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【新刊】『改元』畠山丑雄
¥1,980
四六判/227ページ 改元の年の異動で山奥の町に着任した公務員「私」は、集落に伝わる惟喬親王が見たという龍の夢の伝説を追って、この国のもうひとつの姿を目撃する。(「改元」)。山あいの地主の一族に生まれた少年は、日猶同祖論を唱える父によって「世界の救い主」となるべく「十」と名付けられた。第二次世界大戦をまたいで繰り広げられる、めくるめく年代記。(「死者たち」)。龍の夢が「私」を通過するとき、この国のもうひとつの姿があらわれる―現代日本小説屈指の剛腕による、抵抗と革命の二篇。
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【新刊】『仮面の告白(初版本復刻版)』三島由紀夫
¥3,960
四六判・箱入り/284ページ 1949(昭和24)年に刊行、日本文学史を揺るがした自伝的書き下ろし小説の初版本を限定復刻。発表当時の「『假面の告白』ノート」「作者の言葉」も収録する。生誕100年記念出版。 本文のみならず、カバー、表紙、扉、帯、そして、三島氏自身による「「假面の告白」ノート」を含む、当時の「書き下ろし長篇小説」シリーズの月報までを再現。 三島氏が広告宣伝のために書いたという「作者の言葉」、三島氏の死去の直後に書かれた坂本一亀氏による回想エッセイ「『仮面の告白』のころ」を含む小冊子も封入。 ※部数限定復刻につき、重版はいたしません。 平野啓一郎氏推薦! 「私は永遠に私でしかない。──絢爛たるペダントリーと華麗な技巧、瑞々しくも官能的な詩情に酔わされながら、読者が最後に向き合うのは、素顔の三島の孤独な自己認識だ。この告白は悲痛だが美しく、そして確かに、天才の開花だ。」
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【新刊】『未来のアラブ人』1〜4巻セット(リアド・サトゥフ)
¥9,020
A5/168ページ シリア人の大学教員の父、フランス人の母のあいだに生まれた作家の自伝的コミック。 激動のリビア、シリア、そしてフランスで目にした、現在につながる混乱の根源とは――? 第23回文化庁メディア芸術祭(文部科学大臣賞)マンガ部門優秀賞受賞 フランス発200万部の超ベストセラー 23か国語で刊行
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【新刊】『35歳からの反抗期入門』碇雪恵(サイン本)
¥1,210
B6版/128頁/サイン本 目次 はじめに べつに自由じゃない リクナビペアーズマイナビティンダー しあわせな村人だったときのこと やさしさもSEXも両方あっていい ーー映画『この星は、私の星じゃない』をみて STOP神格化(そして健康に目を向ける) この世のすべての人のためには泣けない 東京の価値観 善き行動の一部始終 俺の値段は俺が決める トイレその後に(男性ver.) 産まれたらもう無力ではないーー映画『ハッピーアワー』をみて 花束には根がない 遅れてきたレイジアゲインスト花束 いまさらですけど花束雑感ーー映画『花束みたいな恋をした』をみて 夢のよう、っていうか実際夢だった 愛に気がつくためのケアをーー映画『すばらしき世界』をみて 派遣とフリーランス兼業の現状と悩み 打算のない関係だけが美しいのかーー映画『愛について語るときにイケダの語ること』をみて 雑な言葉に抵抗したい STOP神格化2022(というかBreak the ファンタジー)
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【新刊】『躁うつでもなんとか生きてます。 ~俳句と私が転がりながら歩むまで』高松 霞 (企画・原案)桜田洋(著)(サイン本)
¥1,540
