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【新刊】『ワールドシネマ入門』金子遊
¥2,310
四六判・並製/264ページ 世界映画(ワールドシネマ)の巨匠たちは、いかにしてテーマと出遭い、それを創造へと結びつけるのか? さまざまな言葉、風土、食物、ファッション、生活習慣、信仰、音楽があふれる世界映画(ワールドシネマ)。 そこは、社会問題や歴史や民族がうずまく多様な社会です。 本書はそのコミュニティに参画するための手引きでもあります。 また、映画や映像を製作するためのモチベーションの源泉やテーマへの探求にも迫ります。 自身も映像作家である金子遊(多摩美術大学准教授)が、クリエイティブの根幹について、世界各国の巨匠や名匠14人に話を聴きました。 【対話監督一覧】 ペドロ・コスタ〈ポルトガルの世界的映画作家〉 黒沢清〈ホラーやスリラーで世界的名声を得た日本の名監督〉 トニー・ガトリフ〈ロマの血をわけたアルジェリアの名匠〉 想田和弘〈観察映画を生み出した日本を代表する記録映像作家〉 タル・ベーラ〈ハンガリーが生んだ孤高の映画マイスター〉 オタール・イオセリアーニ〈ジョージアの世界的巨匠〉 モフセン・マフマルバフ〈イランで最も人気がある名監督〉 ブリランテ・メンドーサ〈フィリピンの底辺をまなざす名匠〉 アミール・ナデリ〈世界的評価の高いイラン映画界の重鎮〉 アクタン・アリム・クバト〈キルギスの現代社会を問う名匠〉 キドラット・タヒミック〈フィリピンを代表する映画・美術作家〉 ベン・ラッセル〈アメリカの映像作家兼アーティスト兼キュレーター〉 リティ・パン〈クメール・ルージュの虐殺を、証言をもとに紐解く巨匠〉 ラヴ・ディアス〈フィリピンの怪物的映画作家〉
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【新刊】『MTMJ: 日本らしさと茶道』クリステン・スーラック
¥2,970
四六判/382ページ 外国人のお弟子さんはこう見た。日本、茶道、家元、師匠…。アメリカから来た女性社会学者が、10年の歳月をかけ、日本で体験した茶道の世界を描き、茶道と国民国家との関わりを解き明かす。2014年アメリカ社会学会アジア部門出版賞を受賞した問題作。はたして茶道とは文化ナショナリズムなのか? 真の日本らしさとは何か? 世界に広がる茶道とその背景にあるビジネスモデルとは?
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【新刊】『起こさないでください 仲西森奈短歌集』仲西森奈
¥1,980
四六変形/252ページ 作家・仲西森奈、初の短歌集。 誰もが身に覚えのある愛。 どこに向けるわけにもいかない苛立ち。 万事どうにもならぬ、 ましてや言葉にできそうにもない、 あらゆる事柄を短歌にしたためる。 短歌以外にも、 短篇小説やエッセイが挟まれています。 単語の索引が付いていたり、 寝落ちしてもパタンと開いたままになる製本、 短歌に馴染みのない方にもたのしんでいただける 魅力の詰まった一冊です。 (版元サイトより)
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【新刊】『西周と「哲学」の誕生』石井雅巳
¥1,760
新書判/116ページ 現在の島根県津和野町出身の思想家、西周(にし・あまね: 1829- 1897年)。 幕末から明治にかけて活躍し「哲学」という訳語を生み出したことで知られていますが、そんな西周とはいったいどんな人物だったのでしょうか。 しかし、この問いに一言で答えるのはなかなか困難です。 というのも、西周は、ある時は幕府の重役にして日本初の憲法案の提出者であり、またある時は日本における哲学の父、あるいは明治政府の官僚にして悪名高い「軍人勅諭」の起草者であり、さらには教育者や政治家の顔までもった百面相的な人物であったからです。 本書は、翻訳論・日本語論・軍事論の三つをテーマに選び、多岐にわたる西周の思想や実践をコンパクトに紹介した入門書です。 西周を「名前は知っているあの人」から、現実と格闘しつつ言葉に寄り添い思索し続けた者として、あるいは激動の時代を生き抜いた悩める先駆者として新たに甦らせる一冊となっています。
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【新刊】『有と無 見え方の違いで対立する二つの世界観』細谷 功
¥1,980
四六判型/168ページ 「ある型」の思考回路は、「あるもの」に目を向ける。 「ない型」の思考回路は、「ないもの」も視野に入れる。 その両者の圧倒的ギャップが世の中を動かしている。 そのメカニズムとは? 私たちの「ものの見方」には、突き詰めれば大きく二つのタイプ、すなわち「ある型」思考と「ない型」思考がある。この両者間の「ギャップや認知の歪み」が世界を動かしている……と著者は説きます。 本書では、「世の中そう簡単に二択で表現できるものではない」という疑問にも丁寧に答えながら、「二つの思考回路」が織りなすギャップや衝突のメカニズムをひも解きます。そこからは、私たちが世の中の事象に対して抱くモヤモヤ感を晴らすヒントが見えてきます。
