
【新刊】『軟式ボールの社会学: 近代スポーツの日本的解釈の可能性』三谷舜
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A5/240ページ
軟式に向けられる「損なイメージ」を覆す
野球、ソフトボール、テニスで使用されるボールの1種である「軟式ボール」に着目し、スポーツの構成要素である「用具」が、スポーツが持つおもしろさや教育性といった内在的な価値にいかに関わっているのか、人々がそれらをどのように受容し、発展させてきたのかを明らかにする。
軟式野球、軟式テニスといった軟式ボール競技は、敗戦後の物資不足と教育現場での普及の中で日本独自に発展した。そのような軟式ボールの発明と普及は、「近代スポーツの日本的解釈」の発明と普及の系譜であるとも言えよう。
おもな目次
序 章
軟式ボールを取り巻く状況
スポーツ用具をめぐるポリティクス
スポーツ用具とスポーツの価値を軟式ボールから考える
各章の概要
第1 章 スポーツ文化の誕生を「興奮の探求」から読み解くことの可能性
第1 節 スポータイゼーションとは何か
第2 節 スポーツにおける興奮の探求─ルールの制定と暴力の抑制
第3 節 近代スポーツの原理とスポータイゼーション
第2 章 軟式スポーツの現状と課題
第1 節 軟式スポーツを統括する中央競技団体の現状
第2 節 軟式スポーツの競技人口の推移と学校教育
第3 節 軟式スポーツのイメージ
第3章 軟式スポーツの文化はいかにして作られたのか
第1 節 軟式ボール誕生小史
第2 節 戦後日本のスポーツと軟式野球
第3 節 軟式スポーツの発展を「スポータイゼーション」として読む
第4 章 スポーツ用具とスポーツの「おもしろさ」の関係
第1 節 スポーツ用具と技術の分類
第2 節 テクノロジーがスポーツに与えた影響
第3 節 現代のスポーツと用具の関係
第5 章 軟式スポーツの今
第1 節 スポーツの都市化とアーバンスポーツの登場
第2 節 Baseball 5 とは何か?
第3 節 アーバンスポーツと「興奮の探求」
終 章
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