A5判/192ページ/コミック/サイン本 躁うつ病の私が俳句に救われながら何とか生きてきた日々。 ウォーカープラスで約400万以上のPVと大きな反響のあったコミックがついに書籍化。 「中学校2年生から高校1年生までのはっきりした記憶がない」と語る実際のエピソードを原案にして、漫画家にフルカラーで描いてもらった。 躁うつ病で狂いそうになりながらも、何とか生き延びてきた壮絶な日々は読むだけで心苦しくなる。 家族の不幸に無意識に追い詰められていた日々と、それにより発覚した躁うつ病との日々を綴ってもらい、その心情にぴったりな俳句とともにコミカライズ。 かなりエグいエピソードもあるが、しかし、彼女を救ってきたのは、俳句や俳句を通じて知り合った友人たちだったという。 苦悩を乗り切って何とか今も生きているということを、同じく双極性障害(躁うつ病)に悩む人にも届け、生きる力を与えたい。
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【新刊】『私が私らしく死ぬために 自分のお葬式ハンドブック』
¥1,430
新書判・ソフトカバー/96ページ 最新の遺体処理から安楽死まで。 あなたは、いつ、どこで死ぬでしょう。 よりよく生きるために知っておきたい「死ぬ」ということ。 一章 死ぬ直前のこと 二章 死んだあと、すぐのこと 三章 私らしく死んでいった人たち 四章 明日も前向きに生きるために 死ぬときの呼吸のこと、食事のこと。宗教のこと、費用のこと、お墓のこと。うんざりするような「決まりごと」と、これからの私たちのこと。たくさんの事例を紹介しながら綴るルポルタージュ。
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【新刊】『がっこうはじごく』堀静香
¥1,760
四六判・ソフトカバー/184ページ 学校って変な場所だよね 生徒はつまらない校則を守る。教員はつまらない装いをする。お互いが茶番劇であることを承知のうえで、多くの教室はそうやって均されている。 学校ぎらいだった大人と、学校ぎらいの子どものためのエッセイ集ーー。 ●著者略歴 堀静香(ほり・しずか) 1989年神奈川県生まれ。歌人、エッセイスト。「かばん」所属。上智大学文学部哲学科卒。中高国語科非常勤講師。著書にエッセイ集『せいいっぱいの悪口』(百万年書房)、第一歌集『みじかい曲』(左右社)。 【目次】 あなたの話 とびきりのくだらなさで とても気楽で ひらかれている 名前がある 安心できてつまらない ちいさな箱 いまここで ふたりの幽霊 たったひとりに 問い直す 先生じゃない 雑談なんて 止まり木から 学校という引力 口が悪い だれとしてそこにいるのか とりどりのコートと赤い耳 春の匂いがわからない あとがき
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【新刊】『研究者、魚醤と出会う。』
¥2,090
A5判・ソフトカバー/1224ページ 僕たちは山形の離島、飛島に消えゆく魚醤(ぎょしょう)があると知り、調査へ向かった――。 「魚醤」という調味料をご存じだろうか。 秋田のハタハタで作る「しょっつる」や石川の「いしる」や「いしり」、香川の「いかなご醤油」は三大魚醤と知られているが、実はここ飛島でも古くから魚醤が作られている。 しかしその「飛島魚醤」は、消滅の危機に瀕している文化である。本書はその面白さを正しく追及した学術ルポだ。 調査過程を追いかけながら、様々なことがわかるように仕掛けた。島の皆さんへの取材を写真付きで掲載し、飛島魚醤の成分分析、飛島や酒田の漁業の状況など様々な角度から調べ、魚醤を使った料理も考えた。「飛島魚醤」を取り巻く人や文化、そして生物化学的視点からの記録といえるが、本書の深淵は実は別のところにある。それは何だったのだろうか。 伝統とは、文化とは一体なにか? 消え去ろうとしている「イカの塩辛」と人との関係は、なにを問いかけるのか。 気候変動が与える生活への影響や、高齢化・過疎化など、いま飛島が直面している諸問題は、より広い規模で顕在化している問題と地続きにあり、私たちにとって他人事ではない。 執筆は、白石哲也、松本 剛、奥野貴士、高木牧子、五十嵐悠、渡部陽子、高橋恵美子。
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【新刊】『つくって食べる日々の話』