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【新刊】『愛するということ』エーリッヒ・フロム
¥2,200
四六判型/212ページ 私たち現代人は、愛に餓えつつも、現実にはエネルギーの大半を、成功、名誉、金、権力といった目標のために費やし、愛する技術を学ぼうとはしない。 愛とは、孤独な人間が孤独を癒そうとする営みであり、愛こそが現実の社会生活の中で、より幸福に生きるための最高の技術である。
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【新刊】『夜を着こなせたなら』山階基(サイン本)
¥2,200
<概要> さりげない生活の風景、関係性の機微—— 新時代の空気感をあざやかに描き、幾度となく新人賞で注目を集めながら刊行された、 第一歌集『風にあたる』(2019)は〈短歌ブーム〉前夜の多くの読者の心をつかんだ。 生きて暮らすことの手ざわりと明暗をいっそう深く、ときに軽やかに刻む第二歌集。384首。 【歌集より】 いちどきりピアスは耳を突き抜ける別の星から呼ばれるように もう取っておいても仕方ないけれど総入れ替えの春の台割 頰に雨あたりはじめる風のなか生きているのに慣れるのはいつ 尾を垂らし虎はこころにあらわれるあれから痩せも太りもせずに くるぶしを波にまかせている夢の浜はあなたと来たことがない 【多方面のクリエイターから絶賛のコメント】 大切な殺気がここにあり、美しく尖ったものに出会うことはそうそうないことを知ることとなる。 ——空気公団・山崎ゆかり 目を細め遊ばせて日常をみる眼差しに、 短歌の「歌」が少しわかった気になってます。——キセル・辻村豪文 現代のこころと暮らしを千年先まで伝承する歌集です。 山階さんの才気にむせました。今日は温かくして寝こみます。——古賀及子(作家・ライター) イメージから空間に飛ぶジャンプ力が半端じゃない。言葉が自信を湛えていて、誰もいないスタジアムにパンチラインを置いてくるJAY-Zみたいだと思った。俺もかましていくしかない。 ——没 AkA NGS ラッパー・プロデューサー/Dos Monos 装幀=名久井直子 装画=高山燦基 箔押し加工=コスモテック
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【新刊・ZINE】『雑談 OF THE DEAD』柿内正午・Ryota
¥1,300
SOLD OUT
B6/140ページ 柿内正午とRyotaがゾンビもの作品についてあれこれ喋った雑談を書籍化したもの。 ゾンビ映画をめぐる雑談集。 『恐怖城』からロメロの諸作品、そして『セーラーゾンビ』まで。節操なく語り尽くされるゾンビ作品の数々から見えて絵くる、作品と深く向き合う楽しさと喜び。
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【新刊】『かえるの哲学』
¥935
大人になった今もう一度出会いたい、 がまくんとかえるくんの50の言葉を集めました。 内気でのんびり屋のがまくんと、お人好しで行動派のかえるくん。 仲良しのふたりは、やさしく相手に語りかけ、失敗すれば励まし、ときに独りごちます。シンプルで何気ないのに心にしみる、そんな彼らの言葉を、シリーズ全20作のお話の中から50選んで一冊の本にしました。 ふたりのかえるのおかしくもあたたかい友情の日々を描いた「がまくんとかえるくん」シリーズは、1970年の『ふたりは ともだち』(日本語版は1972年 文化出版局より)刊行以来、世界中の子どもたちを楽しませてきたロングセラー。日本では長らく、小学2年生の国語の教科書に採用されている名作ですが、大人になって久しぶりに「がまくんとかえるくん」の言葉に触れ、子ども時代とは違う感動を覚える方も多いようです。 英語の原文と絵、そして作家の三木卓さんによる名訳で味わう「かえるの哲学」。巻末には、現代の読者たちに向けた三木さんからのメッセージも収録しています。文庫サイズで、いつもそばに置いておきたいデザイン。大切なひとへのプレゼントにも、ぜひどうぞ。
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【新刊】『私のLife vol.1』編・塚越健司
¥1,320
TBSラジオで放送している「文化系トークラジオLife」の有志メンバーが集まって作ったZINE第1弾! メインパーソナリティーのcharlieこと鈴木謙介さんをはじめ、Lifeに関わったメンバーが「私のLife」というお題で自由に書いております。 音声で聴くLifeとはまた別の誌面のLifeをお楽しみください。 寄稿者(順不同敬称略) 鈴木謙介(charlie) 矢野利裕 廣瀨涼 速水健朗 山本ぽてと 吉川浩満 永田夏来 倉本さおり スケザネ 水無田気流 斎藤哲也 工藤郁子 海猫沢めろん 常見陽平 宮崎智之 碇雪恵 荻上チキ 双子のライオン堂竹田 長谷川プロデューサー 塚越健司 #life954
