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【新刊】『海と夕余白』小林えみ、柳沼雄太
¥1,100 税込
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四六変形判/80頁
小林えみ・柳沼雄太がそれぞれの書評に短評をつけあう連弾書評集。ひとつの本について書評と短評という多角的な視点から考える新しい形式は、本の紹介だけではなく、批評する/批評文そのものも楽しめる。
目次
はじめに 小林えみ
柳沼雄太
「場」のペルソナ 町屋良平『生きる演技』
歴史はゆるくつながる星座のように 田中さとみ『ノトーリアス グリン ピース』
匿名性というレッテル 安堂ホセ『迷彩色の男』
ふたつの喪失と無意識的試み 安岡章太郎『海辺の光景』
手癖に導かれた身体性 小川洋子・佐伯一麦『川端康成の話をしようじゃないか』
独りで立つ、片手に羅針盤を 辻山良雄『しぶとい十人の本屋』
小林えみ
藪の中で語ることへの希望 小松原織香『当事者は嘘をつく』
コツコツとつくりあげる公共 猪谷千香『小さなまちの奇跡の図書館』
幸せなパン、悲しみのパン 『こんがり、パン おいしい文藝』
加害を歴史に記録する 『戦争のかけらを集めて』
本で学ぶということ、実践するということ 『ガスライティングという支配』
私の愛した悪役令嬢
おわりに 柳沼雄太
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