¥2,420
四六判・ソフトカバー/160ページ これ絶対、おいしい本! 食の文芸、最前線の一冊がついに発売 人気小説家や食エッセイの第一人者、ノンフィクションライターなど様々な分野で活躍する16名の表現者による「料理と生活」をテーマにした書き下ろしエッセイ集。 執筆 平松洋子/円城塔/スズキナオ/春日武彦/大平一枝/白央篤司/牧野伊三夫/阿古真理/絶対に終電を逃さない女/辻本力/オカヤイヅミ/島崎森哉/宮崎智之/松永良平/ツレヅレハナコ/滝口悠生
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【新刊】『らせんの日々 ― 作家、福祉に出会う』安達茉莉子
¥1,980
B6変形判・ソフトカバー/224ページ 「福祉に従事することは、多かれ少なかれ、“らせん”のようなものである」 数十年に渡り福祉の道に従事してきたひとりの職員が、福祉と「支援」について書き残した一文である。 障害者支援や高齢者福祉など多様な分野の事業所を運営する社会福祉法人、南山城学園。そこで著者が出会ったのは、この社会がより生きやすいものになっていくためのヒントに溢れた、“最先端”の風景だった。 素朴だが、やさしく、やわらかい空間。 丁寧かつ創意工夫に満ちた、細やかな支援。 データをとり、その分析によって得られたエビデンスに基づいた取り組み。 日々の実践をふりかえって研究し、言葉にすることを重視する活動。 答えのない、複雑な事柄について話し合うことができる空気。 利用者の生きがいに寄り添い、そのひとの人生に思いを巡らせることのできる想像力。 支援しつづけるために支え合う、職員どうしのフラットな関係性。 ーーそれらの根底に流れ、職員全体に浸透する「人を大事にする」という意識。 自分を取り巻く暮らしを少しずつ変えていくことで幸福へと近づいていく自らの軌跡を描いたベストセラー『私の生活改善運動 THIS IS MY LFE』。その著者・安達茉莉子が次に描くのは、誰もが人間らしく生きることができる世界を目指す「福祉」の現場。上から見れば、堂々めぐりのように見え、横から眺めれば後退しているようにも見える。でも、踏み出した一歩によって、わずかに、高みへと上がっている。そんな“らせん”のような日々を、福祉の現場ではたらく職員の語りを通して描いたエッセイ。
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【新刊】『ここに素敵なものがある』リチャード・ブローティガン
¥2,200
四六変形判・ソフトカバー/111頁 かなしくてさびしくて優しい人に。 詩のささやきが放つ色気にすっかりやられてしまった。不幸せな者、それでいてどうしようもなく優しい者だけが持つ、強烈な色気。ささやきでしか、本当のことは語れないのかもしれない。(向坂くじら・詩人) 『西瓜糖の日々』が文庫化されたのが2003年。大学1年生だった私はブローティガンに大いに影響を受け、物語るように歌詞を書くようになった。狂気を語る穏やかな声は、きっと今も遠くまで響くことだろう。(高城晶平・cero)
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【新刊】『『忘れられた日本人』をひらく 宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵・畑中章宏
¥1,760
新書判変形/208ページ 宮本常一は民主主義の理論家だ!──宇野重規(政治学者) 不世出の民俗学者・宮本常一の主著のひとつであり、今なお愛され読み継がれる『忘れられた日本人』。そこに描かれた日本人の姿を、ノスタルジアや復古主義に陥ることなく、グローバリズムとナショナリズムとが錯綜する21世紀の世界のなかにいかに価値づけ、その可能性をひらくことができるのか。編集者・若林恵が民俗学者・畑中章宏と「忘れられた日本人」と「民主主義」の新たな姿をさがす、寄り道だらけの対話篇。 『宮本常一:歴史は庶民がつくる』『感情の民俗学』(畑中章宏)と『実験の民主主義』(宇野重規+若林恵)の必読副読本! 【本書の目次】 はじめに 若林恵 1. 翻訳 translation 2. 反作用 reaction 3. 寄合 consensus 4. 実施 practice 5. 経営体 enterprise 6. 海賊 pirates 7. 世間 worldly 8. 環世界 unwelt 9. 進歩 progress 10. 実験 experiment 11. 道具 tools 12. 伝承 lore おわりに 畑中章宏 (版元サイトより)
