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【配信参加チケット】連続講座「広告を<文学>する」

¥15,000 税込

なら 手数料無料で 月々¥5,000から

この商品は送料無料です。

この商品は、連続講座「広告を<文学>する」の配信参加チケットです。
*配信参加は基本的にチャットでの応答になります。講義部分のアーカイブはございます。

<講座概要>

このたび双子のライオン堂では、小田垣有輝さんを講師にお招きして講座「広告を〈文学〉する」を開催します。

「お笑いを〈文学〉する」が大好評だった小田垣有輝さんによる新しい講座を始めます。

普段の生活で目にする広告・・・テレビCMはもちろん、駅なか、街なか、新聞、YouTube、SNS、気がつけば広告を見ない日はないかもしれません。

そんな身の回りにあふれている広告を「文学」の観点から眺め直してみる試みが「広告を〈文学〉する」です。

講師は、国語教師であり、作家としても活動している小田垣有輝さんです。小田垣さんは「地の文のような生活と」という文芸誌を発行し、小説や批評作品も精力的に発表しています。また実際に学校の授業でも文学作品を教える際に、生徒に馴染みのある「お笑い」ネタを活用して、文学理論を教えています。

講座は、全部で6回。通しチケットを基本としますが、各回チケットも販売します。毎回完結した内容なのでどこから参加してもOKです。オンラインでの参加もできます。

<基本情報>

開催日:毎月第2金曜日、19時半〜

場所:双子のライオン堂(東京都港区赤坂6−5−21−101)

費用:会場=18,000円、オンライン=15,000円(共に6回分)*各回参加は、会場=3500円、オンライン3,000円

<講座全体の概要>

街を歩く、テレビを見る、スマホゲームに興じる…それらの行為はバラバラですが、一つ大きな共通点があります。それは、「広告を目にする」ということです。

現代社会で暮らす私たちは広告を目にすることなく生活することはほとんど不可能に等しいでしょう。広告を見ないように生活をすると、ほとんど通常の社会生活を送ることが困難になっています。電車に乗れば中吊り広告があり、職場のエレベーターに乗ればディスプレイに広告が流れ、暇を潰そうと動画を見れば5分ごとに広告が流れる…広告を見ないようにするために課金をする社会です。

そんな私たちが目にしている広告を、「文学」の観点から眺め直したら、どんなことが見えてくるのでしょう。一般的には、広告が主体となって、広告を眺める私たちが客体となり、広告によって消費を促されます。その主客の関係を反転させて、私たちが主体的に広告を眺め直す。そこには、消費促進のためのコードだけではない、豊饒な解釈コードに満ちているかもしれません。そして、広告を眺め直す中で「文学とは何か」を改めて考え直すきっかけを作りたいと思っています。

それぞれのテーマに該当する広告や、その広告と同じものが描かれている文学作品を眺めながら、「広告」と「文学」を行きつ戻りつしていきます。広告を文学に、文学を広告に、何度も越境をしていくうちに、そもそもその「境界」には何があるのか、見えてくるかもしれません。

さぁ、広告を〈文学〉しながら、「文学」について語り合いましょう!

<スケジュール>

2025年10月10日19:30〜
第1回 広告の中の文学、文学の中の広告
広義の導入として、資本主義社会の中でなぜ広告が必要されているのかを、消費理論や批評理論を用いて共有していきます。そして、実際の広告コピーを見ながら、一体その中では何が語られているのか、誰が語っているのかを鑑賞していきます。また、古典文学と広告の関係性も触れていきます。

宿題:1ヶ月以内に意識的に見た広告をメモしてこよう!

2025年11月14日19:30〜
第2回「水のラベル」を文学する
水って、どの水を飲んでもH2Oであることに変わりはありません。味もつけられない、何かを混ぜることもできない。だとするならば、各飲料メーカーはどのようにして水を差異化しているのでしょうか。どれも同じように見える水の広告コピーを読みながら、私たちが何を飲んでいるのかを明らかにしていきます。

宿題:飲料水の気になったコピーをメモしてこよう!

2025年12月12日19:30〜
第3回「家の広告」を文学する
「マンションポエム」という言葉は多くの方が耳にしたことのある言葉だと思います。実際、分譲マンションなどのホームページを見ると、短い詩、散文詩のようにも見えるものなど、様々なタイプの詩が掲載されています。それらの「詩」を読みながら、私たちは何に住み、どこで暮らしているのかを考えます。

宿題:最近気になったマンションポエムをメモしてこよう!

2025年1月9日19:30〜
第4回「日本のキャッチコピー」を文学する
日本の都道府県にはそれぞれキャッチフレーズがつけられています。それらのキャッチフレーズを読みながら、私たちが暮らしている「日本」の輪郭を明らかにしたり、ぼやかせたりしていきます。さらに、他国のキャッチフレーズとも比較しながら、比較文学的に「日本」の輪郭を見定めましょう。

宿題:自分の生まれた町や育った地域のキャッチフレーズをメモしてこよう!

2025年2月13日19:30〜
第5回「戦争広告」を文学する
太平洋戦争下の日本では、戦意高揚のためにあらゆる広告、コピーが掲載されました。広告だけではなく、多くの文学者がこぞって戦果などについて描写し、時にはその戦果を誇示するような文章を綴っていました。当時の広告を見ながら、広告と文学の関係性、広告と社会の関係性を繙いていきましょう。

宿題:どんなコピーがあったのか調べてみよう!

2025年3月13日19:30〜
第6回「本の帯」を文学する
最終回は、「本の帯」を取り上げます。本の内容を全て読ませないで、それでいて消費者に買ってもらうために、どんな表現が用いられているのか。その表現を吟味すると何が見えてくるのか。最後には、本当に文学の力は衰えたのか。もし、衰えていないとすれば、一体どこに「文学」は存在しているのかも眺めていきたいです。

宿題:家にある本の帯で気になるコピーや文句をメモしておこう!

<当日の流れ>

・自己紹介
・解説
・自由討議・まとめ
・次回の予告

<プロフィール>

小田垣有輝(オダガキユウキ)
私立中高一貫校、国語科教員。今年で教員10年目。研究分野の専門は谷崎潤一郎、語り論。教員として働くかたわら、個人文芸誌『地の文のような生活と』を一人で執筆・編集・刊行(現在vol.1~vol.6まで刊行中)。本づくりを通じて、自らが帯びる特権性と向き合おうとしている。

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