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【新刊】『本居宣長―「もののあはれ」と「日本」の発見―』先崎彰容

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四六判/352ページ

青日本思想史を画す「知の巨人」。その肯定と共感の倫理学とは――。
中国から西洋へ、私たち日本人の価値基準は常に「西側」に影響され続けてきた。貨幣経済が浸透し、社会秩序が大きく変容した18世紀半ば、和歌と古典とを通じて「日本」の精神的古層を掘り起こした国学者・本居宣長。波乱多きその半生と思索の日々、後世の研究をひもとき、従来の「もののあはれ」論を一新する渾身の論考。

目次
序 章 渡来の価値観――「西側」から西洋へ
第一章 「家」と自己像の葛藤――商人、あるいは医者と武士
第二章 貨幣経済の勃興――学術文化の都への遊学
第三章 恋愛と倫理のあいだ――『あしわけをぶね』の世界
第四章 男性的なもの、女性的なもの――契沖、国学の源流
第五章 「もののあはれ」論の登場――『石上私淑言』の世界
第六章 源氏物語をめぐる解釈史――中世から近現代まで
第七章 肯定と共感の倫理学――『紫文要領』の世界
第八章 「日本」の発見――「にほん」か、「やまと」か
終 章 太古の世界観――古典と言葉に堆積するもの

先崎彰容(せんざき・あきなか)
1975年、東京都生まれ。東京大学文学部倫理学科卒。東北大学大学院文学研究科博士課程を修了、フランス社会科学高等研究院に留学。現在、日本大学危機管理学部教授。専門は倫理学、思想史。主な著書に『ナショナリズムの復権』『違和感の正体』『未完の西郷隆盛』『維新と敗戦』『バッシング論』『国家の尊厳』など。

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