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【新刊】『リサーチのはじめかた「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法』トーマス・S・マラニー
¥2,200
A5/184頁 「⾃分にとってほんとうに重要な問い」をどうやってみつけるか、 その問いを他人と共有するために、どのように書き、研究を設計するか、 〈⾃分中⼼の研究〉を楽しくおこなう⽅法を、演習問題を交えてやさしく講義する。 これ一冊で何度でも使える、一生モノのリサーチガイド!(版元サイトより)
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【新刊】『新聞記者、本屋になる』落合
¥1,034
新書判/224ページ 新聞記者だった著者はいかにして「ひとり本屋」を始めることができたのか。 定年目前の58歳、子どもは3歳、書店員経験は0。第二の人生、 妻の反対を押し切って本屋に転身する。取り立てての読書家ではなく、 書店開業が定年後の夢だったわけでもないという著者は、 自分が本屋を始めた理由より、本屋を始めた方法を伝えることの方が 意味あるのではないかと書く。すべての書店開業希望者に読んでほしい、 夢ありほろ苦さありの実践的本屋開業記。
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【新刊】『見えるもの見えざるもの』 (ナイトランド叢書3-1) E・F・ベンスン
¥2,640
四六判/304ページ 海外の怪奇幻想小説から、傑作を選りすぐり、一流の翻訳で、ホラー愛好者に贈るナイトランド叢書。 いよいよ第3期配本刊行開始! 第3期第1回配本は、英国の名匠E・F・ベンスンの怪奇幻想傑作集、第2弾! 吸血鬼、魔女、降霊術――そして、奇蹟。 恐怖と奇想の洒脱なブレンド! 死者の声を聴く発明、雪山の獣人、都会の幽霊…… 多彩な味わいでモダン・エイジの読者を魅了した、ベンスンが贈る、多彩な怪談12篇!
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【新刊】『栗ジン~私の好きなもの、栗~』粕川ゆき
¥770
SOLD OUT
横105ミリ 縦105ミリ・中綴じ・モノクロ/28ページ 4年前まで嫌いだった「栗」、ある日突然、「栗って・・・美味しい!!」そう思うようになった、書店員・いか文庫店主・十七時退勤社インターンの作者の「栗」への愛を語るジン。 第1回 栗が嫌いだった私 第2回 栗を好きになった日 第3回 栗が大好きになった私 第4回 栗を好きになって思い出したこと 最終回 栗好き、その後。
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【新刊】『私の証明』星野文月
¥1,540
新書サイズ/154ページ 「自分の姿を知られるのは恥ずかしいと思った。それでも私は書くことに決めた。」 突然、恋人が脳梗塞で倒れて何が何だかさっぱりわからなくなってしまってからの日々を、一般女性が写真と文章で淡々と綴った記録。これは、何百万PVの人気ブロガーの日記でもないし、バズったツイートをまとめたわけでもありません。とある普通の人生における、普通じゃない日々の記録。
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【新刊】『失踪者』カフカ(翻訳:池内紀)
¥1,430
新書サイズ/361ページ 『審判』『城』とともに「孤独の三部作」と呼ばれる連作の第一巻。従来『アメリカ』という表題で知られていた作品だが、本コレクションでは、カフカ自身の命名によるタイトルに戻されている。主人公カール・ロスマン青年がアメリカ社会を遍歴したあげく、大陸の一点で失踪する。
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【新刊】『忘れられたその場所で、』倉数茂
¥1,870
四六版/300ページ 本格的な社会派ミステリーと神秘的な幻想ホラー。 両者が巧みなバランスで作中に並存しつつ、互いの闇を照らし合う。 ――この読み味、僕はとても好きです。 ――綾辻行人 人ならざるものを見てしまう高校生の美和は、雪の中道に迷い、見知らぬ街に迷い込む。その一角に、割られた窓ガラス越しにじっとこちらを見ている男がいた。男は死体だった。 一方刑事の浩明は、死体発見の報を受け、現場に駆け付ける。被害者の斗南という男性は、数日間体の自由を奪われ、食事も与えられないという残虐な方法で殺されていた。浩明は同僚の絵美とともに斗南の過去を探るのだが、予想外の事実が浮かび上がり――。 『名もなき王国』の著者が放つ野心作!
