’s Rain』で1984年度文藝賞受賞、長編小説3冊ほか単著13冊刊行。2005年渡仏、パリ大学修士課程修了後、パトリック・モディアノ(2014年ノーベル文学賞)作品等の翻訳や学術論文の発表も開始。専門は物語理論。東京大学大学院博士課程修了。
目次
片岡義男 楽園の土曜日
川西蘭 秋の儀式
銀色夏生 夏の午後
川西蘭 マイ・シュガー・ベイブ
沢野ひとし プリムズをくれた少女
平中悠一 かぼちゃ、come on!
原田宗典 バスに乗って それで
山川健一 テーブルの上にパンはないけれど、愛がいっぱい
片岡義男 鎖骨の感触
【ライナーノーツ】
平中悠一〝時代〟の終りと〝物語〟の始まり──「シティポップ」と、同時代(一九八〇年代)日本の「都会小説」
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