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【新刊】『チーヴァー短編選集』ジョン・チーヴァー
¥1,210
文庫判/336ページ/ 短篇小説の巨匠による最良の15篇 繊細で、不条理で、静かな緊張感に満ちた小説世界。ピュリッツァー賞、全米批評家協会賞 ジョン・チーヴァーは、サリンジャーと同時代に都会派の小説家として活躍した。小説世界は繊細で、精妙で、静かな緊張感に満ちている。サバービアの憂鬱、中産階級の孤独、東海岸を書きつづけた。長篇小説もあるが、本領は短篇にある。ピュリッツァー賞、全米批評家協会賞を受賞した『The Stories of John Cheever』のなかから選んだ、メランコリーが漂う極上の15篇
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【新刊】「窓/埋葬」著:平野明/原作:横田創(Wサイン本)
¥1,100
<新刊>「窓/埋葬」著:平野明/原作:横田創(発行:双子のライオン堂) <基本情報> 書名:窓/埋葬 著者:平野明 原作:横田創(『埋葬』早川書房・2010年) 挿画:飯田千晶 校正:矢木月菜 ブックデザイン:中村圭佑 発売日:2023年4月15日(同年3/31〜4/2の上演時に先行発売) 価格:1000円+税 判型:B6判、並製、ソフトカバー ページ:72頁 ISBN:9784910144092 発行元:双子のライオン堂出版部 <概要> 双子のライオン堂は、平野明/横田創『窓/埋葬』を刊行します。本作は、2010年に早川書房から「想像力の文学」シリーズとして刊行された横田創『埋葬』の舞台化のために書かれた戯曲です。ぜひ、約10年を経て生まれたあたらしい『埋葬』をお楽しみください。 ■ 『埋葬』を読んだことがないひとはこの『埋葬』から読んでください。『埋葬』を読んだことがあるひとはこの『埋葬』をあたらしい、まだ読んだことのない『埋葬』だと思って読んでください(2023年03月04日 横田創) <著者> 平野明(ひらの・めい) 舞台作家。青森県出身。1997年生まれ。武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒業。在学中(2017年)に手手(元・夜のピクニック)を結成し、劇作をし始める(『ショートケーキと往復書簡[2018]』『シアノタイプ[2019]』『まぶたのルート[2020]』『髪の島[2021]』など)。2023年『窓/埋葬』を執筆する。本書は初の著書である。 手手 公式サイト https://twitter.com/teteotetetetote <原作者> 横田創(よこた・はじめ) 作家。埼玉県出身。1970年生まれ。早稲田大学教育学部中退。演劇の脚本を書くかたわら小説の執筆を始め、2000年『(世界記録)』で第43回群像新人文学賞を受賞。2002年『裸のカフェ』で第15回三島由紀夫賞候補となる。著書に『(世界記録)』『裸のカフェ』(以上講談社)『埋葬』(早川書房)『落としもの』(書肆汽水域)がある。読書会や書籍の販売・発行を通じて読者の自由を追求する小さな書店「双子のライオン堂(東京・赤坂)」から短編小説を無料で配布・配信するプロジェクト『わたしを見つけて』を進行中。 『わたしを見つけて』公式サイト http://findme.liondo.jp/
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【新刊】『本屋の周辺Ⅲ AROUND THE BOOKSTORE』松永弾正
¥1,100