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【新刊】『ルソー エミール』永見文雄
¥2,200
四六判/384ページ 自然に拠って「人間の理論」の構築を目指した、”人間研究の書”! 架空の少年「エミール」の誕生から結婚までのおよそ25年間の成長を小説の形式で記す。教育学の古典であり、教育の場面にとどまらない人間学そのものを著した不朽の名作。ルソーが先行する作品群で示した哲学・思想を綜合した、生涯の思索の頂点に立つ作品。ドラマチックでわかりやすい新訳による抜粋と、懇切ていねいな解説で、物語としても通読しながら作品の思想の背景や流れを学び、本文に親しめる入門書。 【目次】 はじめに 人と作品 『エミール』 序文 第一編 乳児期(誕生-一歳) 第二編 幼児期(一歳-十二歳) 第三編 少年期(十二歳-十五歳) 第四編 青春期(十五歳-二十歳) 第五編 思春期(二十歳-二十五歳) コラム1 ヴァンセンヌのイリュミナシオンと人間の本源的善性 コラム2 ルソーの「子捨て事件」 コラム3 モンモランシーのプチ・シャトーで『エミール』を執筆 コラム4 『テレマックの冒険』 コラム5 どこに住むかの問題 参考文献 ルソー著作関連年表
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【新刊】『離陸たる空』木ノ下葉子
¥1,980
2017年水甕賞を受賞した新鋭歌人の第1歌集! 陸離たる空をみて、心の鉄塔をのぼりつめようとする話題の青春歌集。
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【新刊】『歌集 ビットとデシベル』フラワーしげる
¥1,980
SOLD OUT
四六判/176ページ おれか おれはおまえの存在しない弟だ ルルとパブロンでできた獣だ タンカトロニクス 西崎憲×短歌=フラワーしげる 待望の第一歌集、ついに完成
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【新刊】『同化と他者化 戦後沖縄の本土就職者たち』岸政彦
¥3,960
四六判/450ページ 祖国への憧れを胸に本土へ渡った沖縄の若者たち。それは壮大な沖縄への帰還の旅でもあった。気鋭の社会学者、衝撃のデビュー作。 ◆目次 序 章 オキナワから来た少年 第一章 戦後沖縄の経済成長と労働力流出 一 沖縄の戦後 二 戦後の人口移動と都市集中 三 沖縄の高度経済成長 四 本土就職の概要 第二章 本土就職者たちの生活史 一 調査の概要 二 本土就職者たちの生活史 第三章 ノスタルジックな語り 一 ノスタルジックな語り 二 「繋留点」としての定型的な語り 第四章 本土就職とはなにか 一 過剰移動――戦後沖縄の労働力移動における政治的要因 二 自己言及と他者化――本土就職者のための「合宿訓練」 三 過剰移動その後 結論 同化と他者化 一 沖縄的同郷性 二 アイデンティティとはなにか 三 マジョリティとマイノリティ 四 同化と他者化 参考文献 あとがき 関連年表 ◆内容説明 復帰前、「祖国」へのあこがれと希望を胸に、本土へ渡った膨大な数の沖縄の若者たち。 しかしそれは壮大な「沖縄への帰還」の旅でもあった──。 「もうひとつの復帰運動」としての戦後の大規模な本土移動。なぜ彼らのほとんどは、結局は沖縄に帰ることとなったのか。 詳細な聞き取りと資料をもとに、「沖縄的アイデンティティ」、さらにはマイノリティのアイデンティティのあり方を探る。 <著者紹介> 岸政彦(きし・まさひこ) 1967年生まれ。関西大学社会学部卒業、大阪市立大学大学院文学研究科単位取得退学。博士(文学)。龍谷大学社会学部をへて、2017年より立命館大学先端総合学術研究科教授。 (版元サイトより)
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【新刊】『物語のカギ 「読む」が10倍楽しくなる38のヒント』渡辺祐真(スケザネ)
¥1,980