A6(文庫)/120頁 毎年刊行のシリーズ三作目。「現地訪問」と「店主から聞いた話」をきっかけに、詳細な資料調査によりその書店の来歴や、関連する事柄を明らかにする、異色の本屋探訪記です。 毎号、根強いファンがおりますし、H.A.Bだから出せる本だとも自負しています。 今回は福島・相馬をメインに、韓国の本屋旅行記も収録。 表紙イメージは現在白地になっておりますが、実際は少しグレーで手触りのある紙(い織り)を使用し、ZINEシリーズの特徴である、シールを別途作成し表紙に手貼りすることで、完成させます。1巻(4刷)、2巻ともども、どうぞ。 (訪問したお店) 十字屋書店(神保町) 新井大正堂書店(長野) 西沢書店大町店(福島) 書林堂(相馬) 広文堂書店(相馬) 丁子屋書店(相馬) 倉吉ブックセンター(倉吉) 定有堂書店(鳥取) [旅行記]二〇二四年韓国本屋行(ソウル・釜山)
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【新刊】『本屋の周辺Ⅱ AROUND THE BOOKSTORE』松永弾正
¥990
A6(文庫)/116頁 旅をして、本屋に赴き、話を聞く。資料を探り、事実を整理し、書き残す。本屋の歴史を繋げていく。「そこに本屋があった記憶」を留める本屋訪問記。 シリーズ二冊目である本書は、札幌、山形、長野、松本、名古屋、京都、鹿児島に、松山・大街道にかつてあった本屋の来歴を調査した書き下ろしを加えた、全八店舗を収録。 (訪問したお店) 弘南堂書店(札幌) ブックスパーチ(鹿児島) 松信堂書店(松本) 其中堂(京都) 郁文堂書店(山形) 書肆朝陽館(長野) ちくさ正文館(千種) [資料調査]大街道の古本屋 松菊堂書店(松山)
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【新刊】『本屋の周辺Ⅰ AROUND THE BOOKSTORE』松永弾正
¥990
A6(文庫)/116頁 旅をして、本屋に赴き、話を聞く。資料を探り、事実を整理し、書き残す。本屋の歴史を繋げていく。いずれ失われてしまうかもしれない遠い未来のために「そこに本屋があった記憶」を留める本屋訪問記。札幌・函館、松本、松山、熊本ほか、新進の書店から、創業一〇〇年を超える老舗古書店まで、全一八店舗を収録。
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【新刊】『こころはひとりぼっち』植本一子(サイン本)
¥1,000
SOLD OUT
B6変形/134ページ 最後に会って3カ月 別れの手紙から1カ月が経った パートナーとの関係を解消してからの数カ月の日記 友人・碇雪恵による寄稿も 目次 8月1日〜8月10日 毎日さびしい。毎日つらい。 9月11日〜9月20日 今はひとりでいることに挑戦しているのだ。 10月20日 誰かひとりでも、いてくれたらいいのだけど。 寄稿 ひとりぼっちじゃない 碇雪恵
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【新刊】『それはただの偶然』植本一子(サイン本)
¥1,540
文庫判/177ページ(サイン本) いつか別れる日のために どこまでも一緒に歩いた わたしたち 自費出版で初めてエッセイ集を作りました。 今年の春に事件に巻き込まれてしまい、かなり苦しい日々を過ごしてきました。 生きることさえ諦めそうになったけれど、書くことはそんな自分を助けてくれました。 夏から秋にかけて書いた7篇と併せて『文學界』『ベストエッセイ2024』に掲載された1篇、少しの詩を載せています。 また、今回「わたしの現在地」というシリーズ名をつけたので、気長に作り続けていけたらと思っています。 ーーー失われてしまったものや、残されたひとたちのことが、ここにはちゃんと書かれているように思います。(柴山浩紀・編集者) ーーー新刊は、書き手としての一子ベストワークを更新してると思います。エッセイ集として編まれることを意識して書かれたことが、読んでいてもわかったし、あとがきを読んでもなるほどという感じで、移行期/過渡期的だった「愛は時間がかかる」よりも腰の据わった、覚悟みたいなものを感じる本でした。