四六判/324ページ/サイン本 本の魅力をわかりやすく伝える書評動画で人気のYouTubeチャンネル「スケザネ図書館」。 その配信者である著者が、文学だけでなくマンガや映画まで幅広い「物語」へのあふれる愛を語りながら、より深く味わうための目のつけどころ=「カギ」をわかりやすく解説します。 小説・詩歌・マンガ・映画など幅広いジャンルを対象に、『走れメロス』、『アンナ・カレーニナ』といった名作文学から『呪術廻戦』(マンガ)、『ドライブ・マイ・カー』(映画)など近年の人気作まで、多種多様な作品をピックアップ。 それら具体例を紹介しながら紹介する「カギ」は、「語り手を信頼するな!(『日の名残り』)」、「比較・変遷をたどれ!(歌人・俵万智の作風の変化)」、「元ネタを探ろう(『ピーターパン』と『約束のネバーランド』)」など。 著者自身が物語の面白さに目覚めた経験談を交えながら、様々な角度から「物語」の楽しみ方を案内します。 ふだんあまり本を読まない人や、まだ読書に慣れていない中高生にこそ読んでもらいたい1冊です。 【目 次】 はじめに 序章 なんで物語を読むのか? 物語を味わうってどんなこと? 第一章 物語の基本的な仕組み 第二章 虫の視線で読んでみる 第三章 鳥の視点で読んでみる 第四章 理論を駆使してみる 第五章 能動的な読みの工夫 おわりに
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【新刊】『九階のオバケとラジオと文学』今井楓(サイン本)
¥1,650
B6/ページ(サイン本) *11月上旬の発送予定です。 「春になったら死ぬんだと思っていた。明るい陽気に負けてしまって、眩しくて、魔法みたいに消えちゃう気がした。」 ラジオ、花、五反田駅前の思い出、そして文学。 本を読みながら大人になった今、日常と仕事のあいだのさまざまを古今東西の文学を通じて豊かな言葉で紡ぐ清新なエッセイ。
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【新刊】『花火と残響』ササキアイ
¥1,870
SOLD OUT
B6変形判/144ページ === 予定通りに上手くいかなかった思い出ほど振り返ったときになんだか愛しかったりして、そういう微妙な心のさじ加減はまだAIなんかに悟らせるものか、と思ってしまう。 (「その思い出、私にくれない?」より) === 誰にだって、“特別じゃないのに忘れられない夜”がある――。 作家・燃え殻、こだま 絶賛!! 大人になってしまったあなたへ送る、人生の軌跡をほの明るく照らす26編。 「文学フリマ」で自費出版誌が話題となった作家・ササキアイ、待望のデビューエッセイ集。 (装丁:飯村大樹、装画:原倫子) ---------------------- 【応援・推薦コメントが続々届いています!】 アイさんとおしゃべりしているような気分。 「それでここだけの話さ」って。(燃え殻/作家) 日々の営みや淡い思い出をそっと闇夜に打ち上げるような、綴る悦びに満ちている。(こだま/作家) 自分は何者にもなれなかったと言う人が、こんなにも美しく乾いた文章を書いた。それは彼女が日々を大切に生きてきた証だ。(爪切男/作家) 記憶の中の忘れ物をふいに届けてもらえたような感動。すべてのエピソードをドラマ化したくなりました。(佐藤佐吉/映画監督) スマホはないしニトリもない。何者でもない。そんな何かが満ち足りなかったあの頃をかくも輝かせて見せるのだ。記憶を背負って生きる人間の本能と、日々の生活で磨かれた才能を見た。(高石智一/編集者) ちょっと切なくて、懐かしくて、愛おしい日々。 その残響が、きっと読む人の過去も未来も花火のように照らしてくれる。 心に染みる、ちいさなお守りのようなエッセイたち。(鈴木永一/本屋イトマイ 店主) 人生はいいものなのかもしれないな。 アイさんの本を読んでいたら、なぜかほっとして涙が出た。(渡辺愛知/雑貨と本gururi 店主) 34年間住んだ東京を離れて九州に戻ったのに、こんなことを書かれるとまた青春したくなって帰りたくなるじゃん!(神田裕/本と羊 店主) あなたの声は消えてしまっても、その響きはわたしの中に残り続けてる。 ササキさんの言葉で、思い出した。(熊谷充紘/twililight 店主) まだ見ぬこれからに不安を添加して想いを馳せるのもいいが、過去をゆったり振り返ることにより、未来に想いを馳せることもできる。毎日がかけがえのないものだ、そんな気持ちになる一冊。(中川和彦/スタンダードブックストア 店主) ----------------------