やっぱり日記からエッセイに、というのはきっとすごい難しいハードルで、そこを越えて=いろんなものを手放して、その代わりにエッセイでないと書けないことを書いている。 そして思ったのは、もしかしたらこれは「エッセイスト植本一子」誕生の書であり、同時に、「日記作家植本一子」との決別の書なのではないか、みたいなことでした。もう一子さんは日記を書かない(書けない)んじゃないか。でもそれはまあ自然というか仕方ないというか必然的なもので、一子さんはこれまでも常に、自分の大事なことを書くために最善の方法として日記という形を選んできたのだと思うし、いまはその大事なことを書くために必要な形が変わってきたということなんだと思います。(滝口悠生・小説家) わたしの現在地(1) 『それはただの偶然』 もくじ 一緒に生きていこうぜ 春 小森さんと私 タトゥーを入れる それは愛と呼ばれる何か 新しい友達 高橋さんのこと お葬式のメンバー ねこのきもち 私たちの本当の終わり あとがき 植本一子 出版年表 2024年12月1日 初版 第一刷発行 著者 植本一子 装丁 六月 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 印刷 株式会社イニュニック 発行者 植本一子
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【新刊】『今、ラジオ全盛期。 静かな熱狂を生むコンテンツ戦略』冨山雄一(シール付き)
¥1,738
四六判/224ページ(シール付き) ★オールナイトニッポンをV字回復に導いた★ ★統括プロデューサーによるコンテンツ戦略の全貌!!★ ◎年間イベント動員数25万人以上 ◎スポンサー数、過去最高 ◎ビジネス書なのに「泣ける」との声、多数!! なぜラジオのイベントは東京ドームを満員にできるのか? タイパが重視される時代に、ラジオは「リスナーとの関係性を、長期間かけてじっくりと耕す」というまったく逆の戦略で成功を収めています。どれくらい長期間かというと「ラジオは1クールが10年」という言葉もあるほど。じっくりと耕すことで、推し活のファンダムのような熱狂とは異なる、ラジオならではの「静かな熱狂」が生まれるのです。 本書は、オールナイトニッポンがV字回復するまでの20年間を紐解きながら、「静かな熱狂」を生むコンテンツづくりに必要な考え方をご紹介します。 【目次】 プロローグ なぜラジオのイベントに16万人が集まったのか? はじめに Chapter1 ラジオは風前の灯火だった――2000年代の「衰退」 ・華やかな世界の裏で、忍び寄る衰退の波 ・優秀なつくり手は次々とネットへ転職 ・鶴瓶師匠に教わった「流れに乗っかる面白さ」 ・ポルノグラフィティ岡野昭仁さんの即興に学ぶ ほか Chapter2「東日本大震災」でラジオの存在価値は変わった――2010年代前半の「転機」 ・2011年3月11日、当日の現場 ・東北出身サンドウィッチマンとの忘れられない出来事 ・裏番組『バナナマンのバナナムーンGOLD』からのエール ・福山雅治さんが提案してくれた24時間チャリティ特番 ほか Chapter3「SNS」と「イベント」がラジオを身近な存在にした――2010年代後半の「復活」 ・山下健二郎さんの「好きなものをカタチにする」チカラ ・星野源さんが壊してくれた「裏方は登場しない」の固定観念 ・「岡村歌謡祭」が教えてくれたリスナーの熱量 ・オードリー全国ツアーで見えた番組イベントの「型」 ほか Chapter4「コロナ禍」の逆境がラジオを強くした――2020年代の「全盛」 ・「一緒に不安になりましょう」近づくリスナーとの距離 ・前澤友作さんとつないだ「宇宙」からの生放送 ・佐久間宣行さんがきっかけでスポンサーとの関係性が変わった ・最後に、プロデューサーは大切な番組を続けるためにいる ほか エピローグ これからラジオはどうするのか――ラジオのコンテンツ戦略 ラジオのイベントに16万人が集まった理由 ラジオは、「耕す(カルティベイト)」 おわりに
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【新刊】『昏色の都』諏訪哲史
¥3,960
四六判・箱入り/268ページ 芥川賞に輝いた第一作以来、作品ごとに文体を変幻させてきた《小説狂》作家による 高踏的、唯美的、反時代的な、幻想文学の金字塔!! 《狂躁の夜、悪魔の筆を藉り、これらの小説は書かれた》 初出時の3倍に改稿された耽美的・象徴主義的な表題作「昏色(くれいろ)の都」170枚に、極限地の中洲でただ独り夢現のあわいを行き惑う幻想紀行譚「極光」、零落散逸した古漫画の記憶に遠い幼少期を幻視する瘋狂小説「貸本屋うずら堂」の2編を併録。文体や世界観を全く異にする鏤刻の3編。《夜ごと悪魔の筆が紡がせた》畢生の記念碑的小説集。 ──低い冬の陽が平原を黄金に透き、雲と地平、幾百年変わらぬ廃都ブリュージュの翳を紅に焦がし、日々わたしの眼裏に燃え落ちてゆく──
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【新刊】『大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち』
¥1,210
文庫/312ページ 地球には最初、土がなかった。地球上に生き物が誕生し、遺体と岩石から土が生まれた。 現在のところ地球は生き物が確認されている唯一の惑星であり、ゆえに土は地球にしか存在しない。 ひたすらに土を食べて耕すミミズ、岩を食べるようになったキノコ、腐葉土を食べるカブトムシの幼虫……。 土は植物や昆虫の躍進を支えるとともに相互に影響し合い、さらに恐竜の消長や人類の繁栄に場所を貸してきた。 身近なはずの「土」のことを、私たちはどれほど知っているだろうか。 土の研究者である著者がスコップ片手に世界を飛び回り、土に残された多くの謎を掘り起こしていく。 土と生き物たちの歩みを追った5億年の、そして未来へ向けたドキュメンタリー。 文庫化にあたり著者書き下ろしのあとがきを収録。 ■著者について 藤井 一至(ふじい・かずみち) 土の研究者。1981年富山県生まれ。 2009年京都大学農学研究科博士課程修了。京都大学博士研究員、 日本学術振興会特別研究員を経て、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所主任研究員。 専門は土壌学、生態学。 インドネシア・タイの熱帯雨林からカナダ極北の永久凍土、さらに日本各地へとスコップ片手に飛び回り、土と地球の成り立ちや持続的な利用方法を研究している。 第1回日本生態学会奨励賞(鈴木賞)、第33回日本土壌肥料学会奨励賞、第15回日本農学進歩賞受賞。『土 地球最後のナゾ』(光文社新書)で河合隼雄賞受賞。
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【新刊】『エディトリアル技術教本』
¥3,520
B5変判・並製/184ページ 編集、製作等、本づくりの素養を一冊に網羅! 2008年の初版発行から16年が経過した本書。書籍編集のワークフロー、DTPシステム、印刷・製本技術、発行形態等、この間様変わりした事柄について修正し、これからの出版物製作の事情に沿った内容とするため、再編集、再執筆を行った。編集技術についての普遍的な内容は従来のままとし、既存の読者には電子書籍関連等を含めた情報のアップデートを、新規の読者に対しては編集の基礎から最新の考え方を提供し、改めて編集・製作についての素養を網羅した一冊として再出発を図る。 編集技術や知識について歴史的な流れを把握しながら体系的に理解できる内容。
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【新刊】『ミモザ特別編1』宮田愛萌・渡辺祐真
¥2,500
SOLD OUT
A5判・中綴じ/59ページ 作家の宮田愛萌さんと渡辺祐真さんが編者を務める同人誌「ミモザ」の特別版。 おふたりの没原稿、初公開の日記、過去に書いたレアな文章などを収録。 『ミモザ vol.1 架空書評集』編者・宮田愛萌・渡辺祐真 https://shop.liondo.jp